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アウトソース、恐るべし!

昨日NHK特集の再放送を見た。

ニッセンという会社が中国・大連のある会社にアウトソーシング(外部委託)する過程をニッセンの総務課を舞台に具体的に映し出していた。

この番組で学んだのは、アウトソーシングがすでに経理や人事などの定型的な業務に留まらず、総務という職人芸的な非定型な業務に及びつつあるという大きな変化である。

職人芸という属人主義的な発想から、誰が担当しても同じという属業主義への質的転換が進行しつつあるだ。

アウトソーシングが発展する背景には、当然コスト問題がある。ニッセンで1時間あたり5500円かかる業務が、大連の企業に委託すれば、750円。そりゃ、活用しない手はないわな。

大企業の中では、日本IBMがその先鞭をつけていることも知った。

私の教育や研究は、まだまだアウトソーシングの対象にはならないが(そう思っているのは私だけか?)、民間企業の一般事務部門は、これから中国市場と競争しなければならないだろう。

NHKは触れていなかったが、国や地方自治体の公務員の仕事こそ定型業務が多いので、アウトソーシングすべきである。年金のデータ管理も大連にお願いしては。

また、NHKも他人事ではないよ。NHK自身、ニッセンを見習って、アウトソーシング進めようよ。


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