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鈍いなまくら刀で社会を斬る!

デザイン・サッカー・世の中など思ったことを(出来るだけ)冷静に、(極力)論理的に

安全保障としてのエネルギー政策

2018年10月14日 16時03分26秒 | ポリシー
九州で太陽光の電力を抑制するそうです。
結局、太陽光、風力などの再生可能エネルギーを真剣にやる気がないということですね。

需要と供給のバランスが崩れるのであれば、余剰電力を別のものに使うとか
貯めるとか、真剣に考えれば良いのですが、考えない。
結局、原子力発電を動かしたいだけなんですよね。
完全に補助金や、いわゆる原発ムラと言われている利権があるので。

安倍総理は右翼的と言われていますが、金に目がくらんで国を守るということを
考えていないか、もしくは、エネルギー政策を軽く考えているのかも知れません。

今は、右翼的な感じの人が原発推進で、左翼的な感じの人が再生可能エネルギー推進的な
なんか変な状況が生まれていて、今回の九州の件で浅学な人が色々と言っていますが
議論の本質が全くわかっていないので、念の為書いておきます。

簡単に言うと、日本のエネルギー政策は、原油やウランと決別すべき、なのです。

輸入しなければやっていけないエネルギーに頼ってはいけません。
エネルギーを自給自足出来る方策を考えるのがこれからのエネルギー政策の本質なのです。

もともと、原油と株価をデカップリングしたい、ということで原子力が始まりました。
しかし結局ウランを輸入することが必要であること、発電後のゴミを処分出来ないことが
問題となっています。そして解決は不可能です(勿論、災害時に日本が滅亡するくらいの
インパクトがあるということもありますが、それは「非常時」だと想定して、
議論の俎上にはのせないことにします)。

本質論として輸入資源に頼ったエネルギー政策というのは、怖いと思いませんか?

安全保障ということを考えて、国内で完結出来る再生可能エネルギーで
国内の電力を生産するにはどうしたらよいのかということが、今後行うべき議論の本質です。

原油のアラブ諸国や、ウランのカナダ・オーストラリア・ニジェールなどが
日本に対して敵対的になるリスクは低いと思いますが、世の中何があるかわかりませんし
産出国が敵対的にならなくても輸送中や精錬や転換で何かおこるかも知れません。

目の前にある技術でいうと、原油でもウランでもなく、電気や水素に移行すべきですし
AIを使った効率的な配電を行っていかなければなりません。
勿論、長期的には、原子核融合の研究も行う必要もあります。

今回の九州の件は、余剰電力を別の状態に転換して、使い倒すという真剣さが
足りていないことが問題なのです。余剰が出やすいから筋が悪い発電ではないのです。
それを大前提に技術開発を真剣にしていないことが悪なのです。

そして政治家は、エネルギーの自給率を高め、日本の安全を守る、ということを
こちらも真剣に考えて政策にしてほしいのです。
エネルギーや食料は、そういう状況になってみないと安全保障というリアリティが
出てこないですし、東日本大震災で起こった計画停電も、喉元過ぎればで、すでに忘却の彼方です。

とにかく真剣さが足りません。
憲法改正なんか後回しで良いです。

それよりも日本の安全保障を担保するための真剣なエネルギー政策を議論して欲しいのです。


自衛隊破棄という改憲派がいても良い

2018年10月04日 01時01分17秒 | ポリシー
改憲派と護憲派がいます。

改憲派=軍事国家推進
護憲派=戦争しない国家推進

みたいな感じがざっくりなところですが、落とし穴というか
誰も論点にしないことがあります。

それは改憲派の中に「自衛隊すら持たない」という人がいてもおかしくないですよね?

「私は憲法を変えたい!日本は自衛隊を持つことすらおかしい」
「平和国家を目指すなら、戦争しない国を目指すなら自衛隊は不要だ」
「自衛隊は災害救助隊と名称を変更し、武器は破棄すべきだ」
「9条には、自衛の為の暴力装置も永遠に破棄する、と書くべきだ」

って言う人が改憲派にいてもおかしくないですよね?

