牛コラム

肥育牛と美味しい牛肉のはなし

繁殖雌牛の育成(7)

2009-04-10 00:01:28 | 雌牛


繁殖用子牛について、導入から育成中に行うことが様々ある。
先ず、①各種予防接種を行う。②導入したら移動報告を行う。③任意で家畜共済などに加入する。④除角する。⑤鼻環を装着する。⑥矯角をする。⑦引き運動をする。⑧日光浴をさせる。⑨手入れをする。⑩削蹄を定期的に行う。⑪調教をする。⑫種付けを行う。⑬登録検査を受けるなど、拾い上げるときりがない。
これらの一つひとつ全てを行う必要があるかないかは、それぞれの畜主が判断して実施すべき内容である。
その中で子牛の導入以降不可欠なのが、①②③⑨⑩⑫⑬位いなものである。
ただ、畜主の飼養規模や従事者の数や年齢等、施設の内容等によっては、④除角や⑤鼻環装着などは必要なケースもあろう。
除角して、さらに矯角とは矛盾しているが、除角しなければ矯角も視野にあることから羅列した。
次回から、これらの一つひとつについて、記述する。


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2 コメント

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Unknown (Piyo)
2009-04-10 19:43:33

(・ω・)/

やはりこの様に羅列すると色々あるものですね。

きっちりと出来ている事と、ほとんど意識していなかった事があるので、
今後の記述も楽しみにしています。

さて、
うちの場合は導入後は最初こんな事をします。
牛が落ち着いた頃を見計らって、
その牛の房に入ってじっとしゃがむ事です。
これで牛の性格がある程度わかり、
早いコは初日から顔を触らせてくれますが、
この時パニクる様なコは放牧地で目クソを取らせてもらうまで何年もかかる事に…。

(^_^;)/
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piyoさんへ (kuroiusi)
2009-04-11 08:17:31
繁殖雌牛との間で、育成期からコミュニケーションを取ることは、とても大事なことです。
分娩の際、母牛は、生まれたばかりの子牛を必至で守ろうとします。
その際に生きるのが、畜主との信頼関係です。
それがなければ、畜主であっても突いてかかります。
piyoさんは、牛の心髄を心得て管理されています。
この様な独自の取り組みを是非教えてください。
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