続き
11月10日(火) 入院4日目。回診時に少々力のないガスが出たことを話す。主治医は、「イレウス管からの吸引量も少なくなっているので、もう少しの辛抱!」とのこと。朗報である。
睡眠薬の効果あまりなし。寝つきはよかったが目覚めが早すぎ、午前2時頃から暗闇の狭いベットで目ばかりギョロギョロ。しょっちゅう寝返りをし、おトイレに起き、隣人に迷惑をかけているようで気が気でない。従って日中は頭がもうろうとしてすっきりせず本を読んでも集中しない。気分転換もあり、日中は出来る限り廊下歩行を心がけるが、誰もしていないので少々 気が引ける。
挿入管のイン咽頭部への接触が気になり不快感が付きまとう。X線腹部撮影。時々力のないガスを排出する。
病院中庭?の花壇 きれいに整備されている
11月11日(水) 入院5日目。 10時の回診時、「イレウス管からの吸引量が無くなったようだから、明日は管を外すかもしれない」とのこと。苦役からの解放である。明日が待ち遠しく、ワクワクしながら院内の廊下を徘徊。
二階の書架から新谷弘美著「胃腸は語る」をお借りし、談話室やベットで読む。寝不足のもうろうとした頭で読んでも、自分の体験とつながることから身近に感じられ共感、感銘すること多し。退院後家で読みたいと思い、電話で書店に購読の申し込をする。
夜間、睡眠薬を服用するもあまり効果なく、遅くまで読書、テレビ鑑賞をし看護師さんに注意される。また辛く苦しい夜が始まる。
院内 癒しのコーナーの生花
11月12日(木) 入院6日目。今朝も目覚め午前3時。以降明け方まで暗闇でうつらうつら。明るみに起き出し談話室から日の出や院外の風景に見入る。ひと時の気分転換である。
10時の回診時、「腸内からの内容物も皆無なので、今から管を取ります」とのこと。「息を止めて・・・、ハイ楽にして・・・」の繰り返しで1or2分ぐらいだろうか?、吐き気あり、痛みもあり、抜き取りも大変だ!。管が2.5~3m位入っていたとか。挿入も、抜き取りも患者にとってはかなりつらい体験である。点滴は継続でも、鼻からの管が無くなったので気分的にはルンルンである。
午後、久しぶりに入浴。気分まことに爽快である。3時ごろ、突如緊急の院内火災警報が鳴る。暫時して火災報知機の誤作動であるとの放送でホッとする。
イレウス管抜き取るも、昼夜食一切なし。シフォーなる粉末を水で溶きシロップ状にして飲み下す。今夜は処方された睡眠薬を取りやめ、自力睡眠を試みる。
談話室から日の出を見る。
続く 次は最終回。 どんどはれ! The end
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