栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

地場小売業が生き残る道について

2007-07-31 00:08:51 | 視点
 7月25日、ボンラパス花畑店が福岡市南区花畑の自動車試験場南口横にオープンしました。
 その翌日には三越と伊勢丹が経営統合を視野に資本提携に向けた話し合いを開始というニュースが報じられました。
いよいよデパートも4強時代に入り、地方デパートは生き残りが非常に難しくなってきましたが、こうした傾向はデパートや小売業だけでなく産業の全分野で進んでいます。
大手はますます大きく強くなり、中小はますます厳しい状況に追いやられています。

 そんな中で面白い動きを見せているのが食品スーパーのハローデイグループ(北九州市)です。
 同社の生き方、戦略は小売業のみならず他産業にも大いに参考になるのでと思っています。

 そこで今回は同社専務取締役・神戸みずち氏を講師に招き、現在のスーパーが置かれている現状、今後の方向等についてじっくり聞きたいと思います。


             --記--

●日 時:8月18日(土) 13:30 ~ 17:00
●場 所:九州大学西新プラザ(早良区西新2-16 tel 092-831-8104)
地図 http://www.kyushu-u.ac.jp/university/institution-use/nishijin/infomap.htm
 
     (長いので途中で折れ曲がっていると思いますが、URLを全部コピー
      して下さい)
        博多駅、天神方面からは地下鉄「姪浜」行きで「西新」下車
        7番出口より徒歩10分


●内 容:
1.勉強会「地場小売業が生き残る道」

    講師:(株)ハローデイ専務取締役・ボンラパス取締役 神戸みずち 氏

●勉強会後、講師との交流を兼ねて、同会場で缶ビールを軽く飲みながら懇談をする時間を設けています。

●例会参加は誰でも自由です。
  参加費用:会員・非会員共に2,000円。
●申し込みは事前に
   当日、会場準備の都合があるので、事前に参加申し込みをお願いします。
   申込先:kurino@liaison-q.com

感覚がおかしい安倍自民党総裁

2007-07-29 23:54:16 | 視点
 予想された結果とはいえ、民主党が過半数を超え、自民党は過半数を大幅に割ったどころか、片山参院幹事長まで落選した。
しかし、ここまで大敗したにもかかわらず、安倍総裁は早々と続投の意志を明らかにした。
 もちろん責任の取り方にはいろいろあり、やめるだけが責任の取り方ではないのはよく分かる。
だが、ここまで大敗しながら、自らの責任に言及しないのはどうか。
一方の小沢民主党党首は過半数を取れなければ党首を辞めるのみならず、政治家も辞めるとまで断言した。

 これはどちらの党が好きとか嫌いということではなく、組織としてみた場合に、トップが最終責任を取らない組織の下で働きたいとは思わないだろう。

 どうも安倍さんは今回のことに限らず感覚が少しおかしいようだ。
赤城農相の事務所費の問題の際でも、「すべて明らかにしなさい」と言えば済む話を、逆に赤城氏本人に代わって懸命に弁明していたし、この人の感覚は少しおかしいと思う。
 支持率低下の一因もそんな安倍氏に対する不信感もあったと思う。
となれば選挙結果に責任を感じるというのが普通だろう。
しかし、安倍総裁の思惑とは自民党内から総裁の責任を云々する意見が必ず出てくると思われる。
結果、最終的には辞任に追い込まれるに違いない。
ここまで大敗しながら、もし、自民党内から総裁の責任論(辞任)が出てこないようだといよいよ自民党はおかしい。


加齢臭、体臭が見事に消える急速分解消臭スプレー

いよいよ明日(7月25日)オープンするボンラパス花畑店

2007-07-24 18:16:03 | 視点
 当ブログでも過去何度か紹介したが、ボンラパスがハローデイの傘下に入って初めての店舗が明日、いよいよ福岡市南区花畑にオープンする。
高宮、薬院、百道店に次ぐ4店目である。
実は花畑店の前に西新店があったのだが、今回の店舗は新規出店というより西新店の移転という形になっているのだ。
従来の西新店はハローデイ西新店に衣替えし、一足先にオープンしている。

 花畑店の所在地は福岡自動車試験場南口。同店の売り場面積は約420坪。駐車場は124台収容。
敷地内にはドラッグストアのマツモトキヨシを併設。

 コンセプトは「食の楽園」というだけあり、店内には輸入物を含め様々な食品が並んでいる。
価格を第一に打ち出した従来型の食品スーパーとは異なり、世界のワインやジャム、調味料など、いままでだとデパートに行かなければ手に入らなかったようなものを数多く揃えている。
 従来型スーパーは例えれば突っ掛けで行ける店というイメージなのに対し、ボンラパスは発見する喜び、感動する喜びがあり、ショッピングが楽しめる店になっている。
 ちょっとオシャレな店--。
それはまず最初に入店して聞こえてくるピアノの自動演奏によるBGMや、むき出しの蛍光灯が一つもなくすべて間接照明になっている店内の雰囲気からも充分感じられるだろう。

 店内で焼きたてのパンを売るベーカリーコーナーで一足先に試食してきたが、ここはお勧め。パン好きにはたまらないはず。
このベーカリーコーナーの横奥には「旬食レストラン ボナパティ」があり、ここでは旬の食材を利用した料理がビュッフェ形式(バイキング)で味わえる。
メニューは約60種類。ランチタイムは1,500円と手頃。これもお勧め。

 こうしたこだわりの店だけに商圏エリアは従来の食品スーパーより「多少広域からの来客を求めているし、また求めてこられるはず」(同店関係者)という。
 余談だが取材中、ボンラパスの元オーナー企業、福岡地所の榎本氏が視察に来ていたが、「さすがに餅は餅屋というか、立派な店になりましたね」と感心していた。

 25日から28日までの4日間はオープニングセールで朝9時~夜10時まで営業。
それ以降は朝10時~夜10時までの通常営業になる。
今後の食品スーパーの方向性を見る上でも一度足を運んでみるといいだろう。

  オープン準備に追われている店内の写真はブログ「栗野的雑感」にアップしているので、そちらを。

  そのほかボンラパス関係の記事はリエゾン九州のHP内の「栗野的視点」にも載せています。


トイザらス・オンラインショッピング

地球温暖化防止以上に健康被害がもっと怖い割り箸の使用

2007-07-20 17:41:37 | 視点
 最近テレビ等でも割り箸に関する報道が急増しているが、それらの報道を見て割り箸を使うのが怖くなった人も多いのではないだろうか。
そう、割り箸の問題は地球温暖化だけではなく、健康被害を含め様々な問題を含んでいるのだ。

 一つは森林伐採の問題である。日本人一人が年間使用する割り箸は平均200膳で、日本全体では250億膳の割り箸が使用されており、その90%が現在では中国からの輸入である。
なんと国内で生産されているのはわずか10%に過ぎないのだ。
 割り箸は間伐材を使用しているから環境に優しいと思っている人もいるが、この数字を聞けばそれは誤解だと気付くだろう。
もともと間伐材からのみ割り箸が作られていたわけではなく、間伐材の利用が叫ばれだし、一部で間伐材を利用した割り箸も作られていた(作られ出した)のである。

 もう一つは中国の国内事情の変化である。

 そしてなによりも問題なのは、TV番組でも現地業者が証言していたように「日本人が白い割り箸を好む」ことである。
 では、割り箸をマイ箸に替えれば健康が守られるのかという点である。
答えはノーだろう。

       (略)

 ところで中国製割り箸でも安全安心なものもあるし、地球温暖化防止に貢献しながら、安全性の問題にもきちんと取り組んでいる北九州のベンチャー企業、楽しい株式会社がある。
同社の内容と取り組みについては私の取材記事「竹製割り箸、リサイクル竹炭の販売を通し、中国での植林活動に取り組む北九州のベンチャー企業」に詳述(リエゾン九州のHP内の「九州の頑張る企業」に収録)しているので、そちらを一読して欲しい。

   リエゾン九州のHP http://www.liaison-q.com

     全文を読む





 7月29日(日)、8時25分から9時55分放映のNHK番組「経済羅針盤」で
Oisixで販売している野菜が紹介される予定。

人事制度の基本は給与制度だ

2007-07-13 11:50:08 | 視点
 「企業は人なり」と言われるように、伸びている企業には優秀な人材が多くいる。
優秀な人材がいるから伸びているともいえるかもしれないが、やはり優秀な人材を育てる環境・制度が企業にあるからだ。
そのためには色々なものがあると思うが、その中の重要な一つに給与制度があるのは間違いない。

 私が初めて社会人になったとき、自分の給与は入社1か月後にもらうまで分からなかった。
きちんと面接を受けて入社したのだが、西郷さんに似た、毛深くて、図体がごつくて、熊襲とはかくありなんと思わせるような九州人の人体に、都会人の私は(う
そ、本当は岡山県の山奥で育った)恐れおののき、まるで虎の前の子ウサギのように縮こまって(?)給与のことを聞き出せなかったのだ。
 そして決めぜりふは「お前を青年実業家に鍛え上げる。そのためには日本一の石
川五右衛門になって、俺の頭の中を盗め!」。
かくして哀れな子ウサギは在籍中3時間ただ働きをする羽目になった。お陰で徹底的に鍛えられたが。

 今時こんな話は通用しない。
こんな条件で入社してくる人間はいない。
優秀な人材を採用するためにはそれなりの待遇、制度を整えることが必要だ。
「話はよく分かる。しかし、小企業は大企業のようにはいかない。待遇も考えたいが、現実的には無理だ」
 多くの社長が必ずこう言う。
本当に無理なのか。
本当にできないのか。
そうではなく自分一人が利益の配分にありつきたいと考えているからではないのか。

 ところが、小企業にもかかわらず成果報酬制度を導入している企業がある。
ホワイトスペースは地場の広告デザイン制作会社だ。
社員数は約30人。
広告デザイン制作会社の多くが10人以内ということを考えれば30人という人数は多い方だろう。
でも、人数の点を除けば仕事の中身は変わらない。
コピーライターがいて、デザイナーがいて、広告制作をしているという、どこにで
もある広告デザイン会社だ。

 違うのは給与を成果報酬にしていること。
それぞれが自分の労働成果に応じて配分を受けるのだ。
当然、よく仕事をする人はたくさん給与をもらうが、あまり仕事をしない人はその内容に見合った給与しか受け取れない。
そして同社にはボーナスはない。
代わりにあるのが決算賞与。
皆で利益配分を受けるという考え方に基づいている。

 経営者にとって一番頭が痛いのは給与をどうするかという問題だろう。
情実給与では公平感に問題があり、社員の間で不満が出る。
結果、優秀な人材からやめていく。

 では、同社はどのような方法で給与を決めているのか?
普通こうした話は外部にはなかなかしないもの。
しかし、今回はあえて具体的な内部資料を公開しながら給与の決め方を話してもら
う。

 自分の会社を変えたい!
少しでもよくしたい!
優秀な人材を採用したい、と思われている経営者の方はぜひご参加を。

●日 時:7月14日(土) 13:30 ~ 17:00
●場 所:農民会館(福岡市中央区今泉1-13-19)3F
       ビックカメラ(西鉄電車高架下)の裏
      1.西鉄今泉ビルの所の辻を、国体道路を背にして右へ入ると左手。
      2.国体道路・警固神社前の信号から今泉側へ入り、最初の辻を左。





燃費を改善するエンジンオイルでCO2と燃料費の削減を

2007-07-12 17:06:52 | 視点
 地球温暖化がもたらしつつある影響が世界各地で報告されていますが、いまだに北極圏の氷が溶けて水面が上昇することを疑っている人もいます。
コップに浮かんだ氷が溶けてもコップの水は溢れないのと同じだと主張していますが、北極の氷が溶けているというのは北半球の温度が上昇していることであり、北極という局地だけで起きていることではないと理解できないようです。

 さて、それは別にして二酸化炭素の排出量を2050年までに半減する必要があるといわれていますが、最も二酸化炭素を排出しているのは発電所と自動車です。
節電で二酸化炭素排出削減に協力しようというのはそういうことなのですが、最もいい方法は電気も使わず自動車にも乗らないことです。
しかし、そんな生活は考えられないでしょう。

 そこで少しでも節電に協力し、自動車の燃費を抑えることが課題になります。
自動車は燃料にガソリンを燃やさない電気自動車の出現が待たれますが、今すぐというわけにはいきません。

 ところが、いますぐできることもあるんです。
自動車の燃費効率をアップし、ガソリンの消費量を減らすことで二酸化炭素の排出削減に協力できるのです。
燃費効率がアップするのだから当然、燃料代は下がります。
7月からガソリン代は大幅にアップしていますから、燃費効率がアップするのは金銭的にも大歓迎だと思います。

 そんな方法があれば教えて欲しいと思われている方も多いでしょう。
実は(株)トライボロジーが開発したエンジンオイル「大魔神シリーズ」はエンジンルーム内の摩擦を抑えることで回転ロスを減らすと同時に、ジーゼルエンジンなどの場合は黒煙も抑える環境にやさしいエンジンオイルです。

 一般営業車やトラックだけでなく、産業機械、さらには重油の垂れ流しといわれている漁船のエンジンなどは、同社のオイルを入れれば大きな改善効果が望めます。
営業車をお使いの方はぜひ一度試して下さい。


大人が選ぶこだわりモノ特集

一見好調に見える裏で苦しいディーラーの実態

2007-07-11 21:59:32 | 視点
 それではなぜ、富士モータースは会社を売却したのか。それもライバル関係にあったヤナセグループに。

 ここでちょっとヤナセグループの歴史を振り返ってみよう。
かつて輸入車といえばヤナセといわれるほど同社は長年に渡って輸入車市場に君臨してきた。それを可能にしたのは同社が輸入代理権(インポート権)を握っていたからである。

 2000年に入るとヤナセは反転攻勢に打って出、輸入代理権を取り上げられたメーカーと次々にディーラー契約を結びだす。
なかでも周囲を驚かせたのは2003年2月、それまでの仇敵BMWと手を結び、100%子会社のヤナセ・バイエルン・モーターズを設立してBMW車の販売を始めたことだった。

 それにしても、なぜ富士モータースは突然とも見える身売りをしたのか。
実際、今回のM&Aの話は非常に極秘裏に進められ(まあ、M&Aの話が大っぴらに進められることはあまりないが)、富士モータースの社員でさえ当日まで知らされてなかったほどで、「売れ行きのいいBMWを扱っている富士モータースがなぜ」という声は多かった。

 しかし、同社をよく知る関係者の中には次のように話す者もいる。


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なぜ福岡BMWはヤナセに全株式を売却したのか(1)。

2007-07-09 16:51:46 | 視点
 4月6日、BMWの正規ディーラー、富士モータース(株)(福岡市)がヤナセグループに全株式を売却し、ヤナセバイエルンモーターズ福岡(株)として再出発したが、このニュースは地場企業にある種の驚きを持って迎えられた。
 というのは、輸入車販売の中でも唯一好調なBMWの老舗販売会社が身売りしたからである。また、M&Aがここまで身近になったということに驚きを隠さない経営者もいた。いままでM&Aは大企業同士のもの、あるいは地場企業にはまだ縁遠いものと考えていたのが、地場の中小企業でさえその対象になる時代だということを思い知らされたからだ。

 富士モータース(株)とヤナセバイエルンモーターズ福岡(株)からBMWのユーザー宛に届いたハガキには次のように記されていた。
 「平成19年4月6日をもちまして、ヤナセグループの100%子会社として、新たな経営体制にてBMWディーラー業務を再スタートすることとなりました。新体制におきまして、当社拠点は引き続き『ヤナセバイエルンモーターズ福岡株式会社』の拠点として、お客様への従前と変わらぬ販売およびアフターサービス活動を実施してまいります・・・」
 「弊社は、富士モータース株式会社よりBMW車のディーラー業務を継承し、平成19年4月6日より『ヤナセバイエルンモーターズ福岡株式会社』に社名を変更し、福岡本店(旧本店)・福岡東支店(旧東支店)・福岡西支店(旧西福岡支店)・太宰府支店・久留米支店・福岡アプルーブドカーセンター・賀茂アプルーブドカーセンターの7拠点にてBMW車の販売、およびアフターサービス活動を展開することとなりました」

