栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

自然環境が集客ツールになる

2015-09-22 22:32:12 | 視点

 兵庫県佐用町下石井の彼岸花。

鳥居は八幡神社の鳥居で神社そのものは

鳥居がある場所から山の方に入ったところにある。

鳥居と彼岸花の組み合わせが珍しく、撮影に来る人が結構多いようだ。


 いまから数年前、恐らく4,5年前だったと思うが、佐用町役場を訪ね、

「町内あるいは周辺市町で彼岸花が群生している場所はありませんか」

と尋ねたところ「彼岸花ならそこらに咲いていますが」と何を妙なことを

尋ねる奴だと言わんばかりの返事をされたが、

いまでは佐用町の紹介に下石井の彼岸花が載っている。


 地方によっては彼岸花祭りを行うところもあり、

自然環境こそが名所になるということが段々認識されてきた。

とはいえ、そうした自然を観光に結び付ける動きはまだ少ない。

回遊性をどう持たせるかも課題だが、まずは地元にある自然を見直し、

そこに少し手を加えていくことだ。

なんといっても数が必要。

次によそにない特色をどう付加していくのか。

例えば赤い彼岸花だけより白や黄色の彼岸花が生えていた方が観光客は喜ぶし、

棚田米の即売やPR、さらには厄介者の害獣、鹿や猪などの肉料理を工夫し、

振る舞ったり販売するのもいいかもしれない。

地方はまだまだ知恵が絞れる。





AEON de WINE

かくも言葉の軽き政治家

2015-09-01 17:13:16 | 視点
 この人物の言葉ほど信用できないものはない。
いつだったか「200%ない」と言いながら大阪府知事選に出た。
あの時以来、この人物は信用できないと思っていた。

 大体、言葉が過激な政治家は信用できない。
攻撃的な人は相手に対する思い遣りを持ち合わせてなく、自分の意見を通すことだけしか考えていない。
ましてや弱者に対する思い遣り、やさしさなどは皆無に近いだろう。

 一事が万事という言葉があるが、住民投票で自らが推進する大阪都構想への反対票が上回った時、「政界引退」と言ったが、あの言葉をまともに信じた人がどの程度いただろうか。
少なくとも私は「200%」信じてなかった。

 すると、どうだ。
今度は維新の党を離党すると表明し、「党を割るつもりはない」と言い、維新の大阪系議員に離党を慎むようにと言った舌の根も乾かない内に、新党を創ると言ったのだから開いた口が塞がらないとはこのことだろう。
 離党宣言した(党を割らないと言った)翌日である。1年2年後のことではない。
翌日には約束を反故にするような人物と約束をする人がいるだろうか。

 ところが政界とはおかしなところで、そんな人物が創る新党へも秋波を送る党がいるのだから、つくづく永田町というのは一般常識とはかけ離れたところだと思ってしまう。



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