今何処(今の話の何処が面白いのかというと…)

マンガ、アニメ、特撮の感想ブログです。

物語三昧ラジオ~『ハトプリ』、『まどかマギカ』など

2011年02月11日 | 漫研ラジオ
終了しました。(↓)録画データです。ありがとうございました。大体、『ハートキャッチプリキュア』と『魔法少女まどかマギカ』の話をしていたと思います。(後半、他の話もしましたけど)

物語三昧ラジオ~『ハトプリ』、『まどかマギカ』など

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本日の夜にペトロニウスさんと、USTREAMでネットラジオをやる予定…かもです。内容は未定です。

2月12日(土)22:00???かな?

【USTREAM URL】
http://www.ustream.tv/channel/manken



【ミステリーの成立】『傾物語』…真宵ちゃんの出番少ないが…まあ、よし。(´・ω・`)

2011年02月11日 | 小説
傾物語 (講談社BOX)
西尾 維新
講談社

『傾物語』(作・西尾維新)読んだんですが…やあ、なんか、これ八九寺真宵ちゃんの話というより、忍野忍の話という気もしましたね(汗)…ベース的に考えれば「彼女(八九寺真宵)が存在(い)ないと、これだけ世界が変わる」という事を、ほとんど寓話的に描いているので、その意味では真宵ちゃんの話…かも?しれない?ん?wどうかな?(^ω^ )
『傾物語』は『化物語』シリーズの現在最新話ですね。『化物語』シリーズは怪異に憑かれた女の子たちに、主人公の阿良々木暦くんが持ち前のハーレムメーカー気質で“関わって”しまう物語。
八九寺真宵ちゃんは、阿良々木くんが知り合った幽霊小学生少女で、忍野忍は吸血鬼で阿良々木くんのお節介で、文字通り、正真正銘、彼と一蓮托生の存在になってしまった“モノ”ですね。…でも、一位ヒロインじゃない。むうw深いなあ…。

話の切っ掛け自体は、阿良々木くんがある現象を目の当たりにして「…あれ?これって八九寺を助けられるんじゃね?」って考えたのを元としていますが。いや、ある現象とか言うの止めますが、タイム・スリップ~タイム・バックなんですけど。(`・ω・´)
実際には、その冒険を阿良々木くんと忍の二人が道行き、解決して行くストーリーになっています。まあ、先に述べたように、真宵の物語という解釈がない事もないですが、ファン・サービス的には明らかに忍ファン(あるいはキスショットファン)が満足する作りになっていると思いますw
忍の想いの深さが描かれるというか………あれ、想いの深さなのかな?すごく気まぐれな女王という気もしますけどね(幼女だけど)。まあ、阿良々木くんに想う所が多々あるのは間違いないでしょうけどね。そういう内面を垣間見せるような描きと、何だかあまり一貫していない、予測不能な感じの忍のリアクション(気まぐれなんでしょうねえ)が、妙な“新しさ”を出していました。

あと、まあ何か阿良々木くんの性癖が明らかになる所が楽しかったというか…。彼は骨フェチ?なんですかね?w骨フェチというか…骨姿フェチ?って言えばいいのか?いや、ボーンそのものじゃなくって、人肌に浮いた骨姿が良いのだよね。…うん、まあ、分かる。(`・ω・´)(←)
うん、で。そこらへんバレると、羽川さんの身体より、戦場ヶ原さんの身体の方が、たまらんかもしれんねえ、とか思ったよ新事実。

■ミステリーの成立

さて、余談ではあるんですが、最近ちょっと僕は推理小説を読んでいた事もあって、『傾物語』を「あ、この話ってミステリーとして謎解きできたな」って思った所があります。
説明すると、ストーリーは11年前にタイム・バックした阿良々木くんが、八九寺真宵をたぶん助ける事ができた(?)という前提でもとの時間にもどってきてみると、世界が激変していた!って所から本番になってくるんですよね。その激変というのが、ちょっと俄に理解できないくらいの激変なわけで、なんでそうなるの?って混乱してしまう程なんです。
これって、真宵ちゃんが助かった事とは、何の因果もない話なんじゃないの?いくらバタフライ効果とか言っても、こうはならないでしょうwと、瞬間的にはそう思ったりもしたんですよね。

でも、真相に辿り着いたその時は「ああ、これって解くことできたなあ」ってちょっと悔しく思ったりしました。あまりに、ぶっとんでいる展開……いや、そもそもタイム・バックできるという展開自体がジャミングになっていますね!wそういう展開だったものだから、これも何かぶっとんだ…壮大な「風が吹いたら桶屋が儲かる話」を展開するのかなとか、そんなイメージを持ったんですけどね。
でも、真相は違った。『化物語』シリーズを読んできた人なら、手がかりは出揃っていて、少しの想像力と連想で、多分、謎を解く事ができたと思います。

…いや、別に「謎を解け!」なんて指示は作中で出ていないんで(出てないですよね?)そうする必要は無いんですが(汗)
他の推理小説は、移動中に読んでいる事もあって、特に何も考えずに読み進めて、で、謎解きを聞いても「それは僕には分からなかったなあ!」って思うだけなんでいいんですが、“今回”のこれは、少し以前の本を読み返してみれば、そこに辿り着けたような気がして、ちょっと残念だったと。ま、ちょっとだけですけどね。

そこそこ忙しい中で本読んでいるものだから、なかなか頭は働かないんですが、それでもなるべく思い、感じ、考えながら『物語』に接するのが、『愉楽』の処方ではあるんですよね。だからと言って、考えれば(↑)これに行けたか?というと、そこは相当、疑問ではありますけどね(汗)
だから不覚な話とは思わないですが…でも、ちょっとの気づきの一つとして、そういうのを書いておきました。