M・吉田のブログ

はじめてお越しの方は、左側「カテゴリー」の「おすすめ過去記事リンク集」などからどうぞ。

PSPとエミュレータについて考えてみたこと

2005-12-12 23:59:59 | ピュアでもない日々
お隣さん(?)みたいなブログであるところの珈琲おいしいが一周年のようで。
いやはや、おめでとうございます。
12月12日生まれのブログですね。

12月12日生まれと言えば、そう、ご存知「PSP」の発売日と同じですねー。
あれから早や一年ですか。時の流れは、はやいものです。
そんなPSPも、なにやら「GIGA PACK」なる年末年始生産限定パッケージとか出すみたいですね。
年末商戦にかけてきているということでしょうか。

PSP、ボタンが凹んだり、UMDが飛んだり、何はともあれロード時間が長い、等と言った問題は解消したんでしょうか。
移植系以外のゲームはまだまだ少ないので、残念ながら食指が動かないところでありますが。


さて、こういうことを取り上げていいものやら、どうかと思いますが、
もう1年前から広まっていると言える話なので、取り上げてみますが、
PSPでは、ファミコンやスーパーファミコンなどを“裏ワザ的に”動かすことができるんですよね。
まあ、要するに「エミュレータ」ですが。


ここでは、ゲーム機のエミュレータに関する善悪や価値観については、さておきます。
他のサイトなどで十分に取り上げられているでしょうしね。
ここで考えたいのは、なぜエミュレータで遊ばれるのか、ということです。


ソニー側の対策としては、PSPを動作させるためのファームウェアをバージョンアップさせると、
エミュレータを動かすことができなくなるようになるようにしており、それはそれで妥当でしょう。
しかし、ポイントとしては、3万円近くするのにPSPを遊ぶ用途に使っていない人がいるということですね。

つまり、エミュレータで遊ぶ人にとっては、PSPで遊ぶよりもエミュレータで遊んだ方が面白いわけなのでしょう。
移植ソフトを遊ぶ、もしくは、ただ単純に屋外でゲームがしたいということであれば、
エミュレータで事が足りてしまうわけなのですからね。
むしろ、読込が短くて快適かも知れません。

もっと早いうちに、PSPから、本当にPSPならではで遊べるソフトが出ていれば、
こういう現状にはなっていなかったんじゃないかな、と思います。
エミュレータのゲームを遊ばれてしまっているという事態は打破できたのでは。
動作させられるようになったとしても、ファームウェアをバージョンアップする人もいたのではないでしょうか。

現状となってしまては、エミュレータとして動作するPSPを持っている方は、
もうバージョンアップさせることはないと思いますが。


「安定路線」と思われた、ソニー流・王道販売戦略も、
PSPを機に、考え直すべきである点が生まれているでしょうね。

いや、考えてみれば、プレイステーションの時代には、意欲的なゲームを出していたはずなんです、ソニー。
その心をもう一度、取り戻してみて欲しいものです。



それとも、いずれキラーソフトを出して、エミュレータ用のPSPと、PSPソフト用のPSPとで、
「二重取り」でも画策しているのでしょうか?







~~~~~~

【余談】

ちなみに、エミュレータ、と聞くと良くない印象を持つ方もおられるでしょうが、
単純に「エミュレータ」と言う場合、コンピュータの世界では普通に用いられる「技術」なんですよね。
要は、異なる環境で、別のハードやソフトの機能を実現したものですね。
念のため。




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする