非通知の不審な電話アンケートに用心しよう。

 外出中にNTTを名乗る若い男性から携帯に電話がかかってきた。
「116の電話対応に関するアンケートをお願いしています」というものだった。
意味がよく分からなかったので聞き直すと「インターネットの回線を申し込まれたと思うんですが、その時116に申し込まれているはずです。その時の窓口の対応に関するアンケートを実施しています」と言う。

 3日前に光プレミアムへの変更工事を行ったばかりだったので、この電話そのものには違和感がなかった。
ただ116に申し込んだわけではなく、NTTの営業マンがきて説明したから申し込んだわけで、そのことを伝えたが、相手の男性は「116に申し込まれています」という。
内部処理でそういうことにしているのかもしれないと思い、細かいところは別にして取り敢えずアンケートに答えることにした。

 アンケート内容そのものは「電話にはすぐ出たか」「その時の応対はよかったか」「専門用語を使わずに分かりやすく説明したか」などで、5点満点の何点かを答えるものだった。
 誕生日その他の個人情報を聞かれたわけではなかったので、不審にも思わずアンケートに答えて電話を切った。

 ところが、帰宅後よく考えるといくつかの不審な点があることに気付いたのだ。
1.なぜ固定電話ではなく携帯電話にかかってきたのか。
 この種の調査では固定電話にかかってくるのが普通で、携帯電話というのはおかしい。
2.携帯電話の番号をNTTには連絡してないのに、なぜ知っていたのか。

 そこで116に電話して、この種の調査を行っているかどうか確認したところ、NTTではそうしたアンケート調査を行っていないし、電話するときも非通知でかけることはないという返事だった。
つまりNTTではそんな電話をしてないということである。

 では、あの電話は誰が、どんな目的でかけてきたのか。
幸い個人情報に関するような質問は一切なかったからよかったものの、いまでもなぜ携帯電話の番号を知っていたのか不思議である。

教訓1.携帯電話のアンケートには答えないこと。
教訓2.非通知の相手は疑うこと。 実際、非通知でかかってくるのは詐欺まがいの株の勧誘とか、訳の分からないセールばかりだ。
 皆さんもご用心!


コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )

急ぎすぎるベンチャー達を待つ落とし穴(2)~上場という魔物に惑わされるな~

 資金難、おだて、甘い誘惑、研究開発優先など伸び盛りのベンチャーを待ち受ける落とし穴は多いが、それでも正面から来る落とし穴はまだ身構えることが出来る。ところが、穴の上にお金が置いてあったり、褒め言葉を書き連ねた紙が置いてあると、つい拾おうとして落ちてしまう。いわゆる「ほめ潰し」で、これこそが危険な罠ということは「急ぎすぎるベンチャー達を待つ落とし穴(1)」で記した。
 しかし、最も危険な罠はその後に待ち受けている「上場」である。

4.拡大期こそ最大の危機

 不思議なことに最大の危機は常に拡大期にやってくる。
売り上げが伸びている時、事業が拡大している時に失敗の落とし穴などあるはずがない、と思われそうだが、実はそこにこそ陥穽、最大の危機が潜んでいるのだ。ライブドアしかり、村上ファンドしかり。皆、絶好調と思われた時に陥穽に落ちている。
 なぜなのか。

        記事全文はこちら
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

プロに聞く:エレベーター事故をどう見る?

 当初懸念したことが現実になりつつある。
シンドラー社製エレベータの事故報告が日に日に増えている。
同社製エレベーターは46都道府県に8,834基あり、その内事故やトラブルがあったのは33都道府県の218基で、件数は421件。もしかするとまだ増えるかもしれない。

 それにしてもここまで増えてくると、他社製エレベーターは大丈夫かと不安になる。すると案の定というか、やはりというかシンドラー社製以外のエレベーターでも閉じ込められたり不具合があったという報告が427件も出ている(14日現在)。こうなると安心してエレベーターに乗れなくなる。

 なぜ、このような事故が起こったのか、問題はどこにあるのか。第一施設工業(株)(福岡県粕屋郡新宮町)の篠原統社長に専門家としての見解を聞いた。

           記事全文はこちら


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

内部ルール上問題なかった?

 危惧したとおり後からボロボロ出だした。
福井日銀総裁は村上ファンドに1,000万円投資したが、利益は受け取っていない、現金化していないと弁明していた。
 ところが昨日、01年2月に242万円の運用益が分配金として振り込まれていたことが分かった。5年も前に利益が振り込まれていたわけだ。知らなかったわけがない。
これで利益総額も当初言われていた1,231万円から1,473万円に増えた。

 日銀総裁に就任した時、村上ファンドへの投資金を解約、あるいは信託銀行に預けるなどの措置をしなかったが、そのこと自体は「内部ルール上問題なかった」「内部規約に違反していない」という福井総裁の弁明を聞いていると、最近よく聞いた台詞
だと思う。
 そうライブドアの堀江氏も村上世彰氏も皆同じように「ルールに違反はしていない」「金を儲けることが悪いことなのですか」と開き直っていた。
福井総裁の発言も同じレベルだ。
こういう人が国の金融政策を行っていたのかと思うと薄ら寒くなる。

 しかも、どんどん辻褄が合わなくなってくる。
例えば2月に解約し、村上ファンドから資金を引き揚げたことも、村上氏が当初の志と違ってきたと弁明していたが、日銀が量的緩和政策を解除したのが今年の3月。解除すれば株価が下がることは予想されていたはず。

「村上氏の志が変化したから解約」したのではなく、株価下落によるリスクヘッジで解約したというのが本当のところではないか。
 実際、昨日、福井総裁のこの行為はインサイダー取引に当たる行為だとして、東京地検に告発されもした。
給与30%の自主返納で乗り切ろうという腹づもりのようだが、果たしてそれで済むか。
結局、辞任せざるを得ないだろう。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

辞任なしで済まされるか日銀総裁

 村上ファンド事件の報道を見ていて改めて感じることは、「人は変わる」「理念を維持することは難しい」「金を前にすると皆変わる」ということだ。
 たしかに村上世彰氏も当時の通産省を辞めてファンドを立ち上げた時は崇高な理念を持っていたに違いない。

 しかし、ファンドの取扱額が飛躍的に増え、その上利回りも期待され出すと、当初の株主価値を高めるという理想とは別に儲けを優先してくる。
「金は魔物」とは昔から言われることだが、村上氏にしろ堀江氏にしろ、金を前にすると人が変わり、金の魔力に負け、魂を売り渡していったに違いない。

 ところで、福井日銀総裁の村上ファンドへの投資問題だが、結論から言えば辞めるべきだろう。
どんなに日銀の内規(職務上知り得た秘密での利殖行為を禁じ、在職中に株式などを取得・売却した場合には報告する義務があるetc)に抵触していないと言っても、国の金融政策を左右するトップの人間が一ファンドに投資していたこと事態が問題だ。
しかも、利益が1,000万円以上出ているというではないか。

 「出た利益は個人的に使うつもりはない」と言おうと、それは後付理論で、問題が発覚したから弁解しているに過ぎない感は否めない。
「李下で冠を正すな」という叱責程度で済まされる問題ではないだろう。
シンドラー社製エレベーターの問題の時もそうだが、問題が発覚しなければ頬被りを続ける、発覚したから問題を小出しにするという態度が見える。
 福井総裁もそうだ。最初は村上ファンドの問題だけだったが、後から他の株も持っているということを言い出した。
本当に今言われているだけなのかどうか。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

急ぎすぎるベンチャー達を待つ落とし穴

 「生き急ぎすぎました」。
ライブドア元社長の堀江貴文氏は保釈後、このように述べた。
まるでなにかに追われるように「生き急ぎ」拡大路線を突っ走った結果、ライブドアは上場廃止になり、彼は社長の座を追われた。

 しかし、ベンチャー経営者には多かれ少なかれ似たような所がある。
そして、なぜか皆同じような箇所で同じような失敗をする。
歴史は繰り返すのか。それとも歴史に学ばないのが人間なのか・・・。

成長の段階毎に異なる
ハードルが待ち受ける


 ベンチャーに限らず中小企業は障害物競走をしているようなものである。
一つのハードル(障害)を越えたと思っても、また次のハードルが待ち構えている。
それらのハードルの中には何度も繰り返し現れるものもあるし、形を変えて現れるものもある。

          記事全文


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

演奏会の隠れた楽しみ方

 福岡市民オーケストラの定期演奏会に行ってきた。
友人がビオラを演奏している関係で聞きに行ったのだが、今回が二度目である。
前回は小林研一郎氏が指揮者を務めた時だった。
その時に小林氏が「福岡市民オーケストラのレベルは本当に高い」と言っていたが、演奏レベルはプロと比べても遜色ないだろう。
こんなオーケストラがプロではなくアマチュア活動で行っているのだから敬服する。

 小林研一郎氏は世界的に有名な指揮者だが、今回の指揮者、ユキ モリモト(森本恭正)氏はウィーン在住で小林氏に劣らず有名な作曲家・指揮者で、福岡市民オーケストラの指揮は過去何度か執っている。

 最近の指揮者は指揮棒で指揮するというより、指揮棒はあくまで体の一部であり、ボディパフォーマンスというか体全体を使って表現する傾向が強いが、モリモト氏もそんなエネルギッシュな指揮ぶりだった。

 演奏会で最も楽しいのはアンコールだ。
最近ではアンコール1回は当初から予定されている行動で、どんな演奏会でも必ず1回はアンコールに応えてくれる。
 しかし、応え方にも個性が表れるようで、どうせ予定の行動だからとサッサとアンコールに応えてそれで終わる人もいれば、観客をじらすというか、駆け引きを楽しむ人もいる。

 観客にとってもこの駆け引きが面白い。
さあ、どうだ。もう一度出てくるか。それともこれで終わるか、と思いながら拍手を続けるわけだ。
 観客も慣れてきているから、もうアンコールがないと分かればそれ以上に拍手を続けない。

 ところが、モリモト氏はその意味でも一流の指揮者だった。
鳴りやまない拍手に再度登場して指揮台に立った。
だが、一瞬考えるような素振りをした後、オーケストラの面々を立ち上がらせて彼らに拍手を浴びさせて、指揮棒を振らずに引っ込んでしまった。
これでは観客の方が納得しない。
アンコール演奏をするまで拍手を続ける。

 三度出てきて今度はアンコール演奏をして観客の期待に応えてくれた。
ここまではある意味セレモニー、スケジュールに盛り込まれた行動だ。
問題はこの後だ。
拍手の多さが勝負を決する。

 鳴りやまない拍手にモリモト氏は四度目の登場だ。
しかし、もう指揮棒は振らない。
オーケストラの紹介を再び行って下がる。
それにしても今回の演奏はすばらしかった。
だから私も含め聴衆は拍手を続ける。
さあ、どうだ。いままでは最初から予定していたスケジュール。
これで出てくれば本当にアンコールだ。
出てくるか、それとももう終わりか・・・。

 オーケストラの面々も少し顔を見合わせていた。
鳴りやまない拍手に彼らも解散するかどうか決めかねているようだった。
これは面白くなったぞ。さあ、どうする!
と思いながら拍手をする手に力を込めた。

 すると、登壇したのだ。
ところが、二度のアンコールはやはり予想外だったらしく、指揮台に立った後で譜面をめくり始めた。
打ち合わせをしてなかったのだ。
そのことが如実になったのは演奏を始めてすぐだった。
突然、指揮棒を左右に振って演奏を中止させた。

