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【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

レースの花咲くインテリア

2012-11-06 18:05:58 | 私の手作り夢時間




【レースの手袋にスカーフは、ミス・マープル気分!?】





「それに クローセ編み が上手でしてね。
この冬、腰部神経痛でせっていた時、
客間のテーブル用に、
またとないほど見事な
テーブルセンター を作りましたんですよ」
             【「アンの幸福」 最初の1年10.】




【今日の薔薇】


   午前中は重い空ながら午後になると
  随分、明るくなって来ました。

   雨は夜のうち降ったようですが、
  昨日も今日も日中は1滴も降っていません。

   こんな事でしたなら、お洗濯すれば良かったと後悔。
  なかなか上手く行きませんね.



【小さな額を入れても】


   さて 【先日】 は、手持ちの
  レースを使ってブリキのランプ
  に纏(まと)って楽しみました。

   手持ちの物が、こんな風に
  生かされるのは嬉しくて。

   ただ、どうしてもそれ用に
  作った物ではありませんから、
  ちょっとした不具合、不都合も。

   そんな事もあって又々、
  針を取り出したものです。

   今日出来上がった物は、
  ブリキのランプ専用のレースと
  花飾り付きのドイリーです。

   今回、ランプのレースには、
  空気の通り穴を空けました。

   ランプシェードですので、
  フリル感も出して。

   尤も、写真では分かりにくいですね。
  そして敢えて花飾りのドイリーは、白い硝子のシェード用にと。

   この白い硝子のシェードには、それこそ薔薇の絵を描こうかとも
  思ったのですが、硝子は、アクリル絵の具でも結構、取れやすいので、
  レースを。何の変哲もないそれが、生き返りました。

   ただ、素朴なブリキのランプは、それはそれで味がありますから、
  カントリーにこだわる場合は、このままの方が良いですね。
  時と場合によって・・という事でしょうか。

   そうそう、レースの手袋は手作りではありません。念のため。
  ミス・マープルを真似て? 取り出したという訳です。

   (ミス・マープルは指先だけない、
  レースの手袋をはめて、編物をするのです)

   ところで昨夜は以前、録画していた A・クリスティー作、
  「鏡は横にひび割れて」 を見ました。ミス・マープル物です。

   既に 【原作】 も読んでいますし、見たら即座に消そうと思っていたのですが、
  余りにも邸内の調度品や、薔薇で一杯の庭が美しくて。
  勿論、当時のファッションも。消すのは当分、お預けです。

   庭でお茶のシーンもあるのですが、そこに集う人々は、
  さり気なくレースの手袋をし、はたまたレースの肩掛けを羽織り。
  そんなこんなで今日は、それらの物を取り出してみました。

   「たかがレース、されどレース」、
  レース1枚でゴージャスな気分になれるのですから、
  これらを活用しない手はありませんね。

街角のエレガンス

2012-11-05 17:15:05 | レトロ(素敵)な空間~散策








「僕達明日サーカスをするの。
僕は駝鳥だちょうになるんだよ。
それから象も買うんだ」
「象の餌代は600ドルも
かかるという事を知っているかい?」
と、ギルバートは真面目くさって聞いた。
空想 の象には1セントもかからないんだよ」
と、ジェムが腹も立てずに説明した。
アンは笑った。
「ありがたいことには、あたしたちの
空想 には節約の必要がありませんわ」             
                【「炉辺荘のアン」 第16章】


   今日は時折、薄日は射すものの、真珠色の空になりました。
  それでも起床時は随分、暖かく感じたものです。

   いかんせん、こんな空ですから体感温度はあまり上がりません。
  ~なんて一時は、こんな風に思っていたのですが、
  やはり今日は暖かいようです。

   ストーブの出番が今の所、ありませんから。
  まだ雨の気配はありませんが、ともあれ、お天気は下り坂のようです。








   さて又々、迷い込んで
  しまったパリの路地裏。
  ~という事にして置きましょう。

   空想は自由ですものね。
  おまけに節約の必要も
  ありませんから。

   (写真は一昨日のものです。
  春の写真は 【こちら】

   ここは住宅地の急な坂を
  降り切った、通りに面した
  場所にあります。

   もう何度か紹介済みですが、後ろは崖ですから一歩、
  裏手に回れば、こんな螺旋(らせん)階段も。

   勿論、蔦に絡まった階段を下りて来る人は、
  【こんな人】 がお似合い。~なんて。

   それにしてもこちらのお店。
  ここに、ひょっこり ミス・マープル が現れても、しっくり来るような。

   ついさっきまで明るかったのに、釣瓶落としの秋の夕暮れ。
  窓からこぼれる柔らかい光に誘われて、お気に入りの席に導かれる、
  ミス・マープルの姿が瞼(まぶた)に浮かびます。

そして勝利の女神が微笑んだ

2012-11-04 15:57:07 | 薔薇の追憶










「この薔薇は・・(中略)
夏の暖かさ全てと、
実を結んだ夏の魂がこもっている」
(中略)
「薔薇は愛の花です ――
世界は何世紀もの間薔薇をたたえて来ました。
ピンクの薔薇は希望と期待を意味し ――
白薔薇は消えた愛か捨て去った愛を
表しています ―― しかし赤い薔薇は ――
ああ、レスリー、
赤い薔薇は何を意味していますか?」
勝利 を得た愛」                  
                 【「アンの夢の家」 第37章】


   

   連日の日本晴れが続きます。
  それに呼応するかのように私の心も日本晴れ。
  それと言いますのも、巨人が日本一に輝きましたから。

   昨夜は深夜まで巨人優勝のスポーツニュースをハシゴ。
  当然の事ながら、今日は寝不足気味です。

   それにしても、ホームで連勝して札幌に乗り込んだものの、よもやの? 連敗。
  どうなる事かと思っていましたが、5戦目に勝ちましたから、(札幌ドーム3戦目)
  勝利の余韻は、あの日から続いているという訳です。

   朝日の中で、その余韻に浸りながら、紅茶片手に、
  新聞のスポーツ欄に目を通す幸せ。至福のひと時です。

   監督を初め、紳士的だった日ハム。
  CS からの厳しい戦い、“お疲れ様!” と声を大にして言いたいです。
  







   さて先日、一足先に
  開いたのは勝利の 【赤い薔薇】

   そして今日は白薔薇、  
  所謂(いわゆる)、
  リラ版 「白い貴婦人」
  も微笑んで。

   赤と白、二つの薔薇の
  揃い踏みとなりました。

   これこそ、
  “日の丸” ~なんて。

   それにしても、こじつけ OK、
  何でもありの私ですこと!

   ただ、いかんせん宴の後の
  何とも言えない喪失感。

   次は WBC ですね。
  お互いに力を合わせて頑張って
  頂きたいと思います。

二つの月

2012-11-02 18:25:05 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編








その年の 11月 は東風と霧の
陰気な月であった。
時には砂州さすの向こうの灰色の海を
よぎったり、又は漂って来る
冷たい霧の他何もない日もあった。
身を震わせているポプラは
最後の葉を散らしてしまった。
庭は枯れ、色や個性は一切なくなっていたが、
アスパラガスの床だけは
今なお美しいジャングルのようだった。
                  【「炉辺荘のアン」 第29章】
 





   こんな空で明けた今朝。
  空の上を蓋(ふた)を
  したように雲が覆って、
  いかにも重苦しい空。 

   こんな空こそ、アン の言う
  “11月の空だわ・・” と思ったり。

   しかしながら秋の空は
  移ろいます。

   その後、雲の架け橋状態? 
  になりやがてそこには何もなくなり・・。
  かと思えば一面、真珠色の空。兎にも角にも趣きのある空です。




   さて、こちらのお菓子は、
  仙台銘菓、「萩の月」 です。

   この度、お向かいに引っ越して
  来られた方からの頂き物。

   美しい絵が描かれた箱に
  1個ずつ入れられたそれは、
  大きさはやや小さめながら
  私の好物、「月でひろった卵」
  と外見も味も、
  ほとんど同じ物です。

   折角ですので今日はこのお菓子をお茶請けに、
  『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』 の開店と致しましょう。