つまり「憲法改正」議論にはいくつかの論点があって、

(1)憲法の条文について何かの変更を加えて良いのかダメなのか
(2)もし憲法を変更するとしたらどの部分を変えるのか
(3)変更部分はどのような変更をするのか

ということかと思います。

これをまとめて「憲法改正」というから議論にならないのです。
改憲派に「自衛組織も永久破棄」という憲法に変えたいという人がいても
別に問題ありませんよね「改憲派」は「憲法を変えたい派」ということしか
言っていませんから。

それから「憲法が変わらないことは異常」と言っている人たち、
何と比べて異常なのでしょうか。
もし、変わらないことが、他と比べて違うのなら、それは「異常」ではなく
「特徴(=他と違うこと)」なのではありませんか?
それは「(他国と違う)日本スゴイですねー」ということではないのですか?

そのような「変えないことは異常」みたいな状況証拠に騙されてはダメです。
「ここをこういう理由でこう変えたい」という建設的な議論をしましょう。

そうそう、建設的な議論のために出来るだけ技術論を話しましょう。
具体的に変更したい条文を提出して、9条であれば軍隊を保有することに賛成/反対の
それぞれの立場の法曹界の人間や憲法学者はこれをどう解釈するか、
またその条文は与党が変われば拡大解釈が可能なのか、などを検討すべきです。

例えば安倍総理がこう変えたいと提出した条文に変更されたとしても、
与党が自民党+公明党ではなく、立憲+国民+共産の連立政権に代わった場合、
解釈によってまた変わります、だったら意味ないですよね?

もちろん、これらの前提として、日本国を今後100年間どうしていくか、という
超本質的な国体についての議論があった上での話です。

とにかく、幼稚な言い合いはやめて、本質的な議論に時間を使ってほしいです。

沖縄県知事選挙が示している民意

2018年10月01日 01時23分07秒 | ポリシー
沖縄知事選は、玉城デニーが勝ちました。

浮かれたノー天気な野党が「これは安倍政権にNOという民意だ!」とか言いそうですが
そうではありません。
安倍政権関係なく、基地を沖縄だけに押し付けていることに対して「NO!」
という沖縄県の民意が出たのです。

万が一、枝野政権になったとしても(沖縄からすれば)同じ問題は
存続し続けるのです。

時の政権とかいう小さな問題ではなく、日本という国の体制を真剣に
考えろよ、というメッセージです。

一刻も早い米軍の撤退、自衛隊増強を進めて欲しい。
必要なら徴兵制でも良いと思います。

とにかく、日本を日本国民自身が守るということを真剣に考えなければなりません。

脳みそがお花畑のネトウヨが「非国民」が如く沖縄県民を批判していますが、
沖縄県民は日本国民です。
日本国民が困っている、大変な思いをしているのに、それを見て見ぬふりをする
そういうお花畑のネトウヨこそが非国民です。

一刻も早い米軍撤退。
自衛隊を増強し圧倒的な戦力を保持。
人口減少をカバーする為に移民受け入れもOK。
日本国籍を取る為には元母国と戦争になった場合でも日本の為に命をかけて戦うという宣誓をさせる。

日本国の政府は、これらを進めるための工程表を一刻も早くつくらなければなりません。

自民党Aと自民党Bをつくりましょう

2018年09月17日 11時56分40秒 | ポリシー
自民党の総裁選挙を見ながら思ったのですが、
自民党Aと自民党Bをつくって、そのAとBとで政権を
奪い合うということで良いんじゃないでしょうかね。

最初のAB分けは、完全にくじ引き。ガチの。

そしてその中でそれぞれが「副総裁」を決めて、「副総裁」同士が
一騎打ちで選挙に出て、自民党員全員で投票する。
勝ったほうが総裁に繰り上がる。負けた方はそのまま副総裁を務める。

他の政党はおまけみたいなもんですから、
ずっと周りで中腰で声出ししている感じ。

そうすれば変に偏らない方向に行くと思いますよ。
ぜひ!