愛・里山  ~クワガタ・カブト飼育の記録~

50歳から始めた!アンタエウス、クルビデンス、国産オオクワガタ、外国産オオヒラタ・ヘラクレスなどの飼育日記。

菌糸遊び  ~菌糸瓶の可能性~

2012-01-29 21:14:47 | 飼育用品

この時期は退屈ですね。皆さんもそうなんでしょうか?

成虫の餌交換くらいしかすることがないです。菌糸で遊んで退屈しのぎでもしましょうかね。

タイトルとは裏腹に投げやりな内容ですみません。。。先に謝っておくとしましょう^^;

 

■これは、シイタケホダ木(産卵用)にヒラタケ菌糸を植菌しているところです。

60℃で吸水させ、80℃設定でレンジでチン~

ヒラタケは切り口から菌糸を伸ばすとのことなので、この産卵木は中央でカットして、切り口に菌糸をサンドしています。袋の底に菌糸が溜まっていたので画像右手側に多く成長が確認できますが全体に菌糸が張ってきています。

菌糸瓶がヒラタケなら産卵木もヒラタケの方がいいのでは・・・???

菌糸瓶に埋め込んでも使えるかもしれません???

 

■次はホダ粉砕1次発酵マットに生オガを2割混ぜた基材に小麦全粒粉とソバ粉を添加剤として合計3%加え、レンジしたものにヒラタケ菌糸を回しているものです。

菌糸瓶の底部と上部は種菌ですが、間は新しく加えたオガです。だいぶ菌糸が伸張してきています。

オガが柔らかいので捨てビンやニジイロの暴れ対策に使えないかと考えています。

 

■そして次の瓶は、容器の底部と外周に乾燥気味の無殺菌生オガを詰め、内部と上部にはヒマラヤヒラタケを詰めてあります。無殺菌生オガでも何とかなりそうです。

添加剤無しなのとブナオガが細かくて水分が少ないからか菌糸の伸びるのが遅いようです。

外側は粗めにすれば良かったかもしれません。この菌糸瓶の目的は通気性です。外側の生オガの部分を空気の通り道にするつもりでした。菌糸がまわると逆効果かも・・・

もっと他にもバリエーションはあるのですが、今日はこの辺で・・・・

 


飼育種増加中!ニジイロクワガタをポチッとしてしまいました

2012-01-23 01:59:32 | ニジイロクワガタ

ニジイロクワガタ幼虫が家にやってきました。

大ちゃん^^さんところのパプキンの画像を眺めていたら色虫が欲しくなってしまい、オークションを見ていると良さ気なグーリーン系統が目につきました。で・・・ポチッ。

右手が勝手に動いてしまいます。

菌糸の温度を測ると18℃だったので、簡易温蔵庫(ただの発泡スチロール箱)に入れて22℃にしました。

最近、成虫管理にシラカバ材のチップを使っています。

以前は、針葉樹のチップでしたが、この間ペットショップで見かけたので3つばかり購入しました。かなり、安いです。

箱の底に保湿用として湿らせたシラカバチップを敷いています。

プリンカップが10個なので2段にしています。下段の幼虫が結露した水滴で溺れないように注意せねば・・・

スーパーグリーンAAAも混じっています!太っ腹だこと~

グリーン系にこだわりなどありません。むしろ普通にレインボーカラーの方が好みなのですが、右手が勝手にポチッとしたもので・・・

ところで、発泡スチロール蓋の孔明けにはウイスキーのキャップが重宝します。

ウイスキーのキャップは肉厚が薄く、ちょうどいい具合にバリがあるので、押し付けながら回すと簡単に孔明けが出来ます。

そして、切粉もでません。裏にキャップのラインが出てきたら裏側から軽く押し付けながら回すと簡単に切断できます。(片側からだけだとキャップが詰まってしまう)

 

【本日の一枚】

パラワンです。餌交換に蓋を開けると、産卵木を守るかのように威嚇してきました。

健気やね~^^ なんか産んでるっぽい気がします。

 

 


