愛・里山  ~クワガタ・カブト飼育の記録~

50歳から始めた!アンタエウス、クルビデンス、国産オオクワガタ、外国産オオヒラタ・ヘラクレスなどの飼育日記。

スマトラオオヒラタ アチェ ジャント産羽化

2012-09-19 21:20:04 | スマトラオオヒラタ

私が一番好きなクワガタはと言えば、やはりスマトラオオヒラタです。がっちりと重厚で狂暴なところがたまりません!

今日は、8月に羽化していたスマトラオオヒラタのアチェ州ジャント産 F3の羽化報告です。

期待していた割りにはサイズは出ませんでした。

 

88.5mm位でしょうか、凶暴さのため方眼紙に置いてみました。それで、鉛筆でお尻と顎の先に印を入れての間接計測です。

木の皮か何かの上でないと全然様になりません。写真の角度も照明も全然の素人・・・^^;

この子は割におっとりとした性格で、方眼紙の上で触覚を身づくろいしています。

【飼育データ】

2011/11/5 オークション購入幼虫をバンブー1100ccに投入。

2012/3/31 バンブー1900cc  交換時53g

2012/8月? 自力羽化(蛹化から2ヶ月位引きこもっておりました。) 

 

 ジャント産の隠し玉は、人口飼育室に入れています。ずしりと重い蛹でサイズもデカイのですが、計測はしていません。

ただ、幼虫時代の顎の先だけが取れないのと、蛹室が小さすぎたせいか、頭が少し斜めに傾いていますので、残念ながら羽化不全の気配が濃厚です。


国産カブト幼虫がいっぱい!

2012-09-17 21:05:02 | 日記

なんと、この夏に夜空へ旅立って行った国産カブト虫が卵を残していました!

放置していた衣装ケースから・・・

3頭くっついている。

こちらはまとめて4頭の兄弟が仲良くしています^^ 喧嘩しないのですね!

そうして最終的には・・・

とこれ、 

とで、合計30匹以上はいるでしょうか。相変わらず数を数えられません^^;

すでに、この子達の親を今年の4月に朽木の下から掘り出した時のサイズくらいは有ります。

これだけが1ケースから出てきました。

それにしても、後食もしていないのに先に交尾しちゃったのですね・・・

自作マットは、まだ完成していないので、とりあえず糞だけを取り除いて、レギュラーマットとグルメマットを加えて2ケースにしました。

これでも過密すぎるけど、仕方がありません。

ヘラクレス用に熟成中のマットをこれ以上使うわけには・・・

我が家では、

クワガタ用の菌糸→クワガタの廃菌糸→醗酵処理→ヘラクレスの餌に加える→ヘラクレスの食べかす→国産カブトとシロテンハナムグリの餌→カブト・ハナムグリの食べかす→ミミズの餌→ミミズの糞→野菜の肥料 というリサイクルが完成しつつ有ります。

実際には、カブト虫の幼虫達とミミズ達は同居しているのが本当のところです。マット交換の時にフルイでミミズを取り除いているのですが、完全には除去することができません。

こちらの小さい幼虫は家に飛来してきた別の♀からの幼虫です。

先の子達とは全然大きさが違います。

こちらも20匹くらいはいます。それにしても国産カブトはたくましいですね!

 

【本日の1枚】

これはリッキーの幼虫です。

 

この子は、以前(1/8)に試作した、この大きな衣装ケースで飼育(屋外の森の中の木陰管理)しています。ケース下部の通気パイプの間がお気に入りのようで、いつもここから動かないので、たまにマットを上下入れ替えています。

ヘラクレス種は初めてなので、まだ大きくなるのかどうか分かりません。クワガタなら黄色っぽくなったら、それ以後の体重増加は見込めないのだけれど、ヘラクレスも同じなのでしょうか?

そうだとすると、来年の夏には勇姿を拝めるかもしれませんね。

 


ヘラクレスのその後 ~久しぶりのチェック~

2012-09-07 23:38:03 | ヘラクレスオオカブト

今日は腹ばいになって床下収納庫の菌糸瓶をチェックしていました。

今ひとつ良い感じの食い上がりをしている瓶がありません。^^;

熟成が甘かったのか、それとも瓶を逆さにしてガス抜きを省略したためでしょうか?

投入穴から食い下がっているのがほとんどです。

 

そうそう、容器越しに見えないので面白くなくて放置していたヘラクレスはどうなっているのかと、様子を見てみることにしました。

容器に耳を当てても何も聞こえません。マットは3割位嵩が減っています。気になります・・・

と言う訳で、ミニショベルで少しづつマットを取り出していくと、ドデカイ幼虫が現れました!