 急に演目を決めたからオーケストラが戸惑ったようだ。
もう一度、何という曲の何番目と周知徹底してから演奏を始めた。
この最後のアンコール曲は指揮者もオーケストラのメンバーも心なしかリラックスしていたように見えた。
ハプニング的な演奏で全員の緊張も解けたのではないだろうか。
クラッシック演奏会でこの種のアンコールはないだけに、とてもいい経験だったし、演奏会を何倍にも楽しめた。
よき聴衆がよき演奏を生んだかもしれない。

コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )

コスト優先主義が招いたエレベーター事故

 シンドラー社製エレベータは一体どうなっているのだ、と思うぐらい次々にトラブルの報告がなされている。
 同社は世界的には有名な企業らしいが、国内に限って見ればシェアはわずか1%程度である。
にもかかわらず同社製エレベーターによる事故やトラブルが全国で421件(朝日新聞)というのは、どう考えても多すぎる。
最も多いのは静岡県の78件。次いで長崎県の60件だというからビックリ。

 それにしても不思議なのは、これだけのトラブル件数がありながらいままで明らかにされなかったことだ。もっと早くトラブル状況を把握し、何らかの手をシンドラー社に対して打っていたなら、もしかすると痛ましい死亡事故は防げたかもしれない。

          記事全文
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

中国の現状に関して

 福岡県下にも世界をまたに飛び歩いている中小企業があります。
昨日はアメリカにいたかと思うと今日は中国というふうに世界中を飛び歩いています。
福岡・小郡市に本社がある「田中三次郎商店」の社長、田中宏氏がその人です。
主に世界水産展示会に出展されているようですが、行く先々から時々海外情報を送っ
てもらっています。

 5月下旬には合弁会社設立のために北京に行かれてたようで、その時には以下のよ
うなメールが届きました。

> ニーハオ。お元気でしょうか。合弁会社設立の打ち合わせで昨日から北京に来てい
> ます。
> 蒸し暑い曇り空、建設中の巨大なオリンピックメーンスタジアムが眼下に怪鳥のよ
> うに羽を広げています。
> 相変わらず凄まじい勢いで続くビル建設、貧富の差は益々広がるばかりで、地方都
> 市は治安が想像以上に悪化しているようです。なりふり構わず爆走する北京政府、
> 五輪後は一体どんな国になっているのか想像もつきません。

 いま中国、特に北京はオリンピックバブルの様相を呈しています。
急ピッチで進む開発のせいで日本に飛来する黄砂の量も例年になく増えています。
 宴の後が心配です。
都市部と農村部では収入格差がどんどん広がっていますが、都市部の中でも富める者
と富めない者の階層格差が出ています。
開発の名の下に進む自然破壊、共産党幹部の汚職・・・。
数え上げればきりがないでしょう。

 でも、こうした現象は中国固有のものでも、中国人特有のものでもありません。
日本もアメリカも同じ道を通っています。
高度経済成長時代に我々も同じ経験をしました。
その結果、全国で公害問題が起き、その後遺症に長いこと苦しめられました。

 人間というのは愚かなものです。先達の負の経験に学ばないようです。
我々は逆に中国のいまの状況を見て嘆いたりバカにするのではなく、我が振りを直し
たいものです。
日本のコピー文化などはその最たるものでしょう。
賞をもらったどこぞの画家の絵がほとんどイタリア人画家のコピーだった話。
人のことは笑えないものです。

 さて、以下は昨日田中社長から届いた投稿です。
田中三次郎商店と田中社長のことは「リエゾン九州」のHP内「九州と中国の頑張る
企業」に収録している拙稿「ベリースモールでローカル。それでもタナカ イズ ベ
スト」を参照下さい。 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
栗野様