ある夜の親子の対話~オオクワガタ 産地・累代不明編~

2012-01-09 23:23:55 | オオクワガタ 産地不明

管理人と産地不明オオクワガタ幼虫の昨晩の会話です。

私:  「ところで、お前は昨日の夜、何で瓶をガリガリしていたんだ。うるさいじゃないか!」

息子: 「だって父ちゃん、瓶が1100ccじゃ狭いんだもん。それと酸素不足だよ~」

私:  「前のは800ccだったじゃないか!」

息子: 「だって瓶の径は前と同じじゃん。こんなんじゃ蛹になれないよ!」

私:  「贅沢言いおって。で、お前の体重は?フン?前は21gだったっけ?」

息子: 「僕、ちょっとダイエットしたから18gだよ。」

私:  「何でダイエットなんかするんだよ。お前は男の子だろ? 兄ちゃんたちは大人しく

     食べてるじゃないか!」

息子: 「姉ちゃん達には、もう蛹になった子もいるし~ 僕、お父ちゃんと違ってスリムになり

     たいんだもん。」

私:  「お父ちゃんはお前の将来を心配してるんだ。チビだと里親さんがみつからないぞ・・・」

息子: 「僕、父ちゃんが好きだから里親さんなんていらない。ずっと一緒がいい!」

私:  「なんて健気な息子なんだ。じ~ん:^^:  よしよし、瓶は大きくしてあげよう。」

という訳で、息子は1400cc菌糸瓶に入ることになりました。。。。

すぐ蛹化しそうな気配です。

なんで暴れるんだよ~~ 「積み木崩し血統」になってしまうじゃないか^^;

 


クルビデンスsspの羽化結果

2012-01-09 21:51:25 | 南ベトナム クルビデンスSSP

クルビデンスsspは余りいい結果になりませんでした。

♂68mm、68mm、62mm

♀40.5mm、42mm、42mm です。

♀は全て1本羽化。♂は2本羽化で最大体重は24gでした。管理温度が高すぎたように感じています。スマトラの脱走♀に食べられた最大♂が悔やまれます。

ところで、最近、山採りカワラ材をΦ30mmのドリルで穴明けし、餌皿に使っているのですが、みんなゼリーを放り出し穿孔してくれます。

穿孔穴が大きかったのでクルビのオスも一緒に穴に入っています。微笑ましい!

ところが、次に見たときにはメスは3分割されていました・・・^^;

クルビもメス殺しするんですね。

我が家では嫁殺害の婿さんは、「メス殺し」とラベルに記入されてしまいます。前科が付くんだよ!分かってるのかね!!!

自己採集したオオクワ♀47mmをはじめ、クルビ、マレーアンテ、スマトラ パダン、アチェ プロナス、ダイオウ、パラワンと一通りメス殺しを経験しました。

自己採集したオオクワ♀は無精卵だったので、わざわざ地元産のF3を探し、ぺアで取り寄せたのですがよくもやってくれました。宝物だったのに・・・

ところで、テイオウヒラタとマリンドッケは同じブリーダーから購入しましたが、両ペアともペアリング後に突然死してしまいました。おそらく蛹室から取り出すのが早かったのでしょう。

我が家のパラワンも早くに取り出して餌を与えた子は早逝してしまいました。蛹室から自力脱出するまで待たないといけないかもしれません。劇的に変わる餌に馴染むには、それなりの期間が必要なのかもしれません。


ヘラクレス リッキーマット交換

2012-01-09 21:06:50 | ヘラクレスオオカブト

ヘラクレス幼虫の瓶の小バエを掃除機で吸い取っていたら、糞の目立つ瓶があったので交換することにしました。

それで体重測定をしてみると42g。まあまあの成長です。

艶々としてプリプリとして美味しそうな幼虫です! もちろん食べたりはしませんけど・・・

衣装ケースにはまだ早いみたいです。もう一回り大きな容器で我慢してもらいます。

【飼育データ】

11/28 1400cc 腐葉土入り適当マット  2令で購入

 1/9  4200cc   〃             42g

 

しかしながら、小バエには手を焼きます。最近は鼻の穴に入ろうとするのを鼻から息を吐き、追い払える技も会得しました。

ケースの蓋の裏にハエ取り紙を付けるようになってから随分とその数は減りましたが・・・

一度発生したマットは屋外に広げて置いたくらいでは小バエの幼虫や蛹は死滅しません。(大阪だからかも)

自作したマットでも進入を許してしまったし、大量生産したマットだと進入を防ぐのは難しいだろうな・・・

最近は老眼のため蚊やハエをたたいてもはずします。少し離れた奴なら当たりますが、接近戦だとダメです。トホホ・・・

そこで、最近コーナンで買ったパチモンのサイクロン掃除機が重宝しています。3980円でこれだけの吸塵力のものは今までありませんでした。

 

昨日はバンブーインセクトから。今日は恵栽園から菌糸が届きました。冷えているので、しばらくは常温で管理してから瓶詰作業です。

私の瓶詰は余り細かく菌糸を砕きません。手で握れるくらいの塊を菌糸の袋から取り出し、そのまま瓶に入れてから指でつきこみます。厚い皮膜は除きますが薄い皮膜はそのままにしています。

手抜きですがスピードは速いと思います。水分の多い部分とか少ない部分もありますが全然気にせず詰めてしまいます。


ヘラクレス3令幼虫用ケースの試作

2012-01-08 00:42:19 | ヘラクレスオオカブト

最近の押入れ飼育室の温度は、上段のオオクワ幼虫・オオヒラタ幼虫・ヘラクレス幼虫・各種成虫用で23℃~18℃位、下段ではアンタエウス幼虫用に21℃~17℃位で推移しています。

この温度ではオオクワガタ成虫は半冬眠状態なのか、あまり餌が減りません^^

外国産の成虫は相変わらず良く餌を食べてくれます^^;

室温はというと、15.8℃です。(テスト的にエアコン暖房を止めたためですが・・・)

そして、上段のダイソーの100均パンケース4.2Lに入れていたヘラクレスのマット温度はといえば・・・押入れ温室上段から取り出した時には29℃位だったのが、15.7度の室温でも、まだ24.9℃です。

つまり、マットが再発酵しているという訳です。再発酵防止で入れた腐葉土の枯葉菌が自家製きのこマットを分解しているのでしょうか???

それとも、みみずフン土のせいなのか? 腐葉土の水分が多かったためか?

原因は不明ですが、幼虫を投入する前に分かったのが幸いです。

これまで、多くの幼虫を★にして、マット飼育が苦手だった原因もこの辺りにあるようです。

温室の温度より、マットの温度が発酵過程で5℃以上も上昇していたら逃げ場のない幼虫はたまらないでしょう。これなら、発酵熱で室温20℃ならケース内温度が25℃位になるので、あえて温室に入れなくて室内でもいけるかも・・・

しかし、4.2L程度のパンケースでこれだけ温度上昇するなら、ヘラクレス3令の♂幼虫の大型飼育ケースだとかなりやばいかも知れません。

という訳で、早速、飼育容器の試作をすることにしました。コーナンの売り出し時に買い置きしていた衣装ケースの底近くに径31mmの孔を4ヶ所空け、樹脂製のヘゴ木(トリカルパイプ)を差し込んで両端を竹串で止めてみました。アイディアは前からあったので、10分程で出来ました。

樹脂パイプ径が31mm弱で、ドリル径が31mm強なので、丁度いい感じに接続ができました。

樹脂製のヘゴ木の両端にスポンジを詰めないとコバエが入りそうだな・・・ 差込み部分の細かな隙間はホットメルトかPPボンドも必要だ。

作り始めると色々と問題点が出てきます。

ケース側面に孔明けをしたのは水滴が室内にこぼれないためですが、パイプの高さは大きくなった幼虫が下を潜り抜けやすい位の高さにしてみました。

上から見るとこんな感じになります。

この園芸用樹脂パイプは割りに厚みがあり、ステンレス網で巻く必要はなさそうです。

以前より衣装ケースの通気性に不安を持っていたのですが、これなら底の方も通気が十分できると思います。(菜園プランターを買った方が早いかも・・・^^;)

蓋にはΦ45mmの孔を4ヶ所明けました。真ん中は割れそうで省略。

CD用の不織布を4つに切り、周囲をテープ留めしました。

 

自然界ではケースの仕切りなどないので、底の方の落ち葉にも空気が届くはず。

そして、常に発酵はしているけど夜間には冷やされるので、再び温まるのに時間がかかるだろう。

もし昼しかない状況なら発酵温度はMAX状態のまままで進行し、落ち葉や枝はバクテリアにより急速に分解され、すぐに土になってしまうはずだ。

つまり、25℃位の同じ温度で昼夜保温飼育するとマットの劣化は自然の状態より数倍早くなるのではないでしょうか?

温度変化をつけることが飼育では必要なのかもしれません。

 

あとはマットを入れてみて、実際に温度変化を調べてみたいと思います。