前述したかも知れないが、繁殖雌牛を一人で80頭管理している話である。
雪深い地方で、国営農場の一角に畜舎を建て、但馬系雌牛を主体に繁殖を始めたのは、15年ほど前のことであった。
40歳男性一人で80頭を管理している。
人工授精の技術が高く、病畜以外はほぼ全頭受胎させている。
一人では、草地を管理するには、かなりのオーパワークになるため、飼料は全て購入に頼っている。
給与作業や授乳作業、人工授精、発情確認作業、分娩のための移動や除糞作業、観察や治療、ワクチン接種、子牛登記や登録申請とその実施作業、大鋸屑や稲わら調達、厩肥の堆肥調整作業や販売と配達、飼料の注文と受領確認、作業機械の始業や終業時の点検整備、精液の注文や受領、その他事務作業等数え上げたらキリがなく、一人ではきりきり舞いの毎日である。
この様な経営状態で、但馬系を管理するのは至難の業であった。
生時の子牛が小さく、20kgを切るのも珍しくない。
そのために、子牛の下痢や肺炎に泣かされていたものである。
そこで、母牛群を数年掛けて、鹿児島産に全頭入れ替えた。
そのことで、生時体重が大きく、育ち易くなった。
下痢や肺炎もワクチンを接種することもあり、かなり改善した。
(つづく)
普段それほど意識してなかったけど、
こうして仕事内容を並べてみると色々やってるんだなぁと実感します。
私も全ての作業を一人でこなしていますが、
今のところまだ少しは時間に余裕があるので、
急激な増頭はせずに少しずつ増やしていくつもりです。
台風8号の影響で、
今日は少しまとまった雨が降りひと安心。
恵みの雨です。
♪(*^ ・^)ノ⌒☆
こちらはもう10日以上降らず、滔々節水の呼びかけが始まりました。
予報では、未だ1週間は晴れマークです。
山水に頼っている牛舎も、かなり水量が減ってきました。
これは湧き水をタンクに溜めては居ますが、溜は1日分で無くなります。
たくさん使おうと使わないでも、山水なので、天気が大きく左右します。
でも、強風だけはごめんですね。