out of curiosity

blog ってどんなものだろ?
そんな好奇心から衝動的に作りました。

今年も

2006年09月15日 00時27分07秒 | job

 今年もデュランタが咲きました。 バニラの香りがするかわいいお花です。 昨年買ったときには6月頃に咲いていたので、今年はもう咲かないのかと思っていたのですが、ほっとしました。

 9月ともなると毎年10~11月頃に行う発表会の本格的な準備で気ぜわしくなってきます。 できれば避けて通りたいと思うほどわたしとしては気をもむ行事です。 準備段階から楽しめればよいのですが、やれ会場手配だ、外国人講師はどうする、生徒の発表内容は、ゲームは、と考えているとどうしても頭や胃が痛む思いです。 けれどようやく下準備が整い、先週から生徒達の発表ペア決めなども決まり始め、一段落というところです。 

 幼稚園生のクラスはお互いに名前と歳を聞きあってから、カードを使ってクラスで練習したような会話を外国人講師と行う。 そして、ダンスをしながら英語の歌を発表するという内容。 

 小学生の発表は、自己紹介をしてから、ペアでのダイアログ発表、そして本年はリーディンブブックの音読も選択肢に含めました。 
 ダイアログはペアで話し合いテキストブックから好きなものを選んで良い、音読も2人で好きな本を好きなように読んで良い、ということにしましたので、生徒達の関心事は「誰と組むか」ということになります。

 高学年のクラスはわたしがとやかく言う前にさっさとペアを決めてしまいます。 なかまはずれが出るような状況はほとんどなく、結構お互いに気を使ってうまくペアになり感心しました。 低学年のクラスではちょっと様子を見てから、結局はあみだくじにしました。 「え~っ!」という声はきかれるものの、あみだの順番をジャンケンで決めよう!と言うとわーっ!っとジャンケン大会になり、ペアが決まってもイヤだとごねる生徒もなくスムーズに決まりました。

 発表会の話をしだすと、たいていはじめは「えーっ。出なくてもいいんですか?」「日曜日はサッカーだから、たぶんでないよ。」などネガティブな意見が出るのですが、だいたいペア決めの段階でやりたくなさそうな生徒がいなくなるのが不思議です。w

 ペアが決まると発表内容を生徒同士で話し合うのですが、これもとても積極的に話し合い、さっと決まりました。 本当に「えーっ!」「やだーっ!」「できないーっ!」と言っていた子たちには見えません。w

 その中で特に面白かったことが。 日頃クラスでおしゃべり、おちゃらけが多く、最近は少し反抗的にもなってきた男子と、とてもおとなしい女の子があみだでペアになりました。 わたしも「うわぁ、よりによって。。。」と思ったのですが、二人できちんと話し合い一冊の本を音読することに決定。 「ふたりでどのページを読むか割り当てをきめてね。」というとなにやらゴソゴソ話し合い、ケラケラ笑い始めている。 

 普通に1ページごとに読むとか、台詞の部分は配役を決めて読むなどの工夫をしてくれれば良かったのですが、この男子ときたら。 「君がここを読むとき、ぼくはこうやってるから」となんだか本の暗誦に振り付けをつけている。 しかも、「Layla、ここの台詞はこう言ってもいい?」とコメディーにしようとしている。 「おぉぉ。この子の才能と来たら。」と本当に関心をしてしまいました。 

 まったく、先日は「忘れ物をしたので、取ってきます。」と出て行ったと思ったら、頭にタオルを巻いて帰ってきた子です。 普段おしゃべりばかりで、「もぅぅ」と思うことばかりなのに、なんだかこの子に大きな未来を感じてしまうわたしです。w

 と、こういう行事があると意外な才能を発見したり、普段「できない。」「わからない。」と言っている生徒が生き生きとした表情をしたりするので、やっぱり大変だけど、面白いなぁ、と思ってしまいます。 
 あとは自分たちで決めたことですから、これから発表会に向けて日々練習してほしいと思います。 実際いちばんやきもきするのはこの私です。 

 発表の後は外国人講師との楽しいゲームを考えています。 とは言うものの、これもなるべく日頃学習した文章、単語などを盛り込めるゲーム内容を考えています。 日頃せっかく英語を習っていても、外国人の方と話す機会がない子供たちが多いので、こういう機会に知っている英語を使った!、通じた!、という喜びを味わってもらいたいと思っています。

 発表会まであと約一ヶ月。 心配、楽しみ、心配、楽しみ。。。