out of curiosity

blog ってどんなものだろ?
そんな好奇心から衝動的に作りました。

塩山 甘草屋敷と岩波農園の枯露柿

2009年11月30日 22時30分22秒 | stroll

 11月28日(土)。 『甘草屋敷』にやってきました。 

 高野家は、江戸時代に薬用植物である甘草の栽培をして幕府に納めていた家で、古くから「甘草屋敷」と呼ばれてきれてきました。 主屋を含め全12棟ある建造物のうち9棟および宅地そのものが重要文化財に指定されており、建物1つだけではなく、幕末から明治初頭にかけての屋敷構えを今日に伝えています。 

 現在では「歴史公園甘草屋敷」となり、屋敷内では季節ごとに薬草の花の見ごろを迎えるばかりでなく、各種行事も催され、ころ柿作りのイベントもあったようです。 また、春には主屋の座敷いっぱいに段飾りのお雛様と吊るし雛が飾られるイベントもあります。 














 日差しがあると柿のオレンジ色もまだまだきれいですし、障子に映る柿の影もきれいなのですが、だんだんと雲がかかってきてしまいました。 雲が動いてようやく射した日差しを待ってシャッターをきりましたが、お日様の光の強さってやっぱりすごいですね。 うすい雲でも障子に柿の陰はまったく映りません。
 すぐ上の写真は文庫蔵と呼ばれている建物ですが、「子ども図書館」になっています。 男の子がお母さんに「紙芝居! 紙芝居!」とうれしそうに入ってゆきました。 

 さて、このあと武田信玄公の菩提寺「恵林寺」の近く『岩波農園』さんへお邪魔しました。


 さすがにころ柿の生産で有名な農家さんです。 このみごとな量! けれど、奥様曰く、「本当はうちはぶどう農家なのよ。」 えぇぇぇーーー!!w



軒先だけでなく、お庭にもありますよん。



その先にもまだ棚を作ってほしてありますよん。 手前の黄色い葉はぶどうです。


 このころ柿は甲州百匁柿(こうしゅうひゃくめがき)と呼ばれるもので、とても大きくりんごくらいの大きさがあります。 重さが百匁=約300gくらいあることからそのように呼ばれるそうです。 
 こちらの岩波農園さんではこの柿をひとつひとつ手で剥いて干すのだとおっしゃっていました。 1つ300円~500円くらいのお値段ですが、普通の干し柿の2~3倍はあります。 ころ柿になるにはあと2週間干すのですが、今の時期干しきらずにやわらかいあんぽ柿をお庭で売っていたので購入いたしました。 食べ応え充分な大きさと、甘くとろけるおいしさ。 もう大満足!! (゜∀゜)

塩山 枯露柿の里

2009年11月30日 00時45分16秒 | stroll

 11月28日(土)。 平林を後にして、甲州市塩山に向かいました。 勝沼インターを降りるとあたりは一面のブドウ畑となります。 甲府盆地を囲む山々の紅葉もきれいでしたが、観光客のいなくなったブドウ畑の葉もまたきれいでした。 ぶどうの種類により黄色い葉、赤い葉といろいろあり、ぶどう棚の下から見上げるとお日様にきらきらと照らされ美しく、写真を撮りたかったのですがまずは目的地に向かわないと。

 ころ柿の里を歩くために、まずは「甲州市観光案内所」のウォーキングマップを印刷させていただきました。 こちらには「ころ柿レポート」というページもあり、見所や見ごろを調べるのに大変参考になりました。 
 ころ柿は11月10日ごろから吊るしはじめ、20日ごろに軒先いっぱいになり、鮮やかなオレンジ色の柿のすだれができるようです。 28日は少し遅いだろうな。。。と思っていましたが、この日しかいけないのですからしょうがない。 
 柿はたくさん吊るされていましたが、色がやや黒ずんできてしまいます。 見ごろは少しはずしましたが、それでもみごとなころ柿を見ることができました。


 始めに、塩山駅前にある「甘草屋敷」に向かいました。 駐車場近くに上の写真のお宅を見つけ、車を停めてまずはこちらから拝見。 
 立派なお宅でお庭も美しい。 ころ柿専門の農家さんではないようですが、たくさんの柿が吊るされ、お庭の台にも柿が干されています。 
 明らかに農家さんでは無いようなお宅でもころ柿の下がったお宅を何軒か拝見しました。







