朝晩が肌寒くなってきたので、ガレージで管理していた成虫飼育ケースの大半を冬場用の押入れ温室に戻しました。
国産オオクワ・ミヤマ・ヒラタは、ガレージでもう少し我慢してもらいます。
ヘラクレスの容器とクワガタ幼虫の菌糸瓶は、まだ別邸で床下管理です。外の気温が下がっても、今の時期だと21~22℃くらいなので、少し様子見です。
何気に容器をみていると・・・、おっ!幼虫がいます! それも2令じゃないか・・・
この容器には、ペアリング中のパラワン♂とメスがまだ同居中です。相性が良いのか、それとも朽木を複数入れてあり隙間が多くて、♀の逃げ場が多いからか、今のところ惨事には至っていません。
幼虫は菌糸瓶に移したいところだけど、24日にならないと新しい菌床が家に届きません。
昨年の夏は水冷気化熱利用で菌糸瓶を管理していたので、菌糸の劣化は余りありませんでしたが、今年の夏は手抜きをしてガレージの床面に並べて手抜きをしてしまったため、菌糸の劣化が早いです。
今度使用する菌糸は月夜野の基本タイプのものに変更することにしました。
これまでの使用菌糸の変遷はというと、
長野〇安(NG:死亡、拒食、極小羽化など)→バンブー(〇:オオクワ78mm、パラワン102mm、アンテ80mm、スマトラ90mm でも♀は大きくならない)→フジ〇ン(NG:カビ発生しやすい)→関〇ファーム(NG:カビ発生しやすい)→恵〇園(〇:劣化しにくくて良さ気だが、産地不明のオオクワに使用しただけなので??)→→ある方のご指導でヒラタ系は月夜野に変更という流れになっつています。
ヒラタ・アンテ系は自作マットの良さそうなものが仕上がりましたので、半分は苦手なマット飼育に再チャレンジする予定です。
ピンボケですが、中央の朽木の間に♂が隠れています。
最近、この深型容器が気に入っています。朽木をたくさん入れても、容器が深いので蓋の隙間に大顎を差し込んで身動きが出来ないなんて状況は避けられますので・・・
マットの色が底の方の濃い部分と上の方の薄い層になっているのは、底部に完熟系マットを、その上に産卵木用のシイタケホダ木を切断した際に出たオガ粉を入れたためです。
産卵木は穴だらけなので、少なからず幼虫は確保できると期待しています。
私は菌糸詰めの時、中央に穴を明けない主義(単に面倒臭いだけですが・・・)なので、固詰すると菌糸の回りが遅かったり、ガス抜きをサボると弱令幼虫の死亡事故があったりと、まだまだ初心者の域から抜け出せていません。
ところで、最前の幼虫ですが、朽木のオガ粉と完熟の部分の中間くらいの所にいるのが気になります。大抵は底の方にへばりついているのに、なぜか間のところで食んでいますよね・・・
管理温度が高いと再発酵する危険もある気がするのですが、今居るところのバクテリアの状態が一番いいから好んで居ついているのではないかと推測しています。
ずっとこのまま飼育観察したい気もしないではないですけど、1匹マットに出ているということは、今までの経験からして、朽木の中はスカスカの状態で幼虫達が飢えていそうな気もして気がかりなところです。