 通常、会社を身売りする理由はそう多くはない。
一つは


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赤城農相に代わって懸命に説明する安倍首相はおかしい。

2007-07-09 08:35:31 | 視点
 昨日の各党党首討論をTVで見ていてとても奇異に感じた。
赤城農相の事務所費が問題にされた時だ。
安倍首相が懸命に擁護するのだが、まるで自分が当事者であるかのごとき弁明の仕方なのだ。
挙げ句には他の政党にも高額な人件費を計上している人がいると言うに至っては開き直り以外の何ものでもないだろう。

 本来は赤城農相がきちんと説明すれば済む話で、それを首相が替わって弁明する必要はない。
「もう一度本人にきちんと説明させる」の一言で済むのに、まるで自分のことのように説明するものだから、聞けば聞くほど、もしかするとこの人も同じことをしているのではないだろうかと疑ってしまった。
それほど本人に成り代わって説明していたのだ。

 一方の小沢民主党党首は「万が一の場合、政界にいる必要はないと思っている。自分自身の心の内ではそういう決意だ」と、参院選に負ければ党首辞任だけでなく政界からも引退する、それ程の覚悟で臨んでいると実に明快だった。

 安倍さんは「美しい国づくり」などと耳当たりのいい言葉をまるでコピーライターのように使うが、中身がさっぱり伝わってこない。
見てくれはいいが、歯ごたえがない食べ物のようで、どうも物足りない。
選挙に負けたときの自身の責任の取り方についても明言を避けるし、消費税は上げるといいながら、選挙後の秋から考えると、言を左右にするなど実に男らしくない。
 選挙対策で消費税を据え置き、選挙で勝てば消費税を上げるのでは国民を愚弄している。

 公明党も与党の立場がよほどいいのか、いまや自民党を支持するだけの政党に成り下がったようだ。





また書きかけのブロが消えてしまった。

2007-07-08 12:39:54 | 雑感
 これで何度目だろう、書きかけのブログの内容が一瞬にして消えてしまったのは。
今回は比較的長い文章だっただけに、即座に書き直す気力は失せた。
いままで何度も同じ失敗をしているので、gooのブログ用原稿は別に書いてから、書き終わった内容をコピーするようにしている。
 しかし、最初から長くなると分かっているときはそれでいいが、ちょっと書きかけて結果としてある程度の長さになることはよくある。
そんな時は直接書いているから、あっと思った時は後の祭りで、いままで書いたものが跡形もなく消えている。

 たしかに新規投稿の画面には「記事編集中に別の画面(他のメニュー/プレビュー画面からのテキスト・画像リンクなど)にジャンプすると記事の内容が失われます。ご注意ください」と表示されている。
何度も同じ失敗をしているから分かってもいる。
それでも書いている途中でちょっと他のことに気を取られて、そちらの画面を見たりということはよくある。
この不注意な行動が悪いのだが、分かっていてもついやってしまう。

 それにしても長文の時には悔やまれる。
なんとか復元できる方法はないのか?
そう思っていろいろ探していたら、なんと方法があったのだ。

 ブラウザーによってはこうしたミスに備えて、復元機能を備えたものがあるのだ。
Lunascape(ルナスケープ)
という国産のブラウザーで、早稲田大学などが中心になって開発したものらしい。
使い勝手はIEによく似ているからブラウザーを乗り換えても操作性に何ら違和感がない。
 しかもエンジンにIEで採用されているエンジンの他にFirefoxなどで採用されているGeckoエンジンも搭載し、2つを切り替えられるので便利だ。
さらに使いやすいタブ型ブラウザーだから、いくつものHPを開き、タブで画面の切り替えが出来るから、他のページを参照しながらブログの原稿を書くときなどにはとても重宝する。
 まだルナスケープ
を知らない人は一度試してみるといいだろう。





新党日本、はや解党の危機

2007-07-06 17:39:30 | 視点
 5日午後、新党日本の荒井広幸氏と滝実氏が国会内で記者会見し、同党代表・田中康夫氏の党運営を批判し、解党を申し出た。
結局両氏は離党することになりそうだが、そもそも日本新党は結党時からおかしかった。

 田中康夫氏は民主党の小沢氏と考え方が近く、郵政民営化に反対して自民党を離党した荒井氏などとは郵政民営化に反対という以外にほとんど共通点がなかったから、新党日本を結党し田中氏が代表に就いたときには耳を疑ったほどだ。