   
     ところで前述の記し方、ちょっと変でしたね。
    先に製造したのは仙台の 「萩の月」 なのですから、
    山口の 「月でひろった卵」 の方が似ているのですね。 

     それにしても、つい最近、「月でひろった卵」 を
    頂いたばかりですので、何とか味の違いが分かりますが、
    初めての方は、同じように思われるのではないでしょうか。

   しかも 「月でひろった卵」 は、製造元は山口の柳井ですが、
  あの城下町萩でも堂々と売られています。

   城下町 「萩」 と植物の 「萩」(ミヤギノハギ)の名を付けた 「萩の月」。
  「月でひろった卵」 と混同する人がいても不思議ではありませんね。

   それでも絵の美しさと、1個のお値段が30円も安い・・
  軍配はどうしても 「萩の月」 に上がりますね。

   山口の 「萩」 と仙台の 「萩の月」 の萩つながりから、
  「二つの月」 というタイトルにしましたが、似たお菓子の多いこと!

   何と紛らわしい 「荻(おぎ)の月」 というのもあるそうです。
  「松の月」 「那須の月」 「箱根路の月」 等など・・。
  枚挙にいとまがありません。

『アンの世界』 をつまみ食い

2012-11-01 19:10:08 | レトロ(素敵)な空間~散策

【いつか見た光景 : 家の前には菊の鉢植えが】





「何ていいお天気でしょう・・・
私達にあつらえ向きじゃないの。
でも、きまぐれ日和 ではないかしら・・・
明日は雨になるわよ」
とダイアナが言った。
「かまわないわよ。
例え明日は日光が消え失せようとも、
今日は日光の美しさを満喫しましょうよ。
(中略)
あの長い金緑の丘を・・・
あの青く霞んだ谷をご覧なさいな。
あれはあたしたちのものよ、ダイアナ。
(中略)
西風が吹いているわ、西風が吹くと
あたしはいつも冒険的な気分になるの。
あたしたちは申し分のない
ぶらぶら歩き が出来るわ」                   
               【「炉辺荘のアン」 第2章】


   こちらは今日も晴れの天気になりました。
  ただ昨日と違って今日は少々、風があります。

   その風に乗って落葉が舞い踊っています。
  何かと絡まって? カラカラと音も立てて。

   紅葉(もみじ)にはまだ早いのですが、
  今丁度、花水木(はなみずき)の葉っぱが真っ赤に。
  どうやら、ほとんどその葉っぱのようです。

   それでも、ちらほらと既に赤くなった紅葉(もみじ)も。
  朝晩、冷えて来ましたので、紅葉(もみじ)の紅葉(こうよう)も
  一気に進むでしょうね。楽しみです。

   そうそう、気紛れ日和。
  昨日は宵の口から思ってもいない雨が降り、まさしく気紛れ日和。
  お陰様で今朝は、久し振りに雨粒のキラキラ感を実感させて頂きました。
  



【山小屋風の? 喫茶店】

 
【雀たちは遊び・・】



【咲き乱れる 「黄花コスモス」】



   さて昨日は、あまりの天気の
  良さに誘われ、友人を誘って
  山裾の集落を ぶらぶら歩き

   と言っても我家から
  ごく近くなのですが・・。

   大きな道路を挟(はさ)んで
  その向こうは昔ながらの集落。

   町の佇まいは紛れもなく
  昭和の雰囲気を残しています。

   ただ、余程の事がない限り、
  足を踏み入れる事はありません。
  駅までの通り道でもありませんし。

   山裾と言っても、ごく低い山。
  そんな中にも山小屋風の喫茶店も
  ありますし、ログハウスも。
  (一般住居)

   長年、住んでいながら、
  ちっとも気付かなかった私。
  きっかけは最近、こちらに引越して来られた方から。

   「ここはいい所ね。近くに山も渓谷もあるし。
  毎朝、散歩がてら神社にお参りし、
  帰りに山小屋風の喫茶店で珈琲を飲んで帰るのが日課なの」 と。

   私達も、その喫茶店に入ってみました。
  珈琲は薄くて、ちょっと好みではありませんでしたが、
  木の上では雀たちが遊び、すぐ裏手の庭にはまだまだ黄花コスモスが満開でした。