 この後甘草屋敷に向かいました。

平林の棚田 その後 11/28

2009年11月29日 11時45分32秒 | 平林の棚田 米づくり

 11月28日(土)。 昨日は kuronekoさんと塩山の「枯露柿(ころがき)」を見に行く予定でしたが、超多忙な kuronekoさんが参加不可になったため、予定をちょっと変更して、まずは平林の棚田のその後を見に行ってみました。

 もうなぁ~んにも無くなった田んぼです。 畦の草が赤く紅葉しているところもあり、耕された黒い土が畦の草に縁取られ、また新たな風景を作り出しています。



 この日は晴れておりこの場所からも富士山は見えたのですが、暖かく霞がかっており、うまく写真には収められませんでした。


 遠くでは何も無くなった田んぼを耕していました。 次への準備がちゃくちゃくと進められています。 何も無くなったとは言え、どこの田んぼきれいに整備されています。 こんな風景を見るとお腹の奥がザワザワとしてきます。w


 私たちがお米を育てた田んぼです。 ここもきれいに耕されています。

 今でもまだ自分の物のように見てしまいます。w


 ふと見ると、田んぼの縁には私たちが植え、刈り取った稲が残され、また新たな葉が伸びていました。

 こういう物を未練がましく見入ってしまうんだよね。w

 この後勝沼にもどり、塩山へ枯露柿を見に行ってきましたよ。 それはまたのちほど。


水戸にて鮟鱇鍋ならぬどぶ汁を食す

2009年11月23日 22時10分24秒 | stroll


 本日は冬の茨城名物料理、あんこう鍋をいただきに水戸まで行ってまいりました。 
 あんこう鍋は数年前より娘達が食べたいと言っていたのですが、なかなかみんなの都合が合わず、延び延びになっていました。 それが不意に下の娘がこの連休中に行きたいと言い出し、上の娘も昼間ならなんとか予定が合う、と言うことで、せっかくなら母も一緒にとひとっ走り行ってきたと言うわけです。



 幸い曇っていた空も素晴らしい青空に変わり、早めについた私たちはお昼まで偕楽園で過ごすことにしました。
 駐車場に車を停めると偕楽園手前に常盤神社があり、紅葉したもみじと銀杏の葉を巫女さんたちがお掃除中。 なんともいい風情。



 『偕楽園』は金沢の兼六園、岡山の後楽園とならぶ「日本三公園」のひとつで、天保13年(1842年)に水戸藩第九代藩主徳川斉昭によって造園されました。 春の梅で有名な公園ですが、この時期もちろん梅の花は見られるはずが無く。。。けれど寒桜でしょうか。 ピンク色のお花が咲いていました。 向こうに見える建物は「好文亭」です。



 好文亭のお庭には赤く染まったもみじ、真っ白な山茶花なども見られましたが、この時期の桜もまたいいものです。(大した写真が撮れなかった言い訳です。w)

 さて。 今日の主役はあくまでもあんこう鍋です。w  でも、写真は小さめ。www

 本来ならあんこう鍋はぜひとも北茨城まで行っていただきたいものですが、訳あって本日は水戸止まりです。 母のお友達のお勧め店を紹介していただき訪ねたところ今日は80名の団体さんがあるとのこと。 予約ができず食べられるのかハラハラして行きましたが、開店時間に滑り込みセーフ!w

 そして、このお店のご自慢、新鮮なあんこうでしかできない「どぶ汁」をいただきました。 普通のあんこう鍋とは煮込む汁が違うのです。 新鮮なあんこうの肝と特製のお味噌で作った汁であんこうの身、野菜を煮込んでゆきます。 それはそれはもう濃厚で、コラーゲンタップリな冬の味。 しめはご飯を入れてお雑炊で。 大満足なご馳走でした。

 

 ちなみに、アン肝ステーキ。


 

 あんこうのから揚げまで頂いちゃいました。(*´д`*)

 帰りは那珂湊のお魚市場に寄り、鮮魚、干物、たらこなど買って、真っ赤に染まった夕焼けの中を帰ってきました。 

 さぁー。 また明日からがんばるぞっ、と。

 

谷中ミニミニオフ会

2009年11月23日 00時01分39秒 | stroll
 今日はJunさんが東京にいらっしゃると言うことで、ミニミニオフ会。

 何年ぶりだろー? ここ日暮里のカレー屋さんでの台風オフ会。w あの時は下の娘を連れて行ったのですが、たしか小学生だったような。。。と言うことはもう6年以上前?www

 日暮里の駅も随分近代的になりビックリしました。 駅を出ると高層マンションも立っており時の流れを感じましたが、そこは下町谷中。 風情のあるお寺、商店街。 道行く人とお店の人が声を掛け合うような雰囲気がまだまだ残っています。 そんな風景を屋根の上からネコさんがのぞいてる。。。