 田中康夫の政治感覚が鈍ったのか、それとも荒井氏達に担がれただけなのか。
しかし、その後の田中氏の動きを見ていると、やはり彼自身の感覚が鈍ったといわざるを得ないようだ。

 そもそも荒井氏達は何を問題にしているのか。
同党の選挙公約の中に田中氏が独断で入れたものがあり、それが納得できないと言っているのだが、その内容は「憲法9条1項、2項を堅持。地震・津波、戦禍や内乱に巻き込まれた地域での救助活動や医療支援、住宅再建へ駆けつける「国際救援隊」を創設し、9条3項に規定する
」という項目で、これを決して容認できないと主張しているのだ。
 早い話が憲法を変えて自衛隊の海外派兵に道を開きたい荒井氏達と
自衛隊の海外派兵に一定の枠をはめようとしている田中氏の政治姿勢の違い鮮明になったということである。

 ただ、ここにきて荒井氏達国会議員が敢えて日本新党の「解党」を唱えた背景には今夏の参院選後があるのは間違いない。
参院選で与野党の勢力が伯仲しそうなので、にわかに少数党の存在がクローズアップされてきたのだ。
もしかすると自分達がキャスティングボードを握れるかもしれないと思い出したわけだ。

 ここで問題なのは反自民党色を強く打ち出している田中党首と、元自民党で、出来れば自民党に復帰したいと内心考えている荒井、滝両氏とは思惑が違い、田中氏の存在が邪魔になってきたということだろう。
まあ荒井広幸氏は首相指名で院内会派を作っていた国民新党の綿貫氏ではなく、自民党の安倍総裁に投票したぐらいだから、この頃から自民党復帰を考えた行動を取っているわけで、今回の日本新党離党もさして驚きはしないが。

 この点は国民新党も同じで、参院選の結果いかんでは同党も自民党に復帰したい綿貫民輔氏と復帰反対の亀井静香氏達に分裂する可能性を含んでいる。



Sony Style(ソニースタイル)

デル、Windows Vistaへの移行を待てと警告

2007-07-06 10:22:21 | 視点
 DellがOSをVistaにアップグレードするのを少し待てと警告している。
といっても企業向けだが。

 理由はまずメモリーがマイクロソフトがいうように1Gバイトでは済みそうもないこと。場合によっては2Gバイト必要になるといっている。

 さらにアプリケーションの動作の問題もあり、週末にXPをVistaに入れ替え、月曜日からVistaで仕事ができると甘く考えない方がいいと警告している。
 個人の場合にはそれでもいいかもしれないが(よくはないが、一応企業に比べて即仕事に差し支えるということは少なそうだから)、企業の場合は業務がストップしかねないだけに影響が大きい。

 ハードの相性の問題もありそうだし、いずれにしろ検証にもう少し時間がかかるので、いますぐ企業がOSをXPからVistaにアップグレードするのは得策ではないと警告している。

 このように大手ハードウエアベンダーが企業に警告を発するのは珍しい。
当然、個人もVista搭載パソコンを買うのはもう少し後にした方がいいだろう。

 ところで今年、デルは再びリナックス搭載パソコンの販売を再開した。
リナックスはUbuntu(ウブンツー)を採用したようだ。
見た目や操作性がWindowsに似ているからかもしれない。
 私もVistaのようなシステムがメモリー大食いのOSは嫌いだから、次はリナックスを入れてみようかと思っている。
インターネットとワープロ、表計算ソフト、画像処理程度しか使わないのであればリナックスで何ら不自由を感じないはずだ。
フリーウェアのソフトも多いし。


エプソンダイレクト株式会社

福岡市の温暖化防止取り組みは本気か?