 重慶から中国の友人がやってきました。
一年ぶりだったのでどうしていたの?と聞いたら「いやーいろいろあって何から話し
ていいか・・・・」
 話を聞いて驚きました。
日本の理科系大学を卒業して帰国後彼の従弟と産業用製氷機の工場を立ち上げ順調に
業績を上げてトップメーカーになりましたが、経営戦略の意見が合わず全量の株を買
い取ってもらって友人は新しい製氷機会社を日本メーカーの技術的な支援を得て立ち
上げました。
 約2年で最大のライバル会社に育て上げたところ、薄暗い夕闇の中事務所を出たと
ころを刺客に狙われて危うく命を落とすところでした。
たまたま携帯電話をかけていたので中指を落としただけで助かったそうですが中国人
は日本人の常識では考えられないような行動をとる場合がありますね。
 彼は取っ組み中に指のないことに気づき指を拾って病院に飛び込んで8時間掛かっ
て接合してもらったそうですよ。
 中国人はすごいねえと話しましたら、いやーこんなことは日常茶飯事、中国では当
たり前のことです。
 しかし相手には2回も同じことされたら必ずやり返す・・・と手紙を出したそうで
す。
 ちょうど日本の技術者と一緒だったそうですが彼は怖気づいたのか2度と中国に来
てくれなかったそうで大変困ったと話していました。
 日本の常識だけでの進出は危険だなあと思った事件ではありました。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

未公開株売買話に騙されないように!

 最近の景気回復、株人気を反映してか、今年になって未公開株売買の電話が九州で
も急増している。数年後の上場や値上がり必死を謳って勧誘する手口が大半。中には
某有名企業の名前を挙げ、そこの未公開株を特別に譲渡するというものまである。怪
しげな話が多いのでご用心。

大塚製薬、アース製薬など
有名企業の名前が使われている


 先日、日本インベックスを名乗る会社から「株式投資に興味ありますか」という電
話がかかってきた。話の内容は次のようなものだった。

   記事全文はこちら → リエゾン九州のHP内の「栗野的視点」

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

USENの光からフレッツ光プレミアムに替えた。

 USENの光ケーブルからNTTのフレッツ光プレミアムに変更することにした。
実はこの1、2か月、USENブロードバンドから変更しようと考えていた。
というのもUSENの回線スピードが20Mしか出ないだけでなく、夜間には1桁台まで下がることがあるからだった。

 各社の光回線スピードを調べて分かったことは、各社とも20前後しか出ないということだった。
NTTのフレッツ光プレミアムも20M程度でMAXでも40Mまでしか出ないと言われた。
光は100Mというのはあくまで理論数値であり、あとはパソコンの性能や屋内配線のケーブルの長さ、その他諸々の条件で随分差が出るらしい。
 ただUSENは夜間の皆が使用する時間帯にスピードが落ちるとはよく言われているらしい。

 このように光のスピードだけ比べればなにもUSENから替える必要はなかった。
しかし、NTTの話を聞いている内に通話料が安くなることが分かったのだ。
 我が家は電話回線を2本引いている。
すると基本料が1回線に付き1,700円、2回線だから3,400円を毎月払っている。
これを光に替えると1回線につき500円で済むと言われた。
おまけに日本全国どこにかけても3分8.4円なのだ。
このランニングコストの差は大きい。
 というわけでUSENを解約し、NTTのフレッツ光プレミアムに替えることにした。
工事は27日。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

ひどすぎるシンドラー社の責任転嫁発言

「管理・乗り方も原因」 死亡事故でシンドラー本部声明 (朝日新聞) - goo ニュース
 出るわ出るわ、次から次にシンドラー社製エレベーターのトラブルだけで459件。
範囲は全国に広がっている。
それなのにシンドラー社の対応はあまりにも不誠実といわざるを得ない。

 なかでも極め付けが、シンドラーホールディング(本部・スイス)が出した「エレベーター産業での事故は主に不適切な管理か利用者の危険な乗り方に起因していることが多い」という責任転嫁の声明。
 その前日の7日にはケン・スミス社長名で「我々の製品及び保守が高い安全基準を満たしていると自負しています」という声明を報道機関に出している。

