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【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

自然から届く春色のプレゼント

2014-04-08 19:30:28 | 香る庭の花綴り



【地上の星 ~ 「花韮(ハナニラ)」】










吟遊詩人の駒鳥が樅の木でさえずり、
沼地では蛙が歌っていた。
丘辺の溜池はどれもみな、
トパーズとエメラルドのような
光に溢れていた。
                 【「アンの青春」 第13章】






   朝は、昨日同様の花冷えでしたが、
  日中は昨日以上の暖かさとなりました。

   昨日、訪れた里山の桜は今日も健在。
  今年は、桜の開花時期が短いとの予想でしたが、
  こちらは意外にも持ってくれています。
  この上は一日でも長く・・と願うばかりです。

   そう言えば、鶯(うぐいす)の鳴き声に混じって、
  駒鳥の囀りも相当数、聞こえて来ます。

   「ホ~ホケキョッ」 と鶯が、ひと際美しい声で鳴けば、
  「チュルル~ッ」 と甲高い声で駒鳥が後に続き・・。
  春ですね。
   

   









   さて、今日は裏庭に
  ひっそりと咲く、
  野生の菫を発見。

   最初の頃は、
  1輪か2輪でしたが、
  毎年、僅かながら
  増えています。

   一方、春の定番である
  チューリップも。

   ところで、こちらの
  チューリップ。

   同色のラッパ水仙の
  すぐ傍に植えていますから
  あまり目立ちません。

   順番が前後しますが、
  「花韮(ハナニラ)」。
  (冒頭の写真)

   韮の匂いがするから
  「ハナニラ」 なんて、
  何といい加減な? ネーミング。

   しかしながら、英名は 「Spring star flower」。
  「春の星の花」、こんなロマンティックな名前が付いているのですね。

   この花も柔らかな花ですから、風でも吹けば、
  すぐ地面に倒れ込んでしまいます。
  尤も、そんな姿は 「地上に咲いた青い星」 のようですけれど。

   そうそう 「木香薔薇」と、
  「オーストラリアンブルーベル」 も蕾を付けました。 
  これらも最初の頃より随分、大きくなりました。








【明日の蕾 ~ 「木香薔薇(モッコウバラ)」】


【明日の蕾 ~ 「オーストラリアンブルーベル」】
   

夢色花かがり

2014-04-07 18:58:58 | レトロ(素敵)な空間~散策














「今日は何て森が静かなんだろう・・・
こずえを渡る微風そよかぜの他にはささやき一つ、
聞こえやしない。
風の音が丁度、遠くの海岸に
打ち寄せる波のように聞こえるわ。
森って何て気に入った所だろう!
お前たち、美しい木々よ!
あたしはお前たち1本1本を
愛している友達なのよ」                
               【「アンの青春」 第10章】






   朝方こそ冷えましたが、
  日中は丁度良い気候となりました。暑からず、寒からず。

   それでも日が落ちると、やはりと言いますか・・ヒンヤリ。
  1日の気温差は相当なものになっています。

   














   
   さて、今日も我家の二階の窓から見える桜は健在。
  出掛けるつもりは更々、なかったのですが、

   こんもりした淡いピンクの桜を眺めていますと、
  矢も盾もたまらなくなって。

   急に思い立ったものですから、誰も誘わず、
  弁当箱に在り合わせの物を詰めただけで飛び出しました。

   ご覧の通り、先日来の雨にも風にも負けず桜は残っていました。
  ここは穴場的な場所ですが、それでも5組ほどの人が。

   時折、鶯(うぐいす)の声が聞こえるくらいで静かです。
  桜かがりと静寂の中にいますと、香りにもうっとり。

   そう言えば先日は、ほとんど感じなかった香り。
  人が多いと、香りも分散されるのかも知れませんね。

掌サイズの意匠 ~ その2

2014-04-06 17:12:38 | 趣味の器(壺)~その他













   

   花冷え2日目。今日は風も吹いています。
  尤も、今はやんでいますけれど。
  幸いな事に、ここでは風は、あまり長続きしません。

   この時期、空と共に確かめる、もう一つの事。
  それは、すぐ目の前の里山の桜。

   昨夜の雨にも負けず、(昨日ブログをアップ以降、
  雨となりました) 散らないで頑張っています。
  こんもり淡いピンクの繁みを見ると、ほっとして。

   ただ今日の風で、
  恐らく花吹雪が舞っているのではないでしょうか・・。
  花吹雪も大層、趣きがありますね。












   さて昨日に続き、
  小さな意匠、第2弾。

   昨日、あれから・・
  出て来る事、出て来ること!