2007-07-05 00:15:35 | 視点
 どうも行政のやることは信用できない。
多くは掛け声だけだったり、任期中だけの取り組みだったりすることが多い。
例えば福岡市だ。
環境局は地球温暖化防止を訴え、そのための取り組みをHPで紹介したりもしている。

「温暖化防止ふくおか市民放送局」では環境局長のインタービューを流したり、福岡市の温暖化防止の取り組みを紹介したりしているが、福岡市が7月1日から福岡タワーの壁面に4899個の電球と18基のネオンを飾り付け、天の川を人工的に作り出していることについては口をつぐんで語らない。
 結局、行政から仕事の委託を受けていればNPO法人といえども単なる行政のPR役を果たすだけなのだ。

 福岡タワーの「天の川」の点灯時間は午後7時半から午後11時までの3時間半だ。
 いまほど地球温暖化防止が緊急を要する案件であり、官民挙げて二酸化炭素の排出量を減らそうとしている時に、ムダな電力を使って平気な福岡市の態度には呆れてしまう。

 結局、ノーマイカーデーを作ったり、冷房温度を1度上げたり、打ち水イベントをすることは単なるイベントにしか過ぎず、本当に二酸化炭素の排出量を減らそうなどとは思ってもいないということだ。
しっかりしてくれ、吉田市長!


つめかえインク(シアン・100ml)

地球温暖化防止は明るく、楽しくいきたい。

2007-07-01 00:10:10 | 視点
 先に環境アンケートと題して6項目のアンケート調査(?)をしてみた。
 質問は「電気はこまめに消す方ですか」「保温ポットやジャーのコンセントを外出時に抜いていますか」「TVは夜眠るときや外出時にコンセントを抜くか、電源オフにしていますか」「人がいないとき、その部屋のエアコンは切っていますか」「買い物にマイバックを利用していますか」「マイ箸を持ち歩き、割り箸削減に協力していますか」という簡単なものばかり。
真面目に環境問題を考えている人達からはバカにされそうな内容だが、「外出時」とか「眠るとき」「人がいないとき」という言葉を入れたところがミソである。

 例に挙げると怒られそうだが、「30秒で世界を変えちゃう新聞」(6月22日号外)の中に「地球温暖化は止まっちゃうリスト」というのがあり、その中に「冬は厚着をして暖房の温度を下げ、夏は部屋を『ここはサウナだ』と言い聞かせよう」とか「宴会・パーティーは、マイ箸、マイカップ、マイ皿持参でゴミゼロにちょうせんしよう」「お風呂は愛する人と電気を消してろうそくの灯りで一緒に入ろう」などというのがある。
 環境問題を大上段に構えると、この種の意見が必ずといっていいほど出てくる。あまり細かいことを考えていると、そのうち電気を一切使わない生活をしなければならなくなる。そこまでいかないにしても、生活が息苦しくなる。そんな運動は広がらないし、長続きもしないだろう。

 「冷房を28度に設定しよう」というのも、電気にしてもそうだ。
ムダな場所の電気は消すにかぎると思うが、消しすぎると会社やオフィスの雰囲気自体が暗く、陰気になる。特に受付が暗い会社は出会う社員も含め全体的に雰囲気が暗い。これでは福の神も逃げてしまいそうだ。
 つまり細部にこだわりすぎると大きなところを見失うことがあるので注意したい。
要は「ムダ」な部分をカットすることで、何がムダかをしっかり考えてみることが必要ではないだろうか。
 例えば誰も使ってないのにつけっぱなしになっているパソコンとか、ダラダラとしている残業とか。

 面白いのは一部の人の回答に見られた「電気代節約のためにやっている」という意見だ。
そう、実はエコは「儲かる」のだ。

地球温暖化防止のためにと思ってやっていると、窮屈になり、やがて続かなくなる。
ところが、エコ生活で儲けていると思うと楽しくて仕方がない(?)はずだ。
特に家計を預かる主婦には。
 「保温ポット・ジャーは火災の心配があるので不在時には必ずコンセントを抜く」という意見も多かった。
 これなどもコンセントを抜くことで火災を防ぎ、電気代も節約でき、結果として地球温暖化防止にも貢献しているわけだ。こういう風に考えれば義務感でもなく、無理なく実行できていいのではないだろうか。
 同じことなら窮屈に考えて息苦しくなるような生活より、明るく、楽しくエコを実践した方が長続きする。
環境問題は明るく、楽しくいきたい。

 ところで、これはうまいなと感じた例があるので紹介しておきたい。

    記事全文はリエゾン九州のHP内「栗野的視点」で


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