鈍いなまくら刀で社会を斬る!

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西郷どんの決心がわかりました

2018年12月20日 00時07分13秒 | エンタメ
西郷どんの最終回、涙がこぼれました。

西南戦争の西郷隆盛の決心がやっとわかりもした。

時代に取り残された武士達を、最後に武士らしく戦って終わりにさせてあげる。
その武士達の頭領として、象徴として自分も死ぬ。
これで全国の武士たちが心機一転、新しい社会に参画していうことが出来る。

これが西郷隆盛の考えでした。

しかし、私も涙した最終回にケチをつけるのもなんですが、
これらのことを、ドンピシャ、まんま隆盛、糸、菊次郎らに言葉で語らせた。
それはダメでしょ。

脚本及び演出の敗北です。

勿論、言葉も使っていいけど、決心した動機をそのまま言葉にしたらダメ。
もっと、まわりくどいか、抽象的か、別の表現を使って、ある程度視聴者に
想像させないとダメ。

これが出来ないと、死んで「可哀想」とか「悲しい」という表面的な涙は出ますが
心の底から泣けないんですよね。

武士たちを想い、日本を思う崇高な心と、終わりが「死」以外にないという決定された
悲しさとをもっと脚本にして、演出しないと。

セリフとして核心そのものをサラっと言われても、今までの流れがあるから、
主人公が死んじゃえば悲しくて涙は出るけど、本当には泣けない

私が今回の大河ドラマを採点するなら、80点。合格点スレスレって感じでしたね。

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