   昨日のぐい呑みは、
  ある程度、まとまった場所に
  置いていたものです。

   ところが小さな物ですから、
  つい珈琲カップの上にポン・・
  というのが多くて。

   それは中に入り込んで
  見えません。
  今日は、そんな数々です。
  (備前、美濃、信楽焼など)

   本当は、それ専用の棚に
  飾って置きたいのです。

   いかんせん、
  そんな場所がない・・。

   もう一つ我家の場合、
  飾るものがあまりにも多いという事です。

   こんな調子ですから、
  断舎離を進めている割には、一向に物が減りません。

   そうそう小さな物と言えば・・。
  これも集めていた土鈴。

   拘(こだわ)りの土物の物だけ残して、
  全国各地の土鈴を集めている友人に譲りました。
  勿論、喜んでくれました。

   趣味の収集も、それが好きな人に貰って頂けるのは幸せですね。
  そうでなければ、ゴミなのですから。    

掌(てのひら)サイズの意匠

2014-04-05 17:51:58 | 趣味の器(壺)~その他













その年の 4月 は美しく
爪先立ってやって来て、
日光と微風そよかぜの2、3日が続いた。
その後、北東の吹雪が吹き付け、
再び世界に1枚の白い毛布を落とした。
「4月の雪はいやね。
キスされるものと思っている顔を
ぴしゃっと打たれるようなものだわ」
と、アンが言った。
               【「炉辺荘のアン」 第22章】







   今朝は4月らしい、ほんのり桜色の空で明けました。
  午前中は晴れていましたが、やがて真珠色の空に。

   おまけに、『アンの世界』 ほどではありませんが、
  ちょっぴり冬に逆戻り。花冷えの寒い1日となりました。

   桜の季節は、決まって冷える日が何日かありますね。
  雨さえ降らなければ、桜も長持ちしてくれるのでしょうが、
  今にも降り出しそうな空になっています。








   さて、ズラリ並んだぐい呑み。
  随分前に求めたものです。
  今現在は全く。

   ただ、壺や珈琲カップと
  違って小さな物ですから、
  場所は取りませんものね。

   別に日本酒を嗜(たしな)む
  趣味はないのですけれど。

   眺めているだけでも楽しめ
  ますし、小さな野の花を
  挿したり。

   ぐい呑みに限りませんが、
  大地が受け止めた恵みを
  宿す、掌(てのひら)
  サイズの、こんな土物の器は、
  温かくて優しくて。

   これら機能は勿論、
  心も満たしてくれるから
  大好きです。

遠慮深い花 ~ 西洋水仙

2014-04-04 17:35:17 | 香る庭の花綴り
 












「あの 水仙 に気がお付きになって?
あんな見事に咲き揃った水仙は炉辺荘では
「今まで一度もありませんでしたわ」
「私はあまり水仙は好きではありませんね。
これ見よがしの花 ではありませんか」
                 【「炉辺荘のアン」 第14章】





   夜半から降り出した雨は朝には上がっていました。
  ただ、お天気の方は雨こそ降っていないものの、
  太陽が出ている時と、そうでない時の明らかな違い。

   風も出て来て、何だか荒れ模様の様相を呈して来ました。
  この季節には珍しい雷注意報も出ていますものね。

   おまけに起床時には、昨日の暖かさがまだまだ残っていましたが、
  こちらも時間の経過と共に気温は低下して来ています。

   それと同時に、気が付けば・・。
  いつの間にかお天気は、すっかり回復しているではありませんか。










   さて、今ラッパ水仙が
  花盛りです。

   一般的に 「水仙」 とは、
  まだ春も浅い季節に咲く、
  一回り小さい 「日本水仙」
  を言うのだそうですね。

   今日のラッパ水仙は、
  明治に入って輸入された
  所謂、「西洋水仙」。

   確かに西洋水仙は、
  日本水仙に比べれば豪華です。

   『アンの世界』
  マライヤおばさん などは
  「これ見よがしの花」  
  ~なんて言っていますものね。

   尤も、それでも私には
  全く逆の 「遠慮深い花」
  にしか見えません。

   雨が降ったせいもあるのですが、元々、俯(うつむ)く
  習性のある水仙が、地面にひれ伏すように腰を屈めています。

   日本水仙より豪華なだけに、
  その姿に余計に哀愁を感じるのかも知れません。

   




