【ジャスミン】
「今日は普通の日じゃありませんからね、 奥さん」 と、スーザンは厳かに言った。 「あら、スーザン、 普通の日なんてものはないわよ。 どの日もどの日も他の日には ないものを持っているんですもの。 そう思った事はなくて?」 「その通りなんですよ、奥さん、 この前の金曜日でさえそうでしたものね、 一日中雨が降って鬱陶しい日でしたがね、 3年間も花を付けなかった 私の大きなピンクのゼラニウムが とうとう蕾を見せたんですよ」 【「炉辺荘のアン」 第3章】 |
夕方には上がりましたが、
今日は雨が降ったりやんだりの天候となりました。
生憎の空模様でしたが、気温は引き続き暖かです。
夜になっても気温の下降はありません。
さて、そんな今日。
昨年からの紅薔薇は、今日もこの通り。
例年にないあの寒さも雪も、昨日のPM2.5の中でも
いつもの姿で、いつもの場所に、ひっそりと佇んでいます。
おまけに今日の雨では、
「水も滴(したた)るいい女」~ならぬ、いい薔薇。
いい加減切り取って、
お部屋の中へ入れた方が開花するのでは・・
~なんて思ったりもするのですが、
ここまで待ったのだからと・・結局、自然に任せる事に。
【一年中咲く 「アブチロン~チロリアンランプ」】
薔薇はこんな調子ですが、
ここに来て、春の花が
花芽を伸ばして来ました。
チューリップ、ヒヤシンス
釣鐘草などの植えっぱなしの
球根は言うに及ばず、
ジャスミンやモッコウバラ、
等など・・。
特に蔓性のジャスミンや
モッコウバラは繁りに繁って、
アーチ棚が必要なほど。
今日の アン と スーザン
のような花会話に明け暮れる
日々は、もうすぐです。
そうそう、花が咲く事を
「花笑」 と言うのだそうですね。
又々、美しい日本の言葉。
小学生から英語を学ぶ事も
結構ですが、日本には学ぶべき
美しい言葉が沢山あります。
せめて英語と同様に、いいえ、それ以上に国語にも力を入れて欲しいです。
母国語をなくした民族は、やがて亡国の憂き目を辿ると言いますから。
>花が咲く事を「花笑」
綺麗な表現ですね!
とっても気に入りました!(笑)
>母国語をなくした民族は、やがて亡国の憂き目を辿ると言いますから。
なるほど…
今からの子供たちは、大変ですね。
英語も母国語同様、
使いこなせないと生き残れない時代ですし…
いつも温かいコメント、有り難う~。
>英語も母国語同様、
使いこなせないと生き残れない時代ですし…
国語の時間を削って英語の授業というのは、ちょっと違うかな・・と。
フランス人のように英語を喋れるけれど、フランス語に誇りを持ってフランス語しか喋らない・・
~なんてカッコいいですね~。