今何処(今の話の何処が面白いのかというと…)
マンガ、アニメ、特撮の感想ブログです。




【メタキャラクター】



球磨川「『老人なら攻撃されないと思った?』『黒幕ぶっていれば安全だと思った?』『僕が可愛らしい顔立ちだから』『おしゃべりの最中なら死なないと思った?』――『甘ぇよ。』」

不知火半袖「あたしもマイナス十三組に入れて頂戴。そろそろあたしもストーリーに参加したくなっちゃったよ☆」


先日のラジオ(TVアニメ放談)の後に、しばらくルイさんと話をしまして――ちょっと出てきた話題のメモ書きをしておきます。いろいろ端折って書くのでいろいろ説明不足かもしれませんけどね。(いつもの事か?)
最近ちょっと、『メタキャラクター』という観方を思考していまして……『メタキャラクター』とは何か?というと『物語』内において、物語読みと同じ視点を獲得しているキャラクターというか…。まあ、まだちょっと考えまとめてないんですけどね。

(↓)方向的な話はさらに以前、ペトロニウスさん、哲学さんとやったラジオの方で『化物語』をネタに語っています。

【『化物語』@物語三昧ラジオ】
http://www.ustream.tv/recorded/8456799

…で、『めだかボックス』の球磨川禊(それと球磨川と一緒と言われる不知火半袖)が『メタキャラクター』じゃないか?という視点があります。そのポイントになる部分が冒頭に引用した画像とセリフなんですが…。
かなり直感的な話なんですが、ここで球磨川が「甘ぇよ。」と言って不知火理事長をぶっ殺す選択を見せてしまう所がメタっぽいと感じたんですよ。例が上手く出てこないんですが、ここらへんで、こういった悪(カオス)のスーパーマンを呼び込んだときに、その黒幕って泰然として悪のスーパーマンと交渉しているんですが、この時、わりとあっさり悪のスーパーマンはこの交渉に乗るんですが、後からその実力差を考えると、あれ?なんであの時、あいつはすごすご引き下がったの?とか思う事があるんですよね。ないですかね?(汗)(´・ω・`)?

そこらへんを何でか?と詰めて考えてゆくと、まあキャラの心象としては「とりあえず」とか「試しに~」みたいな感覚があったのかなあ?という読みで落ち着いてくるわけですけど。それとは別に『物語力学』的にとでも言うのか「この時点で劇的なる展開が求められていなかった…」というような視点もまた考えたりもします。
今述べた話全部を球磨川くんが持つ必要はないんだけど、なんとなく不知火理事長と話していて、この場では理事長は「物語の流れ上、どういう形であれ、すごすご、この球磨川は引き下がると考えている?」…と球磨川がそう思ったセリフが上の引用かなとも思ったんですよね。そんな『物語』のシナリオとしてある当然の流れも自分は断ち切れるんだよ?と自分がそれをしないと考えるのは甘ぇよ?と、そういう宣言に見えたりします。
まあ、ここらへんは僕が西尾維新作品にいくつか触れて感じている感覚でもあるので、もう少し『戯言シリーズ』とかこの方の作品に触れて詰めて行こうと思っています。

ただ、もう一歩進めて考えたのは「それでも。やっぱり球磨川も、このシナリオの流れを断ち切る事はできなかったんだな」という事ですね。
確かに球磨川は、理事長が組んだシナリオは分かる。かつ、自分の物語上の能力は理事長の思惑に収まるものではない。…では最初っから律儀に理事長のシナリオに乗っている必要はどこかにあるのだろうか?球磨川はやりたい事をやりたいように為せばいいだけのキャラなのではないか?…そういう物語上の均衡が見えるのが球磨川のメタキャラではないのか?だから、その場が当然のように、儀礼のように過ぎ去って行くのは「甘ぇえよ」と宣言したのではないか?

…でも!そこまで宣言しても、実際に『物語』の流れを断ち切る事はしなかったんだなあ。できなかったんだなあ、とも思うんです。
切れないんですよねえ…wそれをすると、これまで組んできた構成が本当に激変して、不可逆の劇的なる展開にシフトしてしまうから。それは“できなかった”。
メタ視点を持っている……としても、現にそこにある『物語』の流れを改変して行くのは強烈な抵抗が伴う。ギャグマンガのように、その行為をギャグとして処理され得るキャラならともかく、切ったら切ったで別のシナリオを構成しなくてはならない分けで…。

メタキャラクターって一見強力に見えるけど、それを行使してしまうと必然的に物語そのものとぶつかり合ってしまう事になるのかも?とか考えたり。……以後思考継続。(`・ω・´)


めだかボックス 5 (ジャンプコミックス)
西尾 維新
集英社



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