一昨年に幼虫で購入したCYBERペンチ君の血を受けた5頭の幼虫の中で唯一羽化までにこぎつけた、通称「 CYBERペンチ兄ちゃん」の子供です。
菌糸瓶から自作マットへの変更も気にならなかったようで機嫌よく食べて蛹化し、2リットルの飼育容器の蛹室の内部で羽化を確認してから2ヶ月近く経過したというのに出てくる気配がありません。
「容器の外からだと大きそうに見える。」 「夢の95mmに到達か?」 と、マットを取り除いて行くと、大きな大顎が見えます。
横幅はありそうな・・
「「眠たいのに!」と威嚇してきます。
サイズは残念ながら90mmでした。毎回のことながら瓶越しだと大きく見えますね。
後食まで、もうしばらくかかりそうなので朽木の破片を蛹室の上に乗せ、その上にマットを被せておきました。
マットで♂を羽化させたのは初めてです。
菌糸だと蛹室の湿度が高すぎて不全の心配がありますが、マットだと観察していても安心感があります。
ショップで購入する市販のマットではダニの発生するものもありましたが、自作するようになってからは幼虫にダニが付くようなことはありません。
最近何となくマットの色から発酵の加減が分かるようになってきました。
私の場合、マット飼育で一番難しいのが水分の補給で、加湿しすぎると再発酵して幼虫が死んでしまうことがたびたび有りました。