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バーサル・インデックス

スイスのバーゼルの話ではない。

高齢者ケアの話。

 

1965年にバーサル氏と相方の2人で開発された尺度。

 

今、日本でも台湾でも積極的にこの1965年産のインデックスを重用している。

韓国も使っているはずだが、確認がうまくできていない。

 

日本では、介護保険の枠組みの中で

特別養護老人ホームやデイサービスで利用者さんのADL(日常生活動作能力)がある条件の下で

改善されたことがデータのエビデンスで確認できた時に、<加算>を申請する。

 

ADLの改善を<バーサル・インデックス>という10項目で構成される尺度で、分析するのである。

特別養護老人ホームやデイサービスのスタッフがデータを記入し、条件に見合った改善が見られるか分析するのでR

現場は人材不足まっしぐらなのに、この<手間>もかかるようになった。

 

台湾では、1級から8級までの要介護度を測定する調査項目の中に、まるごとバーサル・インデックスが入っている。

またインドネシア、ヴェトナム、フィリピン等の外国人労働者を自宅に住まわせ介護を担ってもらう場合には、要介護高齢者

を指定された病院に連れて行き、医師がバーサル・インデックスの判定をするのである。条件を満たさなければ、外国人を雇用できない。

 

日本においても台湾においても、バーサル・インデックス様々なのである。

 

ところが、開発者のバーサル先生には誠に申し訳ないのであるが、<欠陥だらけのインデックス>なのじゃ。

 

日常生活動作を10の動作から評価するのは、問題ない。パーフェクトである。

ところがじゃ。

10の動作に格差を設けておるのじゃ。15点満点もあれば、10点満点もある。5点満点もある。

キョトンZZZじゃ。

 

10個の動作それぞれについて<部分介助>というランクがなければおかしいが、

その部分介助のランクがない動作もあるのじゃ。

 

お分かりのように、5点満点の動作項目じゃ。

 

誠におかしな不思議なツッコミどころ満載のインデックスなのに、

だれも突っ込まんのかーい。

 

ということで、今そのツッコミを真面目な文章にしていたところである。

 

何事もおかしいと思ったら改善していかないとね。

 

 

 

 

 

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