 「高い安全基準を満たしている」というが中国・重慶(97年)、上海、香港(02年)、シンガポール(03年)でも死亡事故を含むトラブルが起こっている。それなのに「我々の製品及び保守が高い安全基準を満たしていると自負」とか「不適切な管理か利用者の危険な乗り方」が問題だなどとよく言えるものだ。

 ところで、なぜアジアばかりと思ってしまう。
フランスでも1件トラブルがあったようだが、メーカーは不明だ。
本当に欧米では事故はなかったのか。
仮に欧米で事故がなく、アジアに集中しているとしたら、アジア向けには「高い安全基準」でなくてもいいと考えたとしか思えないではないか。

 今回死亡事故が起きた東京都港区の「シティハイツ竹芝」では今年1月30日に扉が開かないトラブルがあった際、シンドラー社が修理に立ち会っている。
メンテナンス会社のミスだという言い逃れは出来ないだろう。

 問題はシンドラー社だけで済むのか、耐震構造設計疑惑のように他社製まで広がるのかどうかだ。
ハイテク、コンピューター化が進んだお陰で生活が便利になった一方、ひとたびトラブルが生じると大事故になる傾向がある。
これが現代の怖さだ。
普段からちょっとした異音や変調にも気を付けたいものだ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

ネーミングで巻き返しに出た「好きメグ」



「牛乳のおいしさ」という中身勝負に変更

 カラー効果に期待しすぎた結果、4工場閉鎖、社長の引責辞任、大リストラと、崖っぷちに立たされた日本ミルクコミュニティ。
本来はカラー戦略そのものを見直すべきだろうが、赤色をシンボルカラーにしてしまったので、もはや全面変更はできなかった。
そこでやむなくカラーに関しては部分修正をした。

 ただ商品コンセプトは全面的に見直して、新商品を市場に投入した。
逆の言い方をすれば、新商品を市場に投入せざるを得ないほど「赤いメグミルク」の売れ行きが悪かったということだ。
実際、九州では「赤いメグミルク」を店頭で見ることはほとんどなくなった。


 新商品は基本に立ち戻り、「牛乳」そのもので勝負することにした。
パッケージ勝負ではなく、牛乳本来のうまさという中身で勝負することにしたのだ。
ネーミングは「牛乳が好きな人のメグミルク」(好きメグ)とした。

 販売戦略もまず関東、中部、関西で先行販売し、その売れ行きを見てから全国販売に踏み切るという手堅い手法を採用した。
 カラー戦略の基本は変えず、若干の手直しを加えた。

 変更点は以下の通り。

              記事全文

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

カラー戦略で失敗したメグミルク

 カラー戦略が商品の売れ行きを左右する、と言われるようになって20年以上になるが、その傾向はますます強まっている。しかし、カラーの力が強まれば強まるほど色選びが難しくなっているのも事実。色による差別化を優先したばかりに失敗した例もある。その代表格が「メグミルク」だ。

 5月9日から全国一斉発売に踏み切った「好きメグ」では、シンボルカラーの赤色を少し変えて巻き返しに出たが、思惑通りにいくかどうか。今回はカラー戦略からメグミルクを見てみる。

それまでのタブーに挑戦し
牛乳パッケージに赤を全面使用


 いまから3年前、日本ミルクコミュニティが赤いパッケージの牛乳を発売して同業者の度肝を抜いた。それまで牛乳パッケージといえば白色が基調と決まっていたところに、赤色を基調どころか赤色で固めたパッケージを発売したのだから、まさに常識破り。業界多方面にカルチャーショックを与えた。マスコミはこぞって「赤いパッケージのメグミルク」のことを取り上げたから、宣伝効果は上々だった。

 しかし、結果は惨憺たるものだった。売り上げは目標をはるかに下回り、4工場閉鎖、社長引責辞任に繋がったのはご存知の通りだ。

 それにしても各社が牛乳を連想させる白を基調としたパッケージを使う中で、なぜ、あえて「赤色」を使用したのか。
そこにはそうせざるを得ない背景と理由があった。

                記事全文はリエゾン九州のHPに

コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )