⑩削蹄を定期的に行う(1)
野生種らは、蹄が容易く伸びない環境で生存している。
万が一蹄が伸びたとしても、彼らの責任である。
だから削蹄を定期的に行うことは、家畜化した人間の当然の行為なのである。
蹄が伸び、変形することで、なかなか妊娠しないという例をよく聞くことがある。
牛の削蹄を疎かにする結果、蹄が伸び過ぎ形が変形することで、つなぎが弱くなり、体重を支えるのに支障が起きて、歩様にも支障を来す。
その結果食欲が減退し、次第に体調異常に陥ることから、体型が崩れたり、ホルモン異常から繁殖障害を来すことになる。
管理法によっては、削蹄を必要としないケースもある。
牛の飼育場のコンクリートフロアーを設置時に、コテで慣らさないで、ガサガサにやや粗めに仕上げたり、使い古しの竹箒でスジを入れることで、そこで飼われる牛の蹄は、伸びても摩耗するため伸び難くなる。
但し、スキットステアローダーのバケットなどをフロア内で滑らせて走らせると、20年持たないでツルツルになり、削蹄効果はなくなる。
写真1は伸びすぎた蹄の先端を切る刀で、刀は木槌で叩いて使う。
野生種らは、蹄が容易く伸びない環境で生存している。
万が一蹄が伸びたとしても、彼らの責任である。
だから削蹄を定期的に行うことは、家畜化した人間の当然の行為なのである。
蹄が伸び、変形することで、なかなか妊娠しないという例をよく聞くことがある。
牛の削蹄を疎かにする結果、蹄が伸び過ぎ形が変形することで、つなぎが弱くなり、体重を支えるのに支障が起きて、歩様にも支障を来す。
その結果食欲が減退し、次第に体調異常に陥ることから、体型が崩れたり、ホルモン異常から繁殖障害を来すことになる。
管理法によっては、削蹄を必要としないケースもある。
牛の飼育場のコンクリートフロアーを設置時に、コテで慣らさないで、ガサガサにやや粗めに仕上げたり、使い古しの竹箒でスジを入れることで、そこで飼われる牛の蹄は、伸びても摩耗するため伸び難くなる。
但し、スキットステアローダーのバケットなどをフロア内で滑らせて走らせると、20年持たないでツルツルになり、削蹄効果はなくなる。
写真1は伸びすぎた蹄の先端を切る刀で、刀は木槌で叩いて使う。
(・ω・)/
石垣島の方では舎飼いの農家さんも多く、
削蹄師さんも居るし技術講習会などもある様で、
その資料に目を通したりはしていますが、
削蹄経験はないです。
一部珊瑚が剥き出しになった土の少ない竹富島で放牧している牛達にはこれからもあまり縁のない技術になりそうです。
数年前に、
立て続けに母牛がビッコを引いて焦った事がありましたが、
その原因は蹄の間に挟まっていた小石(珊瑚の欠片…結構尖ってます)でした。
発見が早ければ、
小石を取り除く事によりすぐに普通の歩様に戻りますが、
化膿している場合は患部に薬を塗ったり注射をしたりで数日を要する事も。
やはり放牧も良い事ばかりではないですね。
(´∀`)/