ニシキギが色づいてきました。
明日は8月15日。 71年目の。
風船爆弾というものがありました。
和紙をコンニャクのりで張り合わせて作った気球です。
爆弾をつけて、ジェット気流に乗せて飛ばしました。
14歳だったヨシノさんは通っていた女学校で、
上級生と一緒に、家族にさえも「最高機密」の作業を毎日行いました。
━━━米英を憎み、喜んでひたすら作った━━━━
2009年に放映されたテレビ番組取材で、
ヨシノさんは大きな衝撃を受けます。 〔註〕参照。
━━━━自分は戦争の被害者だとばかり思っていましたが
加害者でもあったことに気がつき、
とても複雑でした━━━━
「二度と15歳の軍国少女をつくることがないようにしてほしい」と
現在85歳のヨシノさん。
註 風船爆弾
直径10㍍の気球に15㌔爆弾1発、5㌔焼夷弾2発をつり下げました。
1944年11月から45年3月まで約1万発が放球され、アメリカ側の
記録では米本土に285発が到達。各地で山火事を起こすなどし、
45年5月にはオレゴン州の村落で不発弾に触れた民間人6人が
爆死しました。
「しんぶん赤旗」 2016.08.14 より