out of curiosity

blog ってどんなものだろ?
そんな好奇心から衝動的に作りました。

田んぼ始めました

2009年06月30日 08時42分21秒 | 平林の棚田 米づくり


 2009年。 わたくし、友達と一緒に田んぼを始めました。 

 家には農作物を植えつけるほどの庭もなく、プランターで作物を作ってもいまひとつ上手く行かなかったこと多々あり。 
 「地面に植えてみたいなー。」とかねがね思っていたこと、そして、あちこち出かけるたびに心惹かれる田んぼに、自分が入ってみたい、と思うようになったこと。
 それは、作物を育てたいとか、土にじかに触れてまみれてみたいとか、田んぼやその周辺の自然や動物の写真を撮るとか、今までの色々な希望が随分たくさん満たされるような気がして、今年は田んぼオーナー制度の話しに乗ることにしました。
 しかも、景観豊かな憧れの棚田です。

 棚田オーナー制度で稲作を体験すると、年に少なくとも4回は田んぼに行って作業をします。 しかし、それ以外の日は全て田んぼ所有の農家さんに管理をお願いするわけですから、代金を支払っているとは言え、なんか申し訳ない気持ちがします。

 ただ近年、どこの田んぼや畑も地域の高齢化や過疎による人手不足が深刻で、せっかくの農地は荒れ、雑草が生え、再び農地に戻すにはかなりの苦労が必要となるそうです。 そんな田や畑を守る1つの手段として畑の「オーナー制度」が各地で行われるようになりました。 都市近郊に住む人々には趣味や憩いの場となり、農地の人々には畑を守る意欲向上に繋がっている、と言われています。 

 特に棚田は山の斜面(急斜面と言って過言でないところはたくさんあり)に畑を作ってあるため、その保全管理は高齢者だけではかなり大変なものでしょう。 
 棚田の存続、保全管理、など難しいことはあまり考えていないのですが、山の上から、昔の人が知恵と汗を絞って作り上げてきた棚田を見て、生産地と言うだけでなく、景観、芸術的にもすばらしいものがあると感じ、いつまでもこの日本の原風景とも呼べる景色を残してほしいなと思う中、自分もそれに一役買うことが出来たらなんかうれしい、とも思ったのでした。

 ま、難しいことはともかく。 上の写真手前の田んぼ上から二段目が私たちの田んぼです。 約100平米。 稲作がどんな物かまったくわからないし、作業人数もその時々で何人集まるかわからないので、初心者にはいい大きさでしょう。
 この辺の田んぼは近代的にブロックで法面が形作られていますが、写真奥の方の田んぼのように、昔ながらの石積みの田んぼもたくさん残っています。 

 左の写真は上の写真の反対側から田んぼを見ています。 これも上から2段目が私たちの田んぼです。
 右奥は田んぼではなく梅畑(?)に変えられていますね。 写真奥には稲が植えられていない田んぼも見えます。

 さて。 田んぼを始めたその場所は『山梨県増穂町』の平林と呼ばれる地区の棚田です。

 オーナーになる棚田を選ぶにあたり、検討事項はいろいろあったのですが、ここが気に入った理由の一番は、ここからの(正確に言うともっと上の休憩施設あたり)富士山の景観。w 増穂町のサイトを見ていただけるとわかるのですが、ここからはお正月に「ダイヤモンド富士」が見られるのですよ。w もっともその頃にはとっくに稲作作業は終わっているのですが、写真のことを考えると、何度も通っていろいろわかって愛着の湧いた土地でいい写真を撮りたい、ということですね。


 上と同じような写真ですが、この田んぼからもこの方角、左上の山の上にドカッと富士山が見えるはずなんですよ。 

 実はすでに田植えが5月24日に終わっております。 草取り作業も先日6月28日に行いました。 いずれも雨や曇りで、まだ富士山にはチラッとしかお目にかかっていませんが。 そのうちに稲と富士山のコラボも撮れるでしょう。w

 そしてマスト行事のほかにも、いろいろ村のイヴェントがあり、聞くと行かずにはいられないので、何回か稲の成長をチェックしつつ参加してきました。 富士山だけでなく、他にもいろいろおもしろい発見がありました! また、そのうちに報告いたします。


 とりあえず、左の写真は5月24日、田植え中の田んぼです。 稲作作業、稲の成長なども、また新たに報告したいと思っています。

梅 その後

2009年06月25日 23時54分10秒 | 梅しごと
 6月23日の十郎梅干の様子です。

 21日(日)に塩漬けにしてからどんどんと梅酢が上がってきて、2日後にはここまできました。 本日25日は上の方の梅の上部が若干顔をだしているくらいで、ほとんど梅酢に浸かっています。 明日には天地返しをしようと思います。 天地返しが終わったら、あとは土用干しまでジッと待っていればいいのかな。


 梅シロップもほとんど氷砂糖が溶けている状態です。 今年作った三種類を並べてみました。

 一番右が6月7日ごろに作った白加賀のシロップ。
 まん中が6月13日に作ったうちの梅のシロップ。
 左が6月21日にスーパーの梅と三温糖で作ったシロップ。 なんだかたまり漬けみたい。w

 今のところ白加賀のジュースとうちの梅のジュースは飲んでみました。 白加賀のジュースはさすがに味が上品。 うちのは熟しすぎ、傷物も入っているので、にごりもありますし、やや大味な感じ。 でも、おいしいですよ。 三温糖のものはまだ飲んでいません。 ちょっと怖い。。。w もう少ししたら飲んでみます。

