栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

10年で専務になった男

2006-10-21 10:05:56 | 雑感
 先週木曜日の夜、安田建物管理(株)(福岡市博多区東比恵3丁目5-3)の原田豊也氏を誘って食事をした。
 誘ったのは以前から一度ゆっくり話をしたいと思っていたからだが、なぜそう思っていたかといえば
 1.彼は私が主宰するベンチャーサポート組織・リエゾン九州の会員だが、仕事が忙しくて中々会合に出てこられない。
 2.最近常務から専務になった。
 3.45歳で引退し、それから先は自分のしたいことがある、と言っていたので、その中身に興味を持ったからである。

 興味を持ったという意味では私は彼の41歳という年齢にも非常に興味を持っている。
40代は心身ともに最も充実している年齢だからだ。
こういう年代に人間に会でも中心的な活動をして欲しいと思っているが、反面難しい年代でもある。
能力がある人間ほど忙しいからで、彼もその通りだった。
会の理念に賛同し、活動したいと思っても、体が一つである以上やむを得ない。
私に言えることは、せいぜい「段取りをうまくやり、できるだけ部下に仕事を任せるようにした方がいい」という程度のことだ。
本音を言えばもっと力を貸して欲しいのだが、何分ボランティア活動故それ以上のことは要求できない。

 ところで彼は今年、常務から専務に昇格したのだが、話を聞けば中途で入社したのがいまから10年前。
当時は社員数も1桁だったが、いまでは340人の組織に成長している。
しかも彼は同族でもなく、まさに赤の他人。
能力のある男である。

 ただ少し気になったのは頑張りすぎる男に共通の健康面。
組織第1に考えるから、中々自分が休めない。
しかし上手に息抜きをするのも管理職の仕事のうち。
もう少し手抜きを覚え、部下を上手に働かせるコツを覚えて欲しいと思うが、私自身もそうだったようにこれが意外に難しい。

 結局、彼は専務になってすぐ健康面から退職した。


富士通

最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
そういえば、、 (アルル)
2009-07-31 20:26:05
最近福岡で原田氏の噂をあまり聞かなくなって久しいが、彼は現在どうしていてるんだろう?
かなり個性的で、ある意味くせの強い頑固な人間ではあったが、栗野氏同様なかなかの人物であったと思う。
懐かしい名前につい反応したが、また会いたい1人である。元気にしていたらよいのだが。
返信する
ご無沙汰致しております (原田豊也)
2010-05-29 09:21:39
栗野代表 様

以前よりお世話になります。また、大変ご無沙汰致しており失礼しております。

この度新たに新会社を設立し、HPのSEO効果をググっておりましたら、栗野さんのブログを拝見し懐かしくコメントさせて頂きました。
それにしても私が恥ずかしくなる程お褒めいただき恐縮しております次第です(汗;)・・ちなみに安田建物管理さんにおける専務在任は、健康上の理由で即退任した訳ではなく、一応2期務めております・・(笑)

また、コメント頂いておりますアルル様誠にありがとうございます。「どなたなのかな~?」と、勝手想像致しております次第です。

最後に、栗野代表及びリエゾン九州に係わる皆様方のさらなるご発展を祈念致しております。
今後もご指導、ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。

株式会社プランニングファクトリー
代表取締役 原田 豊也
返信する
原田さん、お久し振り (栗野)
2010-05-31 23:35:08
 元気でしたか。
メールアドレスが変わりましたか。
少し前からメールが届かなくなり、返ってくるようになりました。
新しいアドレスを教えてください。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。