陽だまりの香り

三鷹の隠れ家アロマテラピーサロン、「ル・コワン・アンソレイエ」のブログです。女性の心・からだ・美をサポートします。

香りで女性ホルモンバランスを整えよう②

2020-05-18 17:53:08 | 香り活用法

今日はまたまた肌寒い~・・・。
暑くなったり、なかなかカラダがついていきませんね。
そんなこんなしているうちに梅雨も近づいてきています。
体調管理はしっかりしましょう!

さて、昨日は女性ホルモンについて書きました。
昨日覚えておいてください!と書いた、視床下部と脳下垂体..頭に残っていますか?

視床下部が下垂体にまず命令を出しますが、これは自分の意志でできるものではありません。
エストロゲンは女性の美に大きな影響を与えるホルモンですが、
肌をきれいにしたいからいっぱい出して~!!と思っても出るものではありません。
そして分泌量が多い人は女子力高い、とか女っぽいと思っている人が多いと思いますが、
そうではないんですよー。
バランスがとれていることが一番!
エストロゲン分泌量が多いと乳がんのリスクがあがるということもお忘れなく。
ホルモンバランスが整っていることが大事です。

さて、ホルモン(内分泌系といいます)のように自分の意志とは無関係に働いてくれているものが
私たちのカラダの仕組みの中にまだあります。
それは自律神経系と免疫系。
今コロナで免疫が注目されていますね。
自分で免疫高まれ!と思って免疫があげられるものではないですよね。
自律神経は呼吸や血液循環、消化などをコントロールしています。

このうちホルモンと自律神経の司令塔が視床下部になります。
女性ホルモンと自律神経は密接した関係で、お互いの影響を受けやすいのです。
例えば更年期!
エストロゲンの分泌量がグーンと減りバランスが崩れると、
自律神経のバランスも乱れイライラしたり、どーんと落ち込んだり・・、
動悸がしたり・・・、自律神経失調症になったり・・。

そして司令塔である視床下部はとぉーーーってもデリケートで、
ストレスでダメージを受けやすいんです。
心配事があったりすると、生理が遅れたり・・・という経験ありませんか?
とても強いストレスだと、何か月も生理こない、なんてことも。

とても大切な役割を果たしている視床下部!
ここに働きかけることができるのが「香り」、そうAromatherapyです。
視床下部は脳の奥深く、大脳辺縁系という場所にあります。
この場所が香りと大きく関わってきます。


香りは鼻がセンサーです。
鼻で香りを感じ、その情報が脳に送られていきますよね。
あー、レモンのいい匂い!とか・・・。
このように人間の五感(視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚)は得た情報を脳に送ります。
この中で鼻で感じた香りの情報だけが、視床下部のある大脳辺縁系に直接送られるんです。
見たり、聞いたり、食べたり、触ったりした情報は、ここに直接入ることはできません。
匂い・香りの情報だけです!

この大脳辺縁系は生物が進化していく中で古くからある脳です。
人間はその外側の大脳新皮質という場所が発達しました。
そこは理性を司るのに対し、辺縁系は本能を司っています。
快・不快といった情動、睡眠、食欲、性欲などです。

ストレスで疲弊した視床下部に香りはダイレクトに働きかけることができるのです。
脳をリラックスさせてあげることは、ホルモンバランス、自律神経バランスを
整えることに繋がるのです。

ゼラニウムやベルガモットの香りはこの視床下部に働きかけ、情緒不安や沈んだ気持ちを
緩和してくれますよ~。

香りがホルモンバランスを整える仕組みはわかりましたか?

明日は「香り」を塗る=「アロママッサージ」によって
生理痛やPMS(月経前緊張症)といった女性特有のマイナートラブルの緩和について
書こうと思います。

更年期については長くなりそうなので、またその次に。

今日もお付き合いありがとうございました。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