連れ合いが、猪川農協支所から「にっぽん丸で航く 錦秋の北海道・釧路クルーズ3日間の旅」のパンフを頂いてきたのはいつ頃だったろうか?
クルーズ経験は、H9.7/30~8/2(船中2泊、ホテル1泊)日程の 「飛鳥クルーズと横浜花火大会」(今流では飛鳥Ⅰだろうか)(岩手日報社企画、宮古港乗船)以来。
参加の動機は ①数えてみれば金婚記念の年 ②大船渡港発着のチャータークルーズであること ③「美食なる船」と呼ばれるにっぽん丸の豪華な?料理の魅力 ④多彩なオプショナルツアー ⑤気分転換のため大海原を満喫したい… だろうか。
9/16. 11:00 大船渡港出航。 太鼓演奏、大権現舞、バンド演奏での見送りと、紙テープでつなぐ情緒的な出港セレモニー。プロムナードデッキではボンボヤージュースによる乾杯。
出港後のデッキは、各人船室におさまり、賑わいの4Fプロムナードデッキも閑散。にっぽん丸の左舷は暫時の間陸地と、そして右舷は大海原と並走。秋晴れの空と静かなうねりの伴った航行である。
昼食Menuを披露 ざる蕎麦、蓮根の鋏み揚げ、蛸と胡瓜の酢の物、ネギとろ丼、香の物、はちみつ葛スープ、日本茶 於2F メインダイニング「瑞穂」
船内散策 部屋に落ち着き暫時して船内の探索、ここは 7F ホライズンラウンジに向かう通路だったろうか?
第1日目 デナー。 6F オーシャンダイニング「春日」にて。今晩のメニューは?
第2日目 早朝5:00の4Fデッキ 洋上からの日の出をビデオに撮ろうと、勇躍早朝の4Fデッキに降りるが、あいにくの霧。夜来の雨、そして霧で甲板は水びたし。早い時間からフイリッピン人の甲板員たちが水で濡れた甲板の掃除に余念がない!
おはよう体操6:45 少々の風あり、7Fのスポーツデッキから、4Fドルフィンホールに場所を移動。お目覚めの体に優しいストレッチで心地よい汗を流す。専属トレーナーの適切なアドバイスに笑顔の我が広がる。
釧路港入港9:00 釧路港での歓迎レセプション 釧路市は、道東の最大都市。政治経済の中心都市で、人口16万超の道内第5位の都市である。道東観光の海に開かれた玄関として、国内客船はもとより」10万トンをこす豪華外国客船の入港も再三である。
入港間もなくオプションツアーへ出発。 私達夫婦は 4コースのうちから「道東名所巡り、屈斜路湖・美幌峠・摩周湖ツアー」を選択。総勢90数名。2台の大型観光バスで、いざ出発。
摩周湖にて。 7000年前の巨大噴火によって生成された窪地に水がたまり出来たカルデラ湖。面積19㎡、平均深度138m。湖に接する河川がなく、外部からの流入有機物がなく、水温も低いことから微生物類の繁殖も少なく、「日本一の透明度」を誇る。 晴天下の摩周湖。湖面に映る対岸の尾根、そして雲。素晴らしい情景に感動! 胆振地震にもかかわらず、多数の観光客で賑わう。
美幌峠にて 「阿寒摩周国立公園」内の標高525mの美幌峠より日本最大のカルデラ湖である屈斜路湖の雄大な景色を楽しむ。帰路は屈斜路プリンスホテルにて北海道バイキング料理を楽しむ。
係留のにっぽん丸船上より釧路港の落陽を望む バスのガイドさんの「釧路の夕日は、世界三大夕日の一つに数えられている」との説明に闘志をを燃やし船内を駆け回るも、5Fデッキからは倉庫群に司会をさえぎられる。 8F最上階デッキから撮ればよかった!
18:00 もはや釧路港出港 北国の夕暮れは早く薄暮を越しての暗闇。 紙テーブ、ペンライトでの盛大なお見送りを受ける。船上デッキからも別れを惜しむペンライトがいつまでも振られていた。
第3日目5:30。 復路船上より日の出を望む。水平線からの日の出を狙いながら、今回もタイムミス? あれっ、昇ったあとじゃん!
舷窓より三陸の陸地を望む 釜石の魚藍観音像を見てからは、右舷に三陸の陸地が見えてくると、船首デッキには人だかり。「あっ、吉浜の海岸だ!」 綾里崎を通っているところだ…」「あれは、長崎?」 船内の高台から郷里の岬や浜がどのように見えるのかが最大の関心事だ。
湾口防波堤を通過、 真正面に大船渡温泉の建物を見、湾口防波堤を通過、いよいよ細長くくびれた湾内に入る。狭い湾内に設置された養殖筏や浮き玉、作業中の漁船」などの間をどのように航行するのか興味津々。珊瑚島を赤崎よりに迂回して進むことも新発見だった。
16日の夕食の席上、突然の金婚祝のご指名が有り、会場の皆さんの祝福を頂きながらケーキのプレゼントと久保船長との記念写真撮影をうける。
自称「金婚記念」と決め込んだクルーズ。澄みきった青空と穏やかにうねる海原を眺め 、非日常のゆったりとした気分に浸る。つかの間のクルーズだったけど、お天気良し、お食事よし、船内のエンターテインメント良し、摩周湖・美幌峠の景観また良し。 Thank you for everything