  

夢色のドラマ ~ 桜

2014-04-03 18:28:38 | 旅気分・夢気分

















「こんな日には訳なく楽しくなれるじゃない?」
とアンが、いかにもアンらしい事を
言っているのが聞こえた。
「今日を本当に楽しい一日にしましょうね。
いつ思い出しても嬉しいような日にね。
あたしたち、美を探しに行くのよ。
他のものは一切、見ないのよ。
『消え去れ、いとわしき心配よ!』                 
                  【「アンの青春」 第13章】







   こちらは今日も快晴の空で明けました。それにしても暖かいですね。
  昨日もそうですが、この陽気に誘われ、桜は一気に開花したようです。

   同様に昨日の朝は、まだチラホラ状態だった、目の前の里山の桜。
  こちらも俄かに満開に。山が、こんもり美しいピンクに染まっています。

   ただ、いかんせん、春のお天気は気紛れ。
  折角の桜も雨が降れば散ってしまいますね。
  一日でも長く、咲いていて欲しいのですけれど。















   さて、昨日は友人と、
  快晴の空の下、満開の
  桜を楽しんで来ました。

   まさに絵に描いた
  ような桜日和。

   青空に淡いピンクの
  桜は、良く合います。

   場所は 「夙川公園」。
  (最寄駅は阪急 「夙川」)

   平成2年(1990年)には、
  「桜名所100選」 にも
  選ばれています。

   川の両岸には、南北2.8km
  にも渡り、桜並木が続きます。

   川のせせらぎを聞きながら
  満開の桜の下で頂くお弁当の
  美味しかったこと!

   食事の後は並木道を
  そぞろ歩き。

   阪急「苦楽園口」
  まで歩きました。

   折角ここまで来たのですから、
  洒落た喫茶店に入りたかったのですが、生憎見当たりません。
  (夙川近辺は調べたのですけれど)

   結局、良くあるセルフ式の所に落ち着きました。(UCC珈琲)
  少々、味気ないですね。










夢追い薔薇~その2

2014-04-01 18:25:08 | 趣味の器(壺)~その他







【映し込む光の模様~踊るレースの影】







とうもろこし色のカーテン越しに注ぎ込む光で
部屋中が金色になっており、
白塗りの壁には外の柳が落とす 影の模様
世にも珍しい壁掛けを織り成しています ――
絶えず変化し、震えている生きた壁掛けです。
何となく、大層楽しい部屋のように思われ、
あたしはまるで世界中で一番お金持ちの
娘であるような気がしました。                
                 【「アンの幸福」 最初の1年】
 









【頑張った薔薇】






   こちらは今日も快晴となりました。
  ただ、気温の方は少々、ヒンヤリ。
  ちょっぴり花冷えと言ったところでしょうか・・。

   「花冷え」、「花曇り」、「花明り」、「花筏(いかだ)」 等々。
  桜にまつわる素敵な言葉が行き交う季節ですね。










   さて、世は今まさに春爛漫。
  桜の季節ですね。

   そんな桜と同じように
  夢追い花である薔薇。

   昨日、戸棚の一番奥に、
  蕾の薔薇の皿を
  見つけました。(2種類)

   縁が波型と丸い皿。
  全部ピンクの薔薇です。
  (香蘭社製)

   しかしながら、波型の方は
  既にアップ済みかも
  知れません?

   そうそうその前に。
  昨年来から見守って来た、
  あの紅薔薇。

   先日、やっと1枚だけ開き、
  いよいよ・・と期待を
  持ったのですが・・。

   とうとう力尽きてしまいました。
  そして、やっと開いた1枚も閉じてしまい・・。

   それにしても、およそ5ヶ月間の悲喜交々(こもごも)
   とんだ 「薔薇狂騒曲」? という訳です。

   話が前後します。
  薔薇の絵柄の皿は巷に多くあれど、ほとんどが開いた薔薇。

   唯一、香蘭社製には蕾の薔薇の絵柄が。
  開いていても、せいぜい五分咲き位でしょうか・・。

   自分が薔薇を描くので分かりますが、
  開花した薔薇の方が、どうしても華やかですものね。

   蕾にこだわっていながら、ついつい・・。
  ~なんて。これでは仕方ありませんね。
  そんな具合ですから、香蘭社製は貴重です。

   今日は、光がレースの模様を白い皿に映し込んでいます。
  こんな所で、レースの素晴らしさを再確認。
  レース編みの魅力も捨て難いですね。