陽だまりの香り

三鷹の隠れ家アロマテラピーサロン、「ル・コワン・アンソレイエ」のブログです。女性の心・からだ・美をサポートします。

12月の香り活用法

2010-12-03 14:18:55 | 香り活用法

12月の香りの活用法!

今月はクリスマスというイベントがありますね!クリスマスはイエス・キリストが誕生した日。
この日にまつわる香りを2つをご紹介いたします。

そして日本の行事としては、冬至の日に入る「ゆず湯」がありますね。
ゆずの香りも一緒にご紹介します。

まずイエス・キリストは12月25日、ベツレヘムの馬小屋で誕生されました。星によって
東方の3賢人はその場所まで導かれます。クリスマスツリーのてっぺんに飾る星はベツレヘムの星
なんですよ。

さて、そのときに誕生のお祝いを捧げるのですが、ひとつは黄金、あとの2つが【ミルラ】、【フランキンセンス】と
いう樹脂だったんです。樹脂は樹皮が乾燥して避けてでてくる樹液が固まったものです。
精油として採取するときは人工的に傷をつけて樹液をとりだしています。

ミルラ(没薬)は古代エジプト時代に神に捧げる香りとして焚かれていました。そしてエジプトといえば、ミイラ!
ミイラを作る際、内臓を取り出したあとに防腐効果の高いこのミルラがシダーウッドなどとともに、
使用されていたそうです。このミルラがミイラの語源に繫がっているともいわれています。

ミルラは乾燥から肌を守ってくれたり、咳を沈めたり呼吸器の疾患にも役立ちます。冬にピッタリの
香りです。ミルラだけだとちょっと・・・という方もマンダリンや後で紹介するユズの香りと合わせると
とっても温かみのある香りになりますよ。
クリスマス・・というとフランキンセンスのほうが脚光を浴びることが多いのですが、ミルラもなかなか個性的な
香りです。ご興味ある方はサロンにございますので、お試しくださいね。

次にフランキンセンス。フランキンセンスは乳香と呼ばれています。ミルクのような香りがするの??と字だけ
みると思ってしまいますよね。ミルクの香りとはほど遠く、樹液が白いミルクの様だから、とか液は黄褐色だけれど、
乾いた後が白っぽくなるから・・とか説がいくつかありこの名前がついています。
「Frankinsens」とかきますが、Frank(フランク)=真正の、insens(インセンス)=香ということで、
真実の香りといわれています。ミルラと同じく神に捧げる為に古くから焚かれていた香りのひとつです。

黄金と並んでこの2つの香りが捧げられたということは、香りは黄金と同等の価値があるものとして
この時代扱われていたという証明になります。

黄金は偉大な商人、没薬は偉大な医者、フランキンセンスは偉大な預言者を象徴していたと
いわれ、イエス・キリストはフランキンセンスを選んだといわれています。

ぜひぜひこのエピソードを頭に浮かべながら香りを味わっていただけたら・・・と思います。
とっても神聖な気持ちになりますよ!

さて、そして冬至!一年の中で昼が短く、夜が最もなが~い一日。今年は22日が冬至のようです。
かぼちゃを食し、ゆず湯に入り、無病息災を願う日ですね。むかーしから続いてきた日本の行事の
ひとつです。

せっかく夜が長いのなら、お風呂にゆーっくりユズとともに浸かり、疲れをとりましょう。
のぼせ、湯冷めに注意ですよ!!

ユズは柑橘系の精油のひとつです。柑橘系の精油に共通している芳香成分はリモネン。
このリモネンは毛細血管を広げてくれる効果があるので、手足の末端までしっかり血流を
促し、しっかり温めてくれます。

昔の人の知恵は素晴らしいですね!こういった化学的な成分のことは知らずとも、からだを
しっかり温めてくれる効果があることを身をもって知り、伝承し、現代までその風習がしっかり
残り根付いているのですから!!

ゆずはやっぱり冬に楽しむ香り!せっかくなので、精油ではなく、お風呂にゆずを浮かべて
香りを楽しみませんか!ぷかぷか浮かんでいるユズを目で見る、手で触る、香りを鼻で感じる、
そこに何かリラックスできる音楽、そして夕食にユズの皮をおひたし、お鍋など薬味として
使って、視覚、触覚、嗅覚、聴覚、味覚の五感フル活動でユズを堪能しましょう!


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