 って。
 実はこのネコさんたちは作り物でした。w

 けど、谷中の墓地に行くとリアルなネコさんたちがたくさんいるそうです。

 私たちは思い出のカレー屋さんでお昼ご飯を食べながら、ゲストのJunさんもビックリするくらいギャルズトーク。w
 けど、Junさんにいろいろと教育現場の話を聞くこともでき、なかなかにアカデミックな昼下がりを過ごしました。


 その後は少し小雨の降る中を谷中散策。 
 なぁ~んか懐かしい風景を見ながら、和の雰囲気漂う小物屋さんやギャラリーを覗いたりして楽しみました。
 こういう雰囲気の中を歩くと、人はなぜ豆大福や風呂敷を買ってしまうのでしょう?w
 ちなみに左の写真は佃煮屋さんです。 大皿に盛られた佃煮を量り売りしています。


 おせんべい屋さんもいいですね。
 こんな雰囲気ってずっといつまでも残してほしいなぁ。


 Junさんとは今回初めてお会いできました。 もう随分長いことお知り合いなのですが、何年もかけてようやく本当に会える人って、こういう世の中だからいるんですよね。 
 他のメンバーの皆さんもちょくちょくお会いしてはいますが、話がつきません。 やっぱり実際に会ってお話できるのは楽しいですね。 また、そのうちお会いしましょうねー。 (゜∀゜)

ラ・フランスのコンポート

2009年11月13日 12時41分59秒 | cooking
 ラ・フランスのコンポートを作りました。

 2週間ほど前、近所のスーパーでラ・フランスが一個50円で売っていました。 もうこれは即買い。w

 8個買って4個は生食、4個はコンポートにしました。 

 洋ナシと言うと食べごろがよくわからない、とお悩みの皆さん。 朗報です。

 以前、私が田んぼをやった増穂町で『秋山観光農園』さんに寄り洋ナシを購入しました。 こちらでは洋ナシ狩りができるほか、いろいろな種類の洋ナシを試食させてくれます。 食べ比べてみると洋ナシもいろいろな味、香りがあることに驚きます。 「洋ナシはちょっと」と言う方でもお好みの洋ナシが見つかるかもしれません。 

 おもしろいのはいろいろ試食させてくれるのですが、最盛期に入っていないものは味見をするだけで「売れません。」というものもあることです。
 お客さんの味見用のためだけに取分けておいているんですね。 こうしてくれると「来年はこれを買いにもうちょっと早めに(遅めに)来よう。」とか思えていいと思いました。
 
 当日は食べごろの柿もあり、そちらも試食させていただきました。


 で、肝心の洋ナシの食べごろですが。

 秋山観光農園さんに教えていただきました。

 洋ナシを立てておき、楊枝で洋ナシの肩口をチョンと突きます。 まだ熟れていない洋ナシは硬くコロンと転がります。 が、熟れた洋ナシは転がらず、プツンと楊枝が皮にささります。 これが食べごろの合図です!

 洋ナシが熟れて柔らかくなっているのか指で押してしまうと痛みの原因になります。 楊枝ももちろん傷をつけますが、とても小さな傷ですみますので是非お試し下さい。

 私が今回購入した洋ナシも食べごろでなく、小さかったので、50円だったと思うのですが、2週間経って、とてもおいしくいただけました。 最近おそらく同じ物と思われる洋ナシが一個98円で売られているのを見て、ニヤッとしているわたしです。w

新米いただきます

2009年11月09日 21時19分31秒 | 平林の棚田 米づくり
 11月3日に引き取ったお米の分け前をもらいました。
 お米は玄米です。 だってせっかく作ったんですから、搗き立てのお米を食べたいじゃないですか。

 で、お米の出来高ですが。 長雨、日照不足、台風18号直撃、などあらゆる困難を乗り越え成長してくれたお米は約28キロ。 目標値40キロに遠く及ばず。 
 
 そして、青米が目立つのは生育不足かな。。。と思っていましたら、そうでもないようです。

 こちらのサイトでは、「青米は新米の香りをもたらす」と書いてあります。 なんか、いいみたい。w



 さて。 玄米を搗き立ての白米にするために、近所のコイン精米機に行ってきました。 精米初体験です。w

 実は昨夜のうちにしておこうと思ったのですが、コイン精米機に行ったら、なんと夜なのに精米している人一名、待っている人一名。 しかも、ふたりとも大袋。
 みんな棚田でお米を作ったんでしょうか? 収穫の秋なんですね。

