大船渡 折々の記

大船渡の風景、釣り、菜園、献立、日々雑感

364 にっぽん丸 北海道クルーズ

2018年09月22日 16時49分34秒 | 旅行記

  連れ合いが、猪川農協支所から「にっぽん丸で航く 錦秋の北海道・釧路クルーズ3日間の旅」のパンフを頂いてきたのはいつ頃だったろうか?
 クルーズ経験は、H9.7/30~8/2(船中2泊、ホテル1泊)日程の 「飛鳥クルーズと横浜花火大会」(今流では飛鳥Ⅰだろうか)(岩手日報社企画、宮古港乗船)以来。
 参加の動機は ①数えてみれば金婚記念の年 ②大船渡港発着のチャータークルーズであること ③「美食なる船」と呼ばれるにっぽん丸の豪華な?料理の魅力 ④多彩なオプショナルツアー ⑤気分転換のため大海原を満喫したい… だろうか。

               
 9/16. 11:00 大船渡港出航。 太鼓演奏、大権現舞、バンド演奏での見送りと、紙テープでつなぐ情緒的な出港セレモニー。プロムナードデッキではボンボヤージュースによる乾杯。

             
 出港後のデッキは、各人船室におさまり、賑わいの4Fプロムナードデッキも閑散。にっぽん丸の左舷は暫時の間陸地と、そして右舷は大海原と並走。秋晴れの空と静かなうねりの伴った航行である。

                  
 昼食Menuを披露  ざる蕎麦、蓮根の鋏み揚げ、蛸と胡瓜の酢の物、ネギとろ丼、香の物、はちみつ葛スープ、日本茶   於2F メインダイニング「瑞穂」

              
  船内散策  部屋に落ち着き暫時して船内の探索、ここは 7F ホライズンラウンジに向かう通路だったろうか?
                  
   第1日目 デナー。 6F オーシャンダイニング「春日」にて。今晩のメニューは?
         
第2日目 早朝5:00の4Fデッキ  洋上からの日の出をビデオに撮ろうと、勇躍早朝の4Fデッキに降りるが、あいにくの霧。夜来の雨、そして霧で甲板は水びたし。早い時間からフイリッピン人の甲板員たちが水で濡れた甲板の掃除に余念がない!
         
 おはよう体操6:45  少々の風あり、7Fのスポーツデッキから、4Fドルフィンホールに場所を移動。お目覚めの体に優しいストレッチで心地よい汗を流す。専属トレーナーの適切なアドバイスに笑顔の我が広がる。
         
  釧路港入港9:00  釧路港での歓迎レセプション  釧路市は、道東の最大都市。政治経済の中心都市で、人口16万超の道内第5位の都市である。道東観光の海に開かれた玄関として、国内客船はもとより」10万トンをこす豪華外国客船の入港も再三である。
         
 入港間もなくオプションツアーへ出発。  私達夫婦は 4コースのうちから「道東名所巡り、屈斜路湖・美幌峠・摩周湖ツアー」を選択。総勢90数名。2台の大型観光バスで、いざ出発。
          
 摩周湖にて。 7000年前の巨大噴火によって生成された窪地に水がたまり出来たカルデラ湖。面積19㎡、平均深度138m。湖に接する河川がなく、外部からの流入有機物がなく、水温も低いことから微生物類の繁殖も少なく、「日本一の透明度」を誇る。 晴天下の摩周湖。湖面に映る対岸の尾根、そして雲。素晴らしい情景に感動! 胆振地震にもかかわらず、多数の観光客で賑わう。
              
 美幌峠にて  「阿寒摩周国立公園」内の標高525mの美幌峠より日本最大のカルデラ湖である屈斜路湖の雄大な景色を楽しむ。帰路は屈斜路プリンスホテルにて北海道バイキング料理を楽しむ。  
         
 係留のにっぽん丸船上より釧路港の落陽を望む   バスのガイドさんの「釧路の夕日は、世界三大夕日の一つに数えられている」との説明に闘志をを燃やし船内を駆け回るも、5Fデッキからは倉庫群に司会をさえぎられる。 8F最上階デッキから撮ればよかった!
         
  18:00 もはや釧路港出港   北国の夕暮れは早く薄暮を越しての暗闇。 紙テーブ、ペンライトでの盛大なお見送りを受ける。船上デッキからも別れを惜しむペンライトがいつまでも振られていた。 
             
  第3日目5:30。 復路船上より日の出を望む。水平線からの日の出を狙いながら、今回もタイムミス? あれっ、昇ったあとじゃん!
        
 
             
   舷窓より三陸の陸地を望む   釜石の魚藍観音像を見てからは右舷に三陸の陸地が見えてくると、船首デッキには人だかり。「あっ、吉浜の海岸だ!」 綾里崎を通っているところだ…」「あれは、長崎?」  船内の高台から郷里の岬や浜がどのように見えるのかが最大の関心事だ。
        
 湾口防波堤を通過、  真正面に大船渡温泉の建物を見、湾口防波堤を通過、いよいよ細長くくびれた湾内に入る。狭い湾内に設置された養殖筏や浮き玉、作業中の漁船」などの間をどのように航行するのか興味津々。珊瑚島を赤崎よりに迂回して進むことも新発見だった。

  
  16日の夕食の席上、突然の金婚祝のご指名が有り、会場の皆さんの祝福を頂きながらケーキのプレゼントと久保船長との記念写真撮影をうける。
  

  自称「金婚記念」と決め込んだクルーズ。澄みきった青空と穏やかにうねる海原を眺め 、非日常のゆったりとした気分に浸る。つかの間のクルーズだったけど、お天気良し、お食事よし、船内のエンターテインメント良し、摩周湖・美幌峠の景観また良し。 Thank you for everything


         


県道1号線を走って(沢内編)

2017年09月03日 10時33分43秒 | 旅行記

  8月29日、眼科診察のため盛岡へ。大船渡6:15発で、遠野・宮守から盛岡南ICまで自動車道を約2時間で盛岡着。診察終了後、久しぶりの好天気に誘われて、雫石-西和賀町-北上経由のドライブで大船渡に帰ろうと思い立った。
 国道46号線経由繋十文字交差点で御所ダムを眺めながら南下?つなぎ大橋を渡って対岸の道路を一路和賀町・沢内へ。

            
 つなぎ大橋を渡って、対岸のつなぎ温泉。橋の突き当たり道路を右折して県道1号線へ
           
 雫石の南畑を通過し、変哲もない山道?を暫く走ると、忽然とトンネルあり。トンネル名、両サイドのカタクリ等のデザイン、鬱蒼観に、ついカメラを向ける。このトンネルを通過すると、もう旧沢内村・貝沢である。延長約1300m、平成8年竣工の新道である。

          
 豪雪地帯ならではのスノーシェルターである
         
 山伏トンネルから程近くに、「ホテル森の風 沢内銀河高原」。アジア・ビアカップ2016「金賞受賞」のビール工場施設併設。間近に和賀山塊を望む自然に包まれた静寂の宿で、カタクリ、高原の風、色つきの秋、銀世界の冬、西和賀の四季を肌で感ずる施設である
         
 豪雪地帯ならではの屋根の作りである。積雪にならないように急斜面をつけたトタン葺きである。雪下ろしの危険、手間を少しでも省こうとの工夫であろう。
         
和賀川の源流の景観に彩どりを添える小島で、厳島神社が祀られているという。朱塗りの2つの橋が架けられ、両岸の岩肌と急流と織りなす樹木。箱庭的な美しさであり、特にも秋の紅葉の眺めは見事であろうと推察される。
         
大田地区に3つの寺院あり。   玉泉寺:仏舎利、三十三観音霊場、座禅ができるという

         
碧詳寺:境内に碧詳寺博物館があり、国内から収集したマタギの資料はじめ、民俗資料が4棟に分けて多数展示されている。(特にマタギ資料はS53年国の重要民俗文化財に指定)。折角の機会であり、館内資料を見て回ったが、撮影禁止とのことで紹介できず残念。

     
浄円寺: 民謡「沢内甚句」にかかわる「およね地蔵尊」

        
碧詳寺前の食堂、土産どころである。
        
とろろそばを食す。750円也 程よく冷え、おいなりさんと煮付けもまた美味であった。
        
 沢内バーデンには8種類の浴槽があり、特にもおおすすめは漢方生薬の「薬湯」はじめ、それぞれの体質や好みに合わせて自由に選べるバラエティに飛んだとんだ健康温浴とか。また食事も地元産品をふんだんに取り入れたものとの評判あり、宿泊、日帰り入浴ともにリーズナブルなことで人気が高い

  因みに、岩手の県道1号線は、「岩手県道・秋田県道1号線盛岡横手線」が正式名称で、実延長:58,478.1m
 起点は盛岡市・裁判所前交差点から中央通、長田町、材木町、盛岡駅前北通、夕顔瀬町などを経て稲荷町交差点で国道46号線と合流、雫石バイパス東口交差点で国道46線から分岐、以降西安庭、南畑を通過し、西和賀町に入り、沢内、湯田、湯本を経て大沓で国道107号線と合流、横手市。安田交差点で終点。 盛岡から秋田県横手市に至る主要地方道である。
   

 当日は途中、沢内バーデンか、湯本又は湯川温泉で一泊も考えたが、意を決して泊なしの、大船渡ー盛岡ー西和賀町ー大船渡の一日コースとなった。走行距離約310km   ご老体には強行軍だったと反省  どんどはれ!


晩秋の107号線

2016年11月20日 13時43分44秒 | 旅行記

   11月18日(金)   久しぶりの陽気に誘発されて旅心が彷彿と…。 朝食後、連れ合いのOKがあって、急遽単独行のドライブへ。9:30愛車のフイットを駆って晩秋の107号線を北上、西和賀町をめざす。
  紅葉の季節は去って、たまさかの風に落葉が路上を舞う。和賀仙人を過ぎ、続く坂を上りきると車窓左手にダム湖・錦秋湖。スノーシェッド越しに湖畔の風景を楽しむ。
 107号線に沿う和賀川の風景を思い出したようにカメラを持ちだしてはパチリ!。 ただただ思いつきでシャッターをきった次第。
 

      
 和賀仙人橋から眼下の風景
        
 錦秋湖 天ケ瀬橋よりの眺望
         
 錦秋湖 天ケ瀬橋より107号線下り道路を望む


        
 大石付近JR北上線鉄橋を望む
       
 川尻運動公園から鉄橋を望む
        
 大沓付近の和賀川

  国道107号は、大船渡市を起点に北上市、奥州市、西和賀町を経由し、秋田県横手市から本荘市に到る国道路線で、別名盛街道、子規ライン、平和街道などともいわれる。

  今回の目的地西和賀町には湯田温泉峡(湯本・湯川・巣郷・峠の湯)があり、砂湯、岩盤湯、穴っこ湯、かけ流し、露天風呂、駅舎湯(ほっとゆだ)など意匠を凝らしたたくさんの湯宿があり、旅の疲れ、日頃の疲れを癒すのに是非とも立ち寄り温泉を堪能するのも一興。
  どんどはれ!

    


 ミステリーツアー

2014年03月21日 15時15分52秒 | 旅行記

     3/16~17。 一泊二日の岩手開発観光のミステリーツアーに家内と参加。国道45号線の道々参加者をのせて、総勢11名にドライバー、添乗員、ガイド付きの豪華版。  

   県、市、国道、高速道の分岐点の都度、右折すれば〇〇、左折すれば△▲と、宮城・福島。秋田・青森と、幾回となく行く方面や場所の謎解きしながら、結局は青森の弘前界隈。  昼食を南田温泉・ホテルアップルランドで摂り、芝居を観劇。「行ってらっしゃい」と総出のお見送りを受け、近辺の観光施設、場所をめぐり、さて今夜の泊まりはどこの期待に、結局は昼食会場のホテル。こんなこともまた楽しのミステリー。 へぇ、こんな田舎にこんな大きな保養施設がと思えるホテルで、サービスも、朝夕のバイキングも結構様でした。

    Dscf0613_2  吹雪の東北自動車道

  岩手山SA~安代IC間は通行止め。地方道の雪道をのろのろ。いよいよミステリーじみてきました

  翌日はなんと、黒石のこけし館、こみせ通りを見学、自動車道を小坂インターで降り、さては康楽館とおもいきや、なんと雪回廊の樹海ラインを経て、凍てつく十和田湖畔へ。シーズンオフの十和田は旅館も土産店も森閑として雪の中。

    Dscf0642  雪回廊の樹海ライン

      Dscf0646  氷の張った十和田湖

         Dscf0648 散寒とした休みや付近

  昼食を摂り、近辺を散策するも寒くてさむくて。乙女の像までは雪の中でとてもとても。 

  十和田湖を後にしてからは一瀉千里、高速道を南下。昨日の吹雪とは打って変わって、強い日差しの中を快適なバスの旅。岩手山SAで雄大な岩手山の山容をみ、道々の風景に改めて、「あぁ、岩手!」を実感。    
  大船渡・開発観光本社前着18:00。平山ドライバー、村上添乗さん、ガイドの三浦さん、お世話様でした。同行のみなさんご苦労様でした。