得意の外交もアメリカでは軽くあしらわれ

 支持率はどんどん下がっているのに、そんなことには一切お構いなしの麻生首相。
ここまで裸の王様になると見事というか、怒るより笑ってしまうが、本人は一切お構いなしに「外交の麻生」とばかりに外国に出かけている。
そう、まさに出かけているという感じなのだ。
この点でも自覚なしだ。

 内政で行き詰まると外交に活路を求めるのは洋の東西、時代を問わず同じだが、この人の場合はあまりにもお粗末すぎる。
それが証拠にロシアでは具体的な成果は何もなし。
ウォッカを飲んできただけではないのか。

 ヒラリー・クリントン国務長官が来日した時だって、「最初の訪問国に日本を選んでくれてありがとう」と言い、無邪気に喜んでいたぐらいだから、どだい底が知れている。
 ヒラリー国務長官の本当の狙いは中国で、日本に最初に寄ったのは日本を重視していますよという儀礼的なポーズにしか過ぎないということも分からなかったようだ。
 しかも来てみれば、麻生政権どころか自民党政権は風前の灯火で、こんなトップと話をしても実がある内容にはならないと、民主党の小沢代表と会ったり大学で学生と話したりと、むしろ民間との交流に力を入れていた。

 さて、今回のアメリカ訪問で最も喜んでいるのは麻生首相なのは間違いないだろうが、逆にガッカリしているのはオバマ米大統領に違いない。
 大統領就任後、最初にホワイトハウスに招待した外国の首脳が政権末期の様相を呈し、どうかすれば1か月後には現在の立場にいないかもしれないとなればなおのことだ。

 だから会談は午前中の1時間だけ。
いままでの首相のように米大統領と昼食を挟んでの2時間会談はセットされていない。
米政権側も見切ったということだ。
もちろん、表面的にはオバマ大統領流の新しいやり方、以前のやり方は踏襲しないというだろうが、それは外交辞令だ。

 もう民意は自民党政権ノーだ。
内閣改造など小手先に頼らず、選挙できちんと信を問うべきだ。
野党も野党だ。
この際一気に政権奪取に向けて動くべきだろう。
政権を替えることが経済立て直しにも繋がる。
政権を替えて膿を徹底的に出すべきだろう。


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満開の梅

 ちょっと息抜きに梅の花の写真を1枚。

福岡市内の梅はいまがちょうど見頃。

散策すると、あちらの家こちらの家の庭に紅梅白梅が美しさを競っている。

少し離れてみるには紅梅が、近付いてみるには白梅がきれい。

写真は枝垂れ梅を下から見上げて撮影したもの。

 花の写真は「栗野的風景」にもアップしているので、疲れた時はそちらもどうぞ。
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時代の修正作用が働き始めた(3)--アメリカで注目されている日本人的経営

 オバマ氏は大統領就任後、金融機関の高額すぎる年俸に対し苦情を呈している。破綻金融機関のトップが数100億円の年俸を取っていたのだから、それは「庶民感覚」(日本的な言い方だが)からすればおかしい。それどころか破格の退職金まで手にして辞めている。その退職金を辞退、あるいは返還し、社員の給与に回すべきではないか。それが経営責任を取るということだろう。
こんな論調がアメリカで広がり始めた。

 我々日本人からすれば当たり前の感覚だが、それをなくしていたアメリカ経済界がおかしい。といっても、そうした現象が顕著になったのはこの10~20年の間ぐらいのことだが。

 まあ、日本人もあまり人のことは言えない。
ベンチャーブームの頃、産官界から「日本の経営者の給料は少なすぎる」という声をよく耳にした。要はアメリカ並みとまではいかなくても、もっと高給にすべきだ。そうすれば起業しようという者も増えるというようなことが一部で真面目に言われていたのだから驚きだ。

 そのアメリカでいま持てはやされている日本人がいる。
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倫理なき拝金主義、市場万能主義が廃れ
資本主義と倫理・哲学の関係が問われる


 ビッグスリー(聴聞会)の例は決して対岸の火事ではない。いま「強欲資本主義」と揶揄されたアメリカは急激に舵を切りつつある。

 世界は大きく変わろうとしている。その中で一人日本だけがまだ変化の外にいるように見える。

 いままでの「金儲け」「利益優先」という言葉を、再度、「信用」「信頼」に置き換える必要がある。
 報酬と統治のシステムの見直しに、これらの古くて新しい言葉とともに「倫理」「哲学」を加えなければならない。

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FUJIFILMMALL(フジフイルムモール)

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強欲資本主義に毒されていたアメリカ

 市場原理に任せておけば「見えざる神の手」が働き、全体で調和が取れるようになるどころか、市場原理に任せておけば「神の手」ではなく「悪魔の手」が裏で働き、誰かが不正に儲けていたのである。

 新自由主義経済下の政策を進めてきたアメリカではサブプライムローンに端を発した今回の不況で、こうした事実が次々に明るみに出た。

 しかし、アダム・スミス風に言えば「時代の意思」は人間の愚かな行為をいつまでも許さず、修正を加えだす。

 事実、アメリカでは「Change!」という言葉とともに登場したオバマ大統領の下、行き過ぎた新自由主義経済に決別し、その修正に乗り出しつつある。

それは高度な経済理論や金融工学などによるのではなく、ごく普通の人間が持っている

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感心しない小沢民主党代表の態度

小沢氏と米長官会談見送りの公算 地方遊説優先のため(共同通信) - goo ニュース

 また小沢一郎民主党代表の鎖国主義が始まった。
クリントン米国務長官が訪日中に民主党の小沢代表と会談したいと打診してきているのに小沢氏は会わないつもりらしい。

民主党の意向というより小沢氏の意向のようだ。
理由は総選挙に向けた地方遊説を優先しているためのようだが、この態度はほめられない。

 クリントン国務長官が野党の党首にわざわざ会おうとしているのは、次期政権は民主党が中心になって担うであろうと踏んでいるからだ。
 本来なら民主党の方からクリントン国務長官にアプローチしていいのに、逆に先方からアプローチしてきているのを拒否するのはどう考えてもおかしい。