十郎梅干 2009

2009年06月23日 23時25分04秒 | 梅しごと
 6月19日(金) 昇珠園さんからクール便で十郎梅が届きました。

 20日は外出。 21日に漬け込みという予定で、指定した日に熟し加減もほどほどな物を選んで送っていただいたようです。

 もちろん適量の粗塩もつけて送ってくれます。 こちらで用意するのは漬け込み用の容器のみ。 うれしい配慮です。 このお塩がまたいい感じなんだよねー。

 そうそう。 今年は昨年の3倍量3キロを漬けました。 ですから、容器も一回り大きい8リットルサイズを購入。 3キロには若干大きかったけれど、来年はまたもう少し増やすかも知れないしね。


 6月21日(日) 掃除や仕事のあれこれをしていたら、あっという間に夜になってしまいました。 結局やっぱり夜なべ仕事。 梅の熟し加減がちょうど良くなっているようです。


 この粒の粗い塩がとってもいいみたい。 梅全体に40%量の塩、残り60%を上に乗せるような感じで容器に入れてゆきますが、最後に上から塩を振り掛けると、結構梅と梅の間からザラザラッと下の方に落ちていってしまいます。 少し心配でしたが、あまり問題なかったみたい。


 横から見たところ。 まんべんなく塩が混ざっていると言う感じではないよね。。。


 こちらはまた梅シロップです。 もう少し梅シロップがほしかったのですが、うちの梅が不作だった為、近所のスーパーで傷あり商品を1キロ398円で購入。 これは氷砂糖200グラム、三温糖750グラム、黒糖50グラムぐらいの割合で、黒っぽいこくのあるシロップをトライ。 美味しいのができるでしょうか?w


うちの梅は

2009年06月19日 00時28分33秒 | 梅しごと
 6月10日頃よりうちの梅もポロポロと落ち始めました。 ちょうど関東地方はこの日梅雨入りしたようです。

 雨も降らずむしろいい天気だった13日(土)は家の周りの草取りなどをしながら、梅の収穫をしました。 昨年チャドクガの被害にあったキムさんのことを思い出し、割ぽう着に園芸用の手袋&腕カバー、帽子、首にはタオルを巻き、足は長靴といういでたちで、むさくるしくなった木の枝をバリバリと切り、草もむしって、きれいになったところで、梅を採りました。

 昨年より少ないと感じてはいましたが、やっぱり今年は不作。 昨年の三分の一ほどの量しかありません。 ちょっとがっかり。 全部で2キロほどしか採れませんでした。

 1キロを梅シロップに、1キロを梅酒にしておしまい。 梅シロップは1キロの梅に氷砂糖1キロと酢150cc。 梅酒はホワイトリカー一升に氷砂糖を800グラム。 それに、母が「これもなっていた」と言ってボウルにいれたキンカンまで入れてしまいました。 どうなることやら。w


 これは昨年仕込んだ梅酒です。 いい色になりました。 この日まで無開封でしたが、ようやく飲んでみました。 

 うまいんだかまずいんだか。。。やっぱり私には良くわかりません。w


 炭酸水でわって、飲んでいるとそんなに悪くない気もしてきました。

 昨年友達が作った梅酒の梅入りパウンドケーキが絶品だったので、そのうち作ってみようかな。

 それに、昨年の梅シロップの梅も残っているし。 梅酒の梅と梅シロップの梅2種類のジャムも作ってみようかな。 結局1年経ってもまだジャムを作っていない。w


 梅シロップに浸かっていた梅はそのまま食べてもとても美味しいです。

 さっぱりした和菓子のような、ドライフルーツのような。 私好みで、ちょっとジャムにするのが惜しいのですが、うちの梅で作った物は形も悪いし量もたくさんあるので、そのうちジャムにしてみようと思います。


梅しごと2009

2009年06月14日 00時42分28秒 | 梅しごと


 6月に入りなんだかバタバタでした。 そんなバタバタのひとつ。 梅しごとの季節がやってまいりました。 梅しごとの手始めとしては、やはり『昇珠園』さんに梅を見に行かなくてはなりません。 今年もきれいな梅がたわわに実っていましたよ。

 昇珠園の奥様いわく、今年の梅は例年に比べ量が少なかったそうですが、それでも枝にぎっしりの梅が枝を地面の方までしならせていました。

 お訪ねした6月6日にはまだ小田原特産梅干用の「十郎」が収穫前でしたので、配送予約をお願いしてきました。 今年も梅干を漬けます。 去年よりいっぱいだよっ(`・ω・´)

 梅シロップ用に「白加賀」を買ってきました。 うちの梅でも作る予定ですが、きれいな梅で作ったシロップは少しお世話になった同業の先生方に差し上げようかと。 
 ところが、氷砂糖に漬けて一週間弱なのですが、少し発酵してしまったようで、シロップがにごっている。(´・ω・`) お酢も入れたんだけどな。


 昇珠園さんでは梅畑を見せていただいた上にお茶までご馳走になり、色々なお話をしてとても楽しい時間を過ごさせていただきました。 今後の梅園についての楽しい夢や計画も教えていただき、本当に熱心に仕事を楽しんでいらっしゃる様子に私もモチベーションアップ、元気まで頂いてきた感じです。

 そうそう、昇珠園さんがTBS「カラダのキモチ」に登場します。 6月21日(日)、朝7:00~の放送予定だそうです。 健康に良いお話のようですから、皆さん是非見てみてくださいね。 わたしは。。。起きられるかな?

 あ。 写真は昇珠園さんの梅の木の下に生い茂る薙刀萱(なぎなたかや)から出てきたカナヘビくんです。 薙刀萱は熟して落ちた梅の実を優しくキャッチするために植えられています。