あの福島の原発事故で死んだ人は居ない。なので原発は安全だなんて話がある。岩登りは安全だなんて言うのもそれに近いかもしれない。実は岩登りにも色々ある。その中でもフリークライミングというロープを使った岩登りは比較的安全な方だろう。最近はロープを使わないボルダリングの方が人気だけど捻挫とか骨折なんて話をよく耳にする。
比較的安全な理由の一つは開拓クライマーがルートを作る時に落ちそうな岩や剥がれそうな岩を取り除くからだ。それ以外にも岩に溜まった土埃なども綺麗にしたりする。なのでやり方さえ間違えなければ怪我なんて滅多にしない。やる方にとっては危険性よりは恐怖感の方が気になる。下の写真のように爪先立ちになる岩場はいきなり足を滑らせる事があるので怖いでござる。
本チャン用の先の丸い靴での爪先立ちは厳しかった@兜岩
実際に野球やサッカーの方が生傷は絶えない。柔道なんて学校の中でやってるにも関わらず死亡事故がけっこうある。時には技をかけたのが指導者なんてのもある。ただ競技人口、やっている時間などを加味したらどうなるのか分らないしそんな統計も無さそうな気がする。
危険だと思われるのはそのやり方を間違えたら大きな怪我や死亡に直結するからだ。また取れそうな岩を取り除いたといったって岩全体がごっそり崩れることがある。崩れるところは見たことないが地面には大きな岩がゴロゴロ転がっている。皆上から落ちてきたやつだ。その危険性は工事現場の真下で遊んでるのと似たようなものかもしれない。