 オバマ政権誕生前には民主党議員団が訪米し、米民主党の幹部連に会っているではないか。
それはオバマ政権になったときの対応やパイプづくりを考えてのことだったはず。
とすればこんな好機を逃すべきではないだろう。

 小沢氏は外国の要人と会談するのが嫌いなのだろうか。
嫌いだとすれば、その理由は何なのか。
口べただから? 
まさかね。選挙結果如何では首相にもなろうかという人が口べただからという理由で外国のトップ・要人との会談を拒否なんかしていたら国の外交はできないだろう。

 彼は過去にも数度外国の要人との会談を「すっぽかした」ことがあるようだが、そのような態度を続けるなら、やはり民主党には任せられない、と国民は思ってしまうだろう。

 それとも本気で政権を奪取するつもりがないのか。
仮に小沢氏に本気がなくても民主党に本気度があるなら、この際、党首を替えてでも本気で政権奪取に臨んだらどうだ。


スマイルベビーフェア【ベビーザらス】
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歴史はらせん形に進む--時代の修正作用が働き始めた(1)

 歴史は決して1本調子に発展も後退もしない。かといってジグザクに進むのでもない。ある時には後戻りしているようにも見えるが、確実に過去をアウフヘーベン(止揚)しながら、いわばらせん形に進んでいるのである。それはまるで「時代」の意思とでもいうべきものが存在し、行き過ぎや過ちを修正しているようにさえ思える。

 愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ、といわれるが、日本人が歴史に学ばなくなったのはいつ頃からだろうか。恐らく驕り高ぶったバブル経済の頃からではないかと思う。そして最高潮に達したのが小泉政権の頃。

 あの頃、この国と国民は浮かれていた。なんといっても国のトップからして「なんてたってア~イドル」と自分のことを歌っていたぐらいだから。


 気が付いた時には、「総中流」社会といわれたこの国はアメリカ並みの格差社会になり、国民の大半は中流から下流に押しやられていた。それでも下流になったのは「自己責任」だと言い、まだ頑張れば中流、上流に上がれるんだという幻想を持っていた人達が多かった。とりわけ若い人達の間に。

 そのツケがいま回ってきた。
 首相という立場を除けば、麻生さんの最近の言動はバカ正直というか当事者意識がないというか、いずれにしろ、当時この国が陥っていたトランス状態を正直に吐露している。


 鳩山総務省が「かんぽの宿」売却に疑念を呈した時、大手新聞社は社説で「総務大臣がいちゃもんを付けて、郵政民営化を後戻りさせようとしている」と論じた。
 ところが、その後、1,000円で売却された施設が全国に7か所もあったり、1万円で売却した施設が6,000万円で転売されていた事実が明るみに出てくると、途端に論調が変わってきた。


 市場原理に任せておけば「見えざる神の手」が働き、全体で調和が取れるようになるどころか、市場原理に任せておけば「神の手」ではなく「悪魔の手」が裏で働き、誰かが不正に儲けていた



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内閣総辞職し、総選挙で国民の信を問うべきだろう。

 麻生内閣の支持率がまた低下した。

マスコミの各社により調査結果にバラツキは見られるものの、共通しているのは前回より下がっていることだ。

 朝日新聞 支持率14%(前回1月調査では19%) 不支持率は73%(前回67%)

 読売新聞 支持率19.7%(前回20.4%)   不支持率72.4%(前回72.3%)

 共同通信社 支持率 18.1%(前回19.2%)  不支持率70.9%(前回70.2%)

 NHK 支持率18%(前回20%) 不支持率71%(前回71%)

 どの調査によっても70%以上の人が麻生内閣を支持していないのに対し、

支持していると答えた人は常に自民党寄りの支持結果を出す読売新聞の調査でさえ20%を切っている。

これは実質的に内閣不信任案を国民から突き付けられたのと同じである。

即座に内閣総辞職をし、総選挙で国民の審判を仰ぐべきだろう。

麻生首相は経済対策が最優先と言っているが、その経済対策ですら77.0%の国民が麻生内閣に「期待しない」と答えているのである(共同通信社の調査結果。「期待する」と答えたのはわずかに19.4%)。

 これ以上、国民の審判を仰がずに政権のたらい回しをすべきではない。

本来なら倒閣運動が起きてもおかしくない状態だが、国民も野党もいつの間にか牙を抜かれてしまっている。


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若い警官の発砲件数が増えている。

男子中学生が激しく抵抗、警官が威嚇発砲 愛知・豊橋市(朝日新聞) - goo ニュース

 最近気になるのは警官の発砲件数が増えていることだ。

たしかに最近、凶悪犯罪が増えており、そうした時に発砲せざるを得ないこともあるだろうから、一概に発砲を問題にするつもりはない。

ただ、最近すぐ発砲する警官には20代の若い人が多いような気がする。

以前なら相手が凶器を持ち向かって来た時にやむなく銃を抜いた例が多い。

それもまず銃を構えての威嚇で、威嚇発砲も含め発砲は希だった。

ところが最近はいとも簡単に発砲しているのが気になる。

日本の警官の素晴らしいところはできるだけ銃ではなく、その他の手段で対抗するようにしてきたことだ。

そのために護身術や柔剣道の練習を行っているし、警棒を持っている。

だが、最近の若い警官は警棒より先に銃を抜いているようだ。

こうしたことが外国映画やTVの影響でなければいいが。
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