 とりあえず、本日精米したお米を夕食時間に合わせて炊き上がるようにしました。 日頃は朝炊いて、ジャーに入れっぱなしなわけですが、本日は炊き立てです。
 煮魚に、シャケのあら汁、大根の和え物は昇珠園さんの梅酢味です。


 いや。 そりゃやっぱり美味しいです。w

 ありがたみも違うという感じでしょうか。

 来年も田んぼやりたくなってきた、けど。。。一人でできる仕事じゃないです。

 来年はボランティア参加でもして、あちこちの田んぼに行ってみようかな。
 写真も撮りたいしね。

 いやいや。 ご馳走様でした。 

増穂町平林へお米の引き取り on 11月3日

2009年11月09日 19時46分54秒 | 平林周辺の自然


 11月3日。 快晴の増穂町平林、みさき耕舎から望む富士山です。 写真下は大根畑です。 ここもオーナー大根畑だったりします。w

 お米を引き取ってしみじみ田んぼに寄ったりしたかったのですが、そういうわけにもいかず。 そのうちまた冬にでも富士山を見に行きながら寄ってみましょう。 来年はどなたがお米を育てるのかな。 放置されることが無いように祈るばかりです。

 で、平林で何をしていたかと言うと。 例によってふるさと自然塾に寄ってました。 また Mr. 自然塾が面白い物を見せてくれるかな、と期待して行きましたが、この日はお休みでした。 
 けれど代わりに Mr. 自然塾よりずっと若い(?)職員さんが、100個の木の実リースを作らなければいけない作業の手を止めて、桜池周辺を案内してくれました。
 今回はあまり生物もいないということで、夏にkuronekoさんと行ったあの水路へもう一度潜入。 何がいるかと言うと。。。

   


 写真左の水路は以前kuronekoさんとも歩いてゆき、モリアオガエルを発見しました。 今回私は更に写真の中、左側に見える小さな横穴水路にしゃがみ姿勢で入りこみ前進。 その奥にある竪穴水路にいたのが、写真右のウサギコウモリです。

 ウサギコウモリは準絶滅危惧種として保護されているコウモリです。 コウモリですから上が足、下が顔というぶら下がり姿勢です。 このコンクリートの壁のどこにぶら下がっているのかは良くわかりませんが。 顔両脇に下の方に向かってピロンと三角形の物が見えますが、これがコウモリの耳です。 とても大きく、顔を上に上げたときにはまるでウサギのように耳が大きく立って見えることから、ウサギコウモリと呼ばれます。 大きさは非常に小さく、男の人のこぶし大くらいですかね。。。

 この日もこの一頭だけでしたが、ヤング自然塾さんは群れで見たことはないが、小さな子供を連れているのは見たことがある、とおっしゃっていました。 ちなみに彼はあの横穴を三脚、望遠レンズ付カメラを携え、奥まで入って写真を撮られたそうです。
 大変貴重なものを見せていただきました。 



 最後にふるさと自然塾の観察舎からの富士山です。
 さて、これだけ富士山を見るとやはり、夜明けと日暮れの富士山が撮りたくなります。 う~ん。 ダイヤモンド富士だな。。。w

北伊奈ヶ湖紅葉&中野の棚田 on 11月3日

2009年11月07日 23時28分07秒 | 田んぼ ・ 棚田


 11月3日。 とうとうお米の乾燥が終わったということで、増穂町平林にお米を引き取りに行きました。 
 当日はすばらしい青空でしたので、南アルプス市の中野の棚田から、北伊奈ヶ湖をまわり、平林へ向かいました。

 順番が逆ですが、まずは北伊奈ヶ湖の紅葉から。
 8月6日にkuronekoさんと見た時にはまさに夏の風景でしたが、湖畔のもみじがすっかり赤くなっていました。



 中野の棚田ではついに富士山が見られました。 田んぼにはもう何もありません。



 実際に目で見るともっとよく見えるんですけどね。( ̄ヘ ̄;)
 富士山はすでに雪を被っていましたが、まだずっしり積もっているという感じではなく、薄く積もった雪がピキンッと凍り付いているように見えました。
 棚田の向こうは甲府盆地。 みっちりと建物が並んでいて、ちょっと怖いです。


 しつこく富士山ですが、ここまで寄ってもあまりはっきり写りません。 横からの光なので、しょうがないのでしょうか。
 早朝とか、夕方とかがいいんだろうな。 けれど、今回はばっちりと富士山が見えてうれしかったです。