写真の子牛たちは、未だ角も短い。
この子牛たちは肥育素牛として昨日話題にした牧場から導入した。
平均6.5ヵ月令である。だから6ヵ月令というのもいる。
数年前までは、大変厄介な素牛であった。
生時体重が小さいため、その育成がなかなかうまくいかなかった。
うまくいかない子牛を引き取っていたため、かなりの牛が問題牛として、患畜舎を経験した。
もちろん、欠損牛ばかりであった。
これまでの1年間、これらの子牛たちの肥育成績には、目を見張るほどの成果が見られるようになった。
これまで、鹿児島県産を年間約350頭導入しているが、これらの肥育成績は、ダントツに好成績を残してきた。
この鹿児島県産に肩を並べるところまでになった。
好転した理由は、もちろん母牛が鹿児島産に変わったこともあるが、最大の理由は、粗飼料の利用性が格段に高くなったことである。
要するに、子牛が健康状態で導入できるようになり、粗飼料を良く食い込んでくれることで、牛たちの潜在能力を遺憾なく発揮する体調をものに出来るようになった。
子牛を6~7ヵ月で導入する理由は、一人で80頭を管理しているので、労力軽減のために、早めに引き取っているが、これが今では功を奏すようになった。
導入後は、約3ヶ月間は粗飼料飽食で平均日量4kg弱食い込ませている。
これまで、平均600kg位で出荷していたが、今のやり方になってからは、約23~24ヵ月肥育して枝肉重量平均500kgを獲得できるようになった。
中でも、雌はA-5率が高くなった。
当方では、可能な限り日齢が若い子牛を導入すべきと考えている。
子牛生産者が粗飼料を飽食させる飼い方をしてくれれば、現行の9ヵ月令で問題なく良質の素牛となることは火を見るより明らかなのだが。
…を、
哺乳期から出荷までの間に出来るだけ食べさせる様にしています。
チモシーを使う農家さんが多いみたいですが、
風通しの良い牛舎にあの細かさは…。
オーツは嗜好性は良いのですが、
ハエも好むのが難点です…。
台風8号、
いよいよ暴風域かと思ったら、
今は小康状態。
雨はありがたいのですが…。
ヾ( ´ー`)
こちらでも、育成用には、オーツを給与しています。
言われると、梱包の周囲にハエがたかっていることがあります。
オーツも一番刈りは良いのですが、長けてしまった固いものが届くことがあります。
季節的に、放線菌症(こちらではホーバスと言っています)がでることがあります。
これは、口内で傷が出来た場合などに、常在する放線菌が傷内へ侵入して発症し、所謂頬腫れ状態になります。
ホーバスは、なかなか治りにくく、途中で肥育をあきらめることもあります。
どうやら、治療で治るのと治りにくいのと2種類あるそうです。
近くの繁殖牛にも良く発症していると聞きます。
荒いオーツのせいだという人もいます。
大鋸屑のせいだとも聞きます。