横断歩道の脇に小柄な婆さんが立っていた。でも上下線共車が途切れない様子だった。見るに見かねてって感じで止まった
(本当はそんな理由抜きで止まらないといけない)。ところが対向車線の車は停止したオレサマ号を無視して次々に通過。なので婆さんは渡ろうとしない。そのうち後ろからプッ!
ここまで待ったからには最後までって気分。そのうち対向車もようやく止まったので婆さんも渡る気になった。そのままサッサと渡ってくれれば良かったんだけど、婆さんは横断の時に使う黄色い旗を取った。それが…
掴んだのが3本。そのまま3本持って渡ってくれれば良かった。だけど3本持って行ったら後で渡る人に迷惑がかかると思ったのか、それとも笑われちゃうと思ったのか2本を置いていこうとした。でも慌ててたようで中々1本だけ取り出すことが出来ない。そして道路の車はけっこう長い列。
暫くして婆さんはやっと1本の旗だけ取り出した。今度こそそのまま持って渡るべきだった。状況からしてそれが一番良い。ところが旗は丸まっていたのだ。すると婆さんはそれは広げ始めた。やはり慌てていたのか中々広がらない。ようやく広がったと思ったら今度は深々とお辞儀。は、早く渡ってくれぇぇぇぇぇ
慌てて渡りだして婆さんが転んだら一体誰の責任になるんだろうとふと思った。車が居なくなってからゆっくり渡ってたら転ばずに済んだ、な~んて話が出てきても困っちゃう。