栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

これはひどい、ヤナセBMW中古車の営業マン

2012-04-25 13:08:57 | 視点

 いよいよ今月27日に福岡市地行にバルコムBMW福岡がオープンする。
バルコムBMWとヤナセBMWの激突はすでに3月30日から始まっている(「まぐまぐ」から配信している「栗野的視点(No.410)」を参照 )が、今回もヤナセBMWがバルコムBMWのオープンに対抗して27日~30日まで「お客様大感謝祭」を行う。
早速数日前、営業から誘いの電話もかかってきた。
いままで顧客管理を疎かにしてきたヤナセBMWが危機感を抱いて動き出したようだが、その一方で、こんな話も耳に入ってきた。
こんな対応をしているようでは、果たしてヤナセBMWは生き残れるだろうか。

 つい最近、ヤナセBMW福岡西支店で中古車を買おうとした若者がいた。
彼は営業に言われるままに手付金を払ったが、その後、インターネットでKoube BMW(モトーレン神戸)出展の中古車を見つけ、そちらを買うことにし、ヤナセBMWにキャンセルを申し出た。
ところがヤナセBMWの営業は手付金の返却に応じられないと返事をしてきた。

 彼が最初に手付金を入れたのは土曜日。
そしてキャンセルしたのが4日後の水曜日である。
ヤナセグループは月曜日が定休日だから、実質3日後になる。

 営業の言い分は車の後ろの傷をすでに補修したので、その補修費が5万円かかっている。ただし、3万円に負けておく、というものだ。
 モトーレン神戸から中古BMW車を買うことにした彼に言わせると、元々納車には1か月かかると言われていたし、傷の補修をしたと言っているが、それが本当かどうかもよく分からない。ただ今後、車のメンテナンスでは地元のディーラーに世話にならなければならないから、ここで喧嘩はしたくない。自分としては払う理由はないと思ったが、今後のメンテナンス等の時のことを考え、結局、1万5000円払った、と言う。

 彼はバルコムモータースの福岡進出の件を知らなかったのだ。
もし、知っていれば嫌な思いをして1万5000円払うことはしなかったに違いない。
 それにしても問題なのはヤナセBMWのこうした体質である。
仮に傷の補修費に実質3万円かかっていたとしても、その中古車は他の客が買う時もやはり補修をしなければならないわけである。
 商品価値を上げるためのコストを、買わなかった客に払わせたわけで、こんな商売をする会社が長続きするはずがない。
 いままでヤナセBMWの対応に不満を持っていたユーザーがバルコムBMWに流れるのは間違いないだろう。
 私自身は日常の修理、メンテナンスは山内ガレージ(福岡市博多区金の隈)で行なっているが、バルコムBMWの福岡進出を機に、ディーラーでしかできない場合はバルコムBMWに頼むようにする予定で、その旨先方にも連絡を入れている。






ディーラーに対するBMWジャパンの見せしめか?

2012-04-11 11:18:57 | 視点
 Balcom BMWの福岡進出記事に関連して読者から投稿(「まぐまぐ」からは3/31に配信済み)がありましたのでお届けします。
投稿いただいたのは車業界の事情に詳しい、ほり編集事務所の堀 達哉氏です。

         ◇           ◇

栗野様

 こんにちは栗野さん、ほり編集事務所の堀です。「視点」で取り上げておられた、広島のバルコムVSヤナセBMW福岡との“仁義なき闘い”。福岡県内の輸入車業界内でも色々な情報が錯綜しており、私も取材で輸入車ディーラを訪れるたび、『どうなると思う、バルコム?』『裏でBMWジャパンが煽ったんだろ?』等々、何とも返答しようが無いような質問を喰らいっぱなしです。

 (株)バルコムモータースの福岡県進出は、表向きには『BMW北九州(ウイルプラスモトーレン)とヤナセBMW福岡にとっての拠点空白地域を補完するため、BMWジャパンがバルコムに対して出店を要請した』というふうに、業界内ではアナウンスされています。
そのため、バルコムBMWに与えられた福岡県でのテリトリー(これまた表向き)は、現時点で拠点空白地帯である、中間市~遠賀郡、宗像~古賀市、飯塚市及び田川市・郡、福岡市の城南区~西区の西端、ヤナセBMWが拠点を引っ込めた大宰府~筑紫野、そして久留米市以南の筑後地区などということで、丸く収まった…ことになっています。

 しかし実際のところ、今回の“テリトリー侵害”に近いBMWジャパンの采配は、BMWジャパンに対して従順ではないヤナセと、BMW販売に対してそこまで積極的では無いウイルプラスモトーレンに対する、ある意味で『見せしめ』に近いものだと思われます。
 BMWに限らず、日本国内にメーカー直資のインポーターを置いている輸入車チャンネルは、インポーター側がディーラーに対して要請した(テリトリー人口あたりの)販売目標台数に何年間も達しない場合、正規販売店契約を一方的に解除できる旨の権限を持っています。

 それで、これは私個人のうがった見方ですが、BMWジャパンは今後、バルコムの福岡県内における販売を積極的に支援し、その結果


           (以下 略)


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【トイザらス】プール特集


組織を一新できなかったYanase BMW

2012-04-05 09:02:53 | 視点
解せないのはヤナセが5年もかけて組織変革をできなかったことだ。

ある顧客はヤナセを次のように切り捨てた。

 「とにかくヤナセの営業マンはひどいもんですよ。売る時は散々いいことを言っていて、売った後は知らんふりですから。

冬、岡山に行っている時に後部座席のパワーウィンドーが下がったままで閉まらなくなったんです。

それで担当営業マンの携帯電話に電話を入れたけど留守電になって出ない。

取り敢えず電話をしてくれるようにメッセージを残しましたが、1時間待っても連絡がない。

会社にも電話をしたけどヤナセの定休日だったようで応答なし。

仕方ないからバルコム岡山に持ち込み修理をしてもらいました。

1年間の保証期間中だったので、その時立て替え払いをしたことを翌日営業担当のI下氏に電話して伝えましたが、『後から払うという例はないんですよね、困ったな』というだけですよ。

こちらは本人の携帯に電話し、メッセージまで残しているにもかかわらず、当日電話をしてこないばかりか、翌日もこちらから電話をして初めて出るのんきさですよ。

これでは客は離れますよ。

本人は板付支店の中古車販売から西支店に最近移ったようですが、その後、事後連絡もありません。

えっ、立て替え払いをした修理費はその後どうなったか?

 経過報告すらないんだから私が自払いしたままです。もうヤナセとは二度と付き合いたくないです」

 聞けばこの社員は富士モータース時代から在籍している社員らしい。

こういう社員ばかり抱えているようでは売り上げ数字が上がらないのは納得できる


           (以下 略)


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