愛・里山  ~クワガタ・カブト飼育の記録~

50歳から始めた!アンタエウス、クルビデンス、国産オオクワガタ、外国産オオヒラタ・ヘラクレスなどの飼育日記。

ヘラクレス ヘラクレスマット交換

2012-11-18 23:49:54 | ヘラクレスオオカブト

 飼育容器の側面にミミズが沢山蠢いています。「気色悪いっ! それにでかいシマミミズだ!」

シマミミズが太くなっているので、マットの表面から中層くらいまでミミズ糞土化しています。

 

そんな訳で、ヘラクレス・ヘラクレスの全マット交換をすることにしました。

ミミズを掻き分けてマットを掘り進んで行くと、まずまずのサイズの幼虫が現れました。

気になる体重は、

105gです。

あらかじめ自作マットを詰めた交換用容器があったので、即、放り込みます。

今回の自作マットは、廃菌床にたっぷりの小麦フスマと朽木オガを加えてゴミ処理機で発酵させた後、完熟腐葉土を加えて、さらに攪拌し90ℓゴミバケツに寝かせてあったものです。

かなり高温発酵していたのでミミズやキノコ蝿の発生はありません。ミミズが巨大化するならヘラクレスも・・・。なんて甘いのかな??? 

かなり黄色味がかってきましたが、動きは俊敏です。危うく噛まれそうになりました。

新しいマットは気に入った様で、すぐに潜り込み始めました。

ほぼ1年で105gか・・・。 まあ、成長がゆっくりな方が良いのかもしれません。

血統付き幼虫でもないので過度な期待はしていませんが、来年の夏頃には勇姿を見れるのかな? 待ち遠しいです。

前に交換した日時が4/30になっていますが、ミミズ除去やマットの目減りなどで、間に2回くらいマットを追加しています。今回は全マット交換になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ネパールアンテ コタンF5 羽化

2012-11-18 23:30:34 | アンタエウス

 「菌糸瓶の通気口のペーパーが破れているということは羽化しているな。」

と、蓋を開けると、挟んておいた不織布にオスのネパールアンタエウス コタン F5新成虫が絡まって、もがいていました。

危ないところでした。気が付くのが遅ければ体力を消耗して死んでいたことでしょう。

30分程かかって、ピンセットと鋏でからんでいる繊維を取り除いてやりました。

「ゴメンよ~!」

もう、化学繊維系の不織布は使わないようにします! 

 

今期は割と高温気味の管理だったので、全体的に羽化が早いです。

舌を盛んに出しているので、「さては、温室内の空気が乾燥していたので水分が欲しいのだろう。」とゼリーを与えると、大顎を突きこんで食べ始めました。

蓋パッチんしても、ケースを動かしても全然動じることなく食べ続けています。

態度だけは大物ですが、サイズ?? 計り忘れました。75mm位でしょうか。 

水を染み込ませたティッシュも飲み水用に入れておきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


南ベトナム クルビデンスSSP羽化 

2012-11-18 23:18:41 | 南ベトナム クルビデンスSSP

菌糸瓶のチェックをしていたら、南ベトナムクルビデンスSSPの♀が羽化(脱走)しており、蓋を開けたところ、オスの菌糸瓶から現れました。

 

春先のバラバラ事件の再現か?とあせりましたが、容器の側面から見ると既に羽化している♂が動いています。それに穿孔した様子もない。

♀は、 

「早く出てきてよ~。お婆ちゃんになっちゃうじゃない!」と言いたかったみたいです。

リベンジを誓ったクルビですが、早期羽化なので望み薄かも・・・。

ここの♂は1ヶ月位前から羽化していたので、もう1ヶ月くらいの間に出て来るでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


オオクワガタ 佐賀県 神崎産 CBF2 菌糸瓶交換

2012-11-18 23:00:57 | オオクワガタ 佐賀県 神崎郡

今日は久しぶりのクワ曜日です。

長らく放置していた菌糸瓶のチェックをしましたが、劣化が進んでいる瓶が目立ちました。

劣化がひどい国産オオクワガタ 佐賀県 神崎産 CBF2の菌糸瓶からは24gの幼虫が

 出てきました。 

頭がちょっと小さいか?

8月24日から瓶詰し熟成して置いた月夜野1400ccへ急いで潜り込んで行きました。

 

 

 

 

 


クワガタの共生バクテリアに関する考察(勝手な妄想)

2012-11-16 23:50:05 | 日記

昨日までの仮説の整理

■クワガタの共生菌である、寒冷地バクテリアは朽木の分解能力が高く、熱帯系バクテリア は分解能力が低い。

■熱帯系バクテリアの分解能力が低いにも関わらず、朽木の分解が熱帯地域で見かけ    上速いように観察できるのは、高温多湿の好条件下の環境に助けられてのことであ     る。

 

仮説7

 寒冷地バクテリアと熱帯系バクテリアの強弱は熱帯系の方が強い。なぜなら、 もし、寒冷地バクテリアの方が優位だとすると熱帯林の樹木そのもの食い尽くされて存在していないと考えられるから。

 

仮説8

寒冷地系のアンテバクテリア入りのエサを与えたパラワン幼虫の体内で、反対の性質を持つバクテリア同士が争うとすると、元々親から受け継いだ熱帯系バクテリアが勝利する。

にも関わらず、もし、幼虫の生育スピードが速いとすれば、①アンテバクテリアにより分解されたエサの中で増殖しているアンテバクテリアそのものを体内の熱帯系バクテリアが直接取り込んで後幼虫の消化酵素で熱帯系バクテリアを取り込んだか、② 寒冷地系のアンテバクテリアに分解され消化し易くなったエサ (朽木オガ) そのものを幼虫が取り込んだどちらかによるものだと考えられる。

 

仮説9

逆のパターンで 熱帯系バクテリアが増殖中のエサ(朽木オガ)の中にアンテ幼虫を飼育すると、アンテ体内のもともと親から受け継いだ 寒冷地系バクテリアは駆逐されてしまうので、 ①熱帯系バクテリアが利用できなければ幼虫は死んでしまうか、 ②熱帯系バクテリアを利用して生育するかのどちらかだと考えられる。

 

 【考えられる飼育実験のパターン】

 与えるバクテリア:   (熱帯系)          ( 寒冷地系)


_________ 予想される結果 __ 予想される結果_________ 

 パラワン幼虫     普通         

                             良く育つ→ →低めの温度で飼育するか

                                   生オガ系の分解の遅いマット

                                  か菌糸で飼育する

                              育たない  → →  NG =意味がない

                              

 

 

                              普通 

 アンテ幼虫       育たない  → →  NG      

               良く育つ  → → 高めの温度で飼育するか

                          分解の早いマットで飼育する 

         

 【エサ交換実験のパターン】

分解の遅いバクテリアを使ってパラワン幼虫を育てる場合

 (第1段階) 管理温度は仮に 23~25℃とする

長期間マットを劣化させないために、大型幼虫の食べかす(パラワン熱帯系バクテリア)を

与えて高めの温度域でパラワン弱令幼虫を育てる。(=バクテリア入りマットで飼育する)

 (第2段階) 管理温度は仮に 23~25℃とする

3令からは、 バクテリア入りマットでも分解の遅い生オガ系のマットを使う。 分解が遅いマットだとすれば蛹室が壊れることもなく羽化させられる。

 

分解の速いバクテリアを使ってパラワン幼虫を育てる場合

 

 (第1段階)  管理温度は仮に18~20℃とする 

長期間マットを劣化させないために、大型幼虫の食べかす( アンテ寒冷地バクテリア )を

与えて低めの温度域でパラワン弱令幼虫を育てる。(=バクテリア入りマットで飼育する)

 (第2段階) 管理温度は仮に18~20℃とする

3令からは、 アンテ系バクテリア入りマットでも分解の遅らせるために生オガ系のマットを使う。  低めの温度域でマットの分解を遅らせるコントロールが可能なら蛹室が壊れることもなく羽化させることができるかもしれない。

 

 

 

 メモを元に妄想を繰り広げていたら疲れてきたので、続きは次回にします。

仮説の累積の実験になるので、管理条件などで無数の結果の変化が想定できる。

代わりに大学の研究室でこんな面倒な実験をしてくれる研究者がいないかなあ。

 

 

 

 

           

 

 

 

 

 

 

 

 

 


クワガタの共生バクテリアに関する考察(勝手な妄想)

2012-11-16 00:15:56 | 日記

 

 1週間ほど前の事、うとうとしながらクワガタを巨大化(最大サイズ化)する方法について考えていたところ、ある考えが浮かび眠気が飛んでしまったので、起き上がり忘れないうちにメモ紙に考えを書きとめることにした。

 

仮説その1

冷涼な気候に適応するヒマラヤ系のアンタエウスの 共生 (体内)バクテリアは、もともと朽木の分解が進みにくい環境の中で栄養を取り込むために進化したと仮定すれば、分解能力が高い寒地系バクテリアと考えられる。

そのため、 寒地系 バクテリアを体内で利用するヒマラヤ系アンタエウスは過酷な気候においても朽木の消化能力が高い。

菌糸瓶交換の時、菌糸瓶の上部に前の食べかす(フン)を置くと菌糸劣化が速かった。

  

仮説その2  

もし、熱帯地方のパラワンやスマトラヒラタの共生(体内) バクテリアが冷涼な

気候に適応するヒマラヤ系のアンタエウスなどと同じものだと仮定すると、

気温が高い条件下で朽木の分解は早すぎるくらいに進むと推測できるので、エサとしての朽木の賞味期間は短くなり、エサ切れを起こしかねず、種として生き残って来れたとは考えにくい。

だとすれば、熱帯系の共生バクテリアは、ゆっくりと朽木を分解するタイプのバクテリアなのかもしれない。

 

仮説その3

以前、アンタエウスの食べかす菌糸に放り込んだパラワンの初令幼虫は普通に成長できたことから、体内バクテリアが寒地系に入れ替わったとしても パラワン は利用することができると推測できる。

仮説その4

初令で寒地系バクテリアを与えたパラワン幼虫の菌糸瓶では、オガの消化能力が高められるため幼虫の成長は早いと考えられる。反面、23~25℃の飼育条件下では分解が速すぎるため、菌糸瓶の劣化スピードも速くなる。結果として菌糸の持ちが悪くなると考えられる。

寒地系のバクテリアが利用できるのなら、もっと低温で菌糸の持ちと成長を維持しながら積算温度を稼げるのではないか。 →大型化???

 仮説その5

初令時に熱帯系のパラワン食べかす投与のアンテ幼虫は、低温下の環境で飼育すると分解の遅いバクテリアを利用しなければならず、成長は遅くなり、逆に 23~25℃の飼育温度では幼虫が温度に適応できないかもしれない。→NG!!!

  仮説その6

アンテ幼虫に菌糸よりエサとしての賞味期限が短い普通の添加発酵マットを与えた後、使用済みマットでパラワン初令幼虫を飼育し、寒地系バクテリアを投与した後に分解の遅い生オガ系のマットを与えるとバクテリアの分解能力の高さゆえに問題なく消化し、成長できるかもしれない。

もしそうなら、比較的低温環境で 積算温度を押さえながら 生オガ系のマットで長期間パラワンの幼虫を飼育できるかもしれない。→大型化???

 

疲れてきたので、次回へと妄想は続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ヘラクレス リッキーのマット交換~♪

2012-11-04 16:57:27 | ヘラクレスオオカブト

先週から朝夕の冷え込むようになってきたため、クワガタ幼虫とヘラクレス幼虫の飼育ルームを実家の室内へと移動しました。

一度には運べないので、寒さに弱い順に移動を行いました。あと、リッキーの飼育容器を2ケース移動して完了です。(リッキーの2ケースはまだ床下です^^;

とりあえず、3ケースだけを自作マットに交換することにしました。

 

 【1ケース目】

ほとんど放置でしたので、マットの表面から10cmくらいまで乾燥気味です。市販のマットが気にいらなかったのか、乾燥して食べたくなかったためか上層の方には糞があまり見かけられませんでした。

ようやく姿を現したのが、この子です。

表面に敷いていた腐葉土から発生した何らかの菌が繁殖して、所々にグレーの菌糸のコロニーが出来ています。容器の外から見ても不気味な感じ。

ですが、無事でした。

キッチンシンクの三角コーナー用の不織布の袋に幼虫を入れて、その下に菌糸瓶の1400ccの蓋を置いて体重測定です。マットを抱えていましたが、93gでした。

前回の5月から13g程しか伸びていません。(リッキーのCBF1は間違いです。CB不明でした。以前から間違って記載していました。トホホ・・・)

 

【2ケース目】

2ケース目の子は、まだ白味が残っているので今後の伸びしろは有るかも知れません。

何かでかいぞ。気になる体重はというと、

付着しているマットを差し引けば119gといったところでしょうか?

体重を落としている子が居ないのが幸いです。(気が付いていないだけか?)

 

【3ケース目】

忘れていたのだけど、何故か太目の朽木を埋め込んでおりました。

裏返すと齧った痕があります。食べたというよりはマットが乾燥していたので水分補給に噛んだという食べ方です。固めのオオクワ用の朽木なので、カブトムシ虫が消化できる風ではありません。

げっ!やっちまったか?

これって蛹室??? 壁が薄くない?

毒を食らわば皿まで!と意を決して堀上げると、オレンジがかった幼虫が出てきました。

 蛹室っぽいですが、内部が狭いので、もしかして♀だったの???

それとも最近冷え込んだから一時避難ルーム?などと考えがよぎりますが・・・

 

前蛹になる前の♀を掘り出してしまったような気配が濃厚です。無事育って欲しい!

ラベルが汚れていたので今回書き直しましたが、我が家のリッキーはCB不明が購入時の保存メールから見て正しい内容になります。CBF1はヘラヘラの方でした。

容器が大きく(13L)、交換に時間がかかるので、とりあえず3頭の様子のみを掲載します。

ブログ更新したらヘラクレス ヘラクレス種のマット交換の作業にかかります。