陽だまりの香り

三鷹の隠れ家アロマテラピーサロン、「ル・コワン・アンソレイエ」のブログです。女性の心・からだ・美をサポートします。

フランキンセンス(乳香)の嗅ぎ比べ

2022-01-15 15:04:31 | 精油について

フランキンセンスの香り...、アロマを始めた当初はあまり好きでないというか、どちらかというと苦手な香りでした。
今は【My Favorit Essential oil TOP10】に入ります!

本当はこの記事は12月にアップしたかったのですが、あれよあれよと日が経ってしまいもう1月もなかば・・。
なぜ12月なのかというと、この精油はイエスキリストの誕生のときに捧げられたもののひとつだから。
それに因んでいろいろと書こう!と思ってました。(笑)
ちょうどその時期に合わせてARTQで嗅ぎ比べセットが発売になっていたんです。
が、なんだかんだと時が経ち、発注したのも年末でして今月手元に届いた次第です。



3本セットになっていて、嗅ぎ比べられます。
先にこれはこの産地のフランキンと頭で理解してしまうと、先入観が入って香りを素直に感じ取れなくなってしまうので、
パパッと置いて、目をつむり端から順々に香りを確認してメモしてみました。

一番最初に手に取ったフランキンは、染み渡っていくようでいて、ちょっとローストされたような深みがあり直感的に好き!と感じました。
2番目のものは、ちょっと癖がある香りが最初に入ってきて力強いイメージ。鼻をスーッと通してくれる香りが強いと感じました。
3番目のものは、フランキンセンスぽくないというのが最初に感じたこと。軽い・・と感じたのですが、段々香りが変化してたってくるように感じました。
私は香りを音階でイメージすることが多いのですが、他のアロマセラピストさんはどうなんだろう??
アロマを始めたばかりの頃、香りをひとつひとつ覚えていくときに2つの似た香りがあると、こっちのほうが音階が高くて、こっちは低い・・みたいに違いを区別していました。
ジュニパーとサイプレスの違いはそうやって区別して覚えたのが懐かしい・・・。
この3つを音階でイメージすると、2番目のものは低いド、1番目のものはそれよりちょっと音階が上がってミ♭、3番目はソ♭のように音でイメージするんです。

フランキンセンスは中東のオマーン、ソマリア、イエメンなどが産出国です。
ボスウェリアという木の樹脂から香りを抽出します。

上記3つの国はアラビア海に面していますが、高品質のフランキンセンスは海から離れた砂漠地帯で育つボスウェリアの木から抽出されます。主原料の樹脂は海側にいくほど黒っぽい色となり、高品質のものは透明に近くなります。この辺りは以前のblog記事に書いてありますので、気になる方はご覧になってみてくださいね。

さて、今回の3つのフランキンの精油。産地はどこのでしょう~・・、ワクワクしながら見てみると、1番目と2番目はソマリアのもの。3番目はオーストラリアのものでした。そして3つとも植物の学名が違うので、植物学的に種類の違う木から採取されているということになります。
オーストラリアでも採れるんだ!とびっくり。
そして産地が違うと香りがこんなにも変わるということを改めて学ぶ機会となりました。
ラベンダーは幾度となくそういったことを学ぶ機会があります。そして今や人気の日本の精油、クロモジも産地で香りが全然違うんですよ~。
香りは本当におもしろい!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