寺伝によれば、寺域内の観音堂は、延暦年間、鎮守府将軍坂上田村麻呂が当地の
族長金丈丸を成敗し、その首を埋めた墓上に御堂を建て、11面観世音を祀ったのが
始まりという。
それから140年経た天慶九年、気仙郡司金氏が学匠淳祐を近江の国から勧請し
龍福山長谷寺を建立し、以降永い歳月地方文化の中心として栄えたという。
その間、人心の荒廃による寺院の寂れ、祝融、そして再興などなどと、栄枯盛衰
を重ねて今日に至る。
修復された本堂と手前は風情のある観音堂
・堂宇老朽破損激しく昭和49年10月収蔵庫竣工。
・長谷寺本堂の屋根の銅板葺き替えと庫裏本堂の修復工事
平成25年4月17日竣工、5月26日落慶法要・記念式典を行う。
檀家のない、兼務住職の寺であるが、当寺の11面観世音を信仰する人々で
毎月17日をご縁日と定め、住職の読経、法話を聴く会を組織している。
1月17日は恒例のご縁日の日。30人近くの方々が集まり、ご祈祷、読経、法話
に耳を傾け、終わって「年初めの懇親会」。会食をしながら、今年一年の11面観音様の
ご利益について語り合う。
そして、カラオケあり、健康体操ありで楽しいひと時を過ごした。
釜飯、酢のもの、おいしいお新香も用意されみんなで舌づづみ
和尚さんと責任総代さん
椅子に座っての健康体操。今どきのご老体は何でも興味あり!
あるぞ!あるぞ! この一年 観音様のご利益が。
善男善女の「ご縁日」衆の年初めのひと時でした。 End