栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

即自的自然を対自的自然に ~ 地方活性化の視点

2012-10-17 16:01:58 | 視点
 岡目八目という言葉がある。これは囲碁から出た言葉で、碁を指している本人より、傍で見ている人の方が八手(八目)も先まで読めるということから、当事者より傍で見ている人(第三者)の方が情勢がよく判断できるという意味だ。こうした現象はあらゆるところで見ることができる。例えば地方--。

定住人口より交流人口増を

 多くの地方が、というより地方はほとんど例外なく高齢化と過疎化の問題に悩んでいる。過疎には人口過疎と産業過疎の2つがあるが、地方はこの2つともに悩んでいる。それに加えて観光資源の過疎もあり、まさに3過疎。「地方は何もない」と泣いているのが実情と言う。
 しかし、果たしてそうだろうか。本当に何もないのか。何もない、と思い込んでいるだけではないのか。もし、そうだとしたら、何もないのではなく、○○があるはず、ということになる。

 では、○○とは何か。
それを考える前に人口過疎について見てみよう。人口の過疎化という場合の人口とは一体何を指しているのだろうか。一般的には定住人口のことである。確かに定住人口は少ないより多い方がいい。だが、定住人口ですべてが決まるわけでも、地方の活力が定住人口だけで決まるわけでもない。大都市を例に上げるまでもなく、昼夜の人口が違う地方は多い。夜間人口(定住人口)より昼間人口が多い地方ほど活力がある。逆に昼間人口より夜間人口が多い地方は活力が小さい。

 つまり定住人口を増やすことより、昼間人口を増やすことを考えた方がいいわけだ。
 昼間人口を増やす方法は少なくとも2つある。1つは産業おこしによりエリア外からの通勤者を増やす方法で、長年この方法が中心に据えられてきたし、いまもあまり変わらない。しかし、少子化時代に加え、縮小均衡経済(という言葉が嫌なら不拡大経済と言い換えてもいいが)時代になると、この方法はもう期待しない方がいいだろう。

 もう1つの方法は交流(移動)人口を増やすことだ。

                 (略)


即自的自然を対自的自然に

                 (略)


彼岸花を群生させ名所に

                 (略)


 岡山県真庭市の彼岸花群生地の写真は「栗野的風景」にアップ

 福岡県宮若市の土手を飾る彼岸花の写真はこちら => 「犬鳴川の土手を真っ赤に染める」

 福岡県八女市の棚田と彼岸花の写真はこちら => 「八女・黒木町大淵の彼岸花」

 大分県日田市天瀬「かかし祭り」の写真はこちら => 「大分県天瀬のかかし祭り」


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