7月23日にインドアンテの菌糸瓶交換をした際、菌糸瓶が足りなかったため、自作マットに取り出した時のプリンカップの廃菌糸を混ぜて管理していました。
菌糸ブロックが届いて瓶詰め作業をして熟成するまでの時間稼ぎです。
2週間位して掘り出してみると、3令に加齢した直後の幼虫が4頭ばかりいたので、その子達はもうしばらくの間このままで様子をみることにしました。(脱皮直後の幼虫に菌糸瓶交換は危険な気がしたため)
他の幼虫達は菌糸瓶に移しました。
加齢直後の幼虫達はそっとマットと菌糸カスの入った容器に埋め戻しておきましたが、その際に新しい産卵木も試しに埋め込んでおきました。そして容器の口に新聞紙を被せ、ガレージの床面に置いておきました。(我が家では、半地下ガレージの床は一番温度が低い)
1ヶ月以上放置していたので、さすがに心配になり、菌糸瓶へ移そうとマットを取り除いてみますと、1頭はカリン糖状態で★になっていました。
長期間放置しすぎてマットが再発酵してしまったようです。
「あれ? 4匹残っていたはずなのに・・・」
埋めておいた材の表面に付着しているマットを左官ブラシで綺麗にすると、材を囓った痕跡があります。さてはこの中に逃げ込んだのか・・・
材を割ってみると、かなり大きな幼虫が顔を出しました。再発酵して温度が上がったマットから、材へと避難していたようです。
断熱効果の高い材の中なら安全だったのでしょう。頭いいですね!
何だか材割り採集している気分になってきました。
すぐに1400ccの菌糸瓶に放り込みます。まだ、アンテには熟成が浅いような状態ですが仕方がありません。
結構大きな居食い部屋ですね!
すぐ隣から別の幼虫が現れました。この子は顎が大きいです。雄でしょうか?
皮一枚で仲良くしていたのですね。寂しかったのでしょうか?
そのまた隣にも皮一枚隔てて3頭目の幼虫がいました。何でなの・・・
材をばらして行くと理由が分かりました。
向かって左側から右側に材を食べ進んでいたのですね! そして謎の幼虫(赤丸部)
ということは行き止まりで餌切れ寸前だったことになります。
名刺を作成した時に、ついでに印刷した管理ラベルを貼り付けて・・・
別宅の涼しい床下収納庫(だだの縁の下ですが・・・)へと飼育場所を移しました。
床下では、コーナンで買った98円の種苗トレーの裏に胴縁(木材)をネジ止めして、小さなハンマーキャスターを4個取り付けた台車が便利です。
奥行きも60cmあるのでかなり奥まで押し込めます。
手前の大きな容器はヘラクレス達です。
前に菌糸瓶交換した子達の方が明らかに大きく成長していました。やはり材では栄養が足りないのでしょうかね?
菌糸と醗酵マットを混ぜるのは、かなり危険です!菌糸からの水分でマットがベチャベチャになり、再発酵の可能性が高いです。
冬場ならともかく、気温が高い春~夏場にかけては醗酵熱で幼虫の生育には負担が大きすぎますので、くれぐれも真似しないようにしてください。
脱皮直後の幼虫はデリケートに見えますよね。
私の場合は後には引けない状態の時がほとんどですので、
前回のビンの自分の糞とか混ぜたりします。
でも居心地が悪いようで、いくら掘って入れてあげても上に上がってきてしまう事が多いです。
なので菌糸への投入の中止は適切だと思います。
脱皮直後は幼虫の皮膚も薄く見えるので、菌糸オガの角に当たると痛いと思います。
もし、菌糸瓶に投入すれば、「オガの角が痛いよ~」という声が聞こえてしまいそうです。
この辺が居心地の悪さなのかもしれませんね・・・