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大学教授キョトンC日々アラカルト便り!!
遠隔授業だから分かってしまう受講生の質
遠隔授業だから分かってしまう受講生の質。
例年の大規模講義なら、出席カードを毎回配付し、クイズを2つ程度出し、回収する。
集中してしっかりメモしながら受講生もいれば、瞑想にふけっている受講生もいる。
あれだけ口を酸っぱくしてスマホを禁止していても、チラチラ見ている受講生もいる。
後ろの方では、ゲームしたりマンガを読んでいる学生もいるだろう。
幸い視力が低下中なので、後ろの方は、ぼやけてかすんで分からない。
最後に提出する出席カードで、クイズの解答が書かれていれば、しっかり<出席点>がゲットできる。
遠隔授業になって、一人ひとりの解答をメールでチェックすることになった。
なったのは、ボクだけか?
最初に9回分の教材を配付したのだが、クイズの内容も埋め込んでいる。
しかし、実際に授業を初めて見ると、計画通りには行かない。
あまり授業に関係ない話はしていないのだが、授業のトピックスに関連する<お話>を入れこんでしまうために
少しずつ予定から遅れていく。
また最初に設定したクイズが難しいかなあと反省し、優しい問題に差し替えてしまうこともある。
こうした変化は、毎回提供している3本の(時に2本の)動画教材を見れば分かるのだが、
時にこちらで要求しているクイズと異なる解答をしてくれる。
動画教材では、資料提示、資料共有をしながら教えているので<ちょっとした変更には適応できる
システム>になっている。
ちょっとした変更がある場合には、manaba 、クラスルーム、ポータルという3様の媒体を使って
<お知らせ情報>をアップしているのだが。
どの大学の受講生にも、<お知らせ見ないラー>と
<動画教材絶対見ないラー> がいるようである。
普段なら、こうした受講生の手抜き部分は分からないものだが、
リモートになって、初めて<受講生の個性>がメールのやりとり、クイズのやりとりを通じて
分かってしまう。どんな学生さんか全く分からない中で。
遠隔授業を評価する人もいるが、
私は、昔ながらの大規模授業の方がありがたい。
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