ライターを手前に置いたので、遠近法で小さく見えてしまいます。

この子はリッキーの幼虫です。前回73gでしたが、目分量で110gは超えてきていると思います。

 

そして、こちらはヘラクレス ヘラクレス(まごころ飼育の里さまからの幼虫)です。ここに来てリッキーと大きさが逆転してきました。

ヘラヘラはもうひと回り大きい!

この2頭の餌は微妙に違います。

リッキーはレギュラーマットが主体で、ヘラヘラはヘラちゃんマットが主体です。自作マットが足りなかったので、こうなった訳ですが、ヘラちゃんマットの方が粒子が細かくて完熟に近い感じがします。

レギュラーマットは乾燥防止に完熟腐葉土を2cm位上に載せておいたので、マットの色が白っぽくなっています。

気になりますが、生きているからまあいいか・・・

実物の重量感で言えば・・・

これくらいでしょうか・・・ 初めて見た大きさで、ゴツイです~

とりあえず今日は13㍑容器の2ケースだけをチェックしてみました。

たまたま手前の容器でこれだと、前回100gを超えていた幼虫が俄然気がかりになってきます。もしかしたら、〇3◯gだったりとか・・・妄想してしまいます^^

♀幼虫では、1ヶ月も前から蛹室を作っているのもおります。

管理温度が高いせいか、♀は早期羽化気配が濃厚です。

もう1ヶ月の辛抱だからね!

 


インドアンテ タイガーヒル 遅~い割り出し

2012-09-01 23:20:30 | アンタエウス

7月23日にインドアンテの菌糸瓶交換をした際、菌糸瓶が足りなかったため、自作マットに取り出した時のプリンカップの廃菌糸を混ぜて管理していました。

菌糸ブロックが届いて瓶詰め作業をして熟成するまでの時間稼ぎです。

2週間位して掘り出してみると、3令に加齢した直後の幼虫が4頭ばかりいたので、その子達はもうしばらくの間このままで様子をみることにしました。(脱皮直後の幼虫に菌糸瓶交換は危険な気がしたため)

他の幼虫達は菌糸瓶に移しました。

加齢直後の幼虫達はそっとマットと菌糸カスの入った容器に埋め戻しておきましたが、その際に新しい産卵木も試しに埋め込んでおきました。そして容器の口に新聞紙を被せ、ガレージの床面に置いておきました。(我が家では、半地下ガレージの床は一番温度が低い)

1ヶ月以上放置していたので、さすがに心配になり、菌糸瓶へ移そうとマットを取り除いてみますと、1頭はカリン糖状態で★になっていました。

長期間放置しすぎてマットが再発酵してしまったようです。

「あれ? 4匹残っていたはずなのに・・・」

埋めておいた材の表面に付着しているマットを左官ブラシで綺麗にすると、材を囓った痕跡があります。さてはこの中に逃げ込んだのか・・・

材を割ってみると、かなり大きな幼虫が顔を出しました。再発酵して温度が上がったマットから、材へと避難していたようです。

断熱効果の高い材の中なら安全だったのでしょう。頭いいですね!

何だか材割り採集している気分になってきました。

すぐに1400ccの菌糸瓶に放り込みます。まだ、アンテには熟成が浅いような状態ですが仕方がありません。

結構大きな居食い部屋ですね!

すぐ隣から別の幼虫が現れました。この子は顎が大きいです。雄でしょうか?

皮一枚で仲良くしていたのですね。寂しかったのでしょうか?

そのまた隣にも皮一枚隔てて3頭目の幼虫がいました。何でなの・・・

材をばらして行くと理由が分かりました。

向かって左側から右側に材を食べ進んでいたのですね! そして謎の幼虫(赤丸部)

ということは行き止まりで餌切れ寸前だったことになります。

名刺を作成した時に、ついでに印刷した管理ラベルを貼り付けて・・・

別宅の涼しい床下収納庫(だだの縁の下ですが・・・)へと飼育場所を移しました。

床下では、コーナンで買った98円の種苗トレーの裏に胴縁(木材)をネジ止めして、小さなハンマーキャスターを4個取り付けた台車が便利です。

奥行きも60cmあるのでかなり奥まで押し込めます。

手前の大きな容器はヘラクレス達です。

前に菌糸瓶交換した子達の方が明らかに大きく成長していました。やはり材では栄養が足りないのでしょうかね?

菌糸と醗酵マットを混ぜるのは、かなり危険です!菌糸からの水分でマットがベチャベチャになり、再発酵の可能性が高いです。

冬場ならともかく、気温が高い春~夏場にかけては醗酵熱で幼虫の生育には負担が大きすぎますので、くれぐれも真似しないようにしてください。