さくらおばさんの ひとりごと

日々の想いを綴ります。

上甲米太郎展

2008-08-11 | 催し物
 全国的に、突然のスコールのような雨と、何も手につかなくなるような大音響と光を伴う雷(花火もかなわない、とT子さんが言っていました)に襲われ、痛ましい事故が起きて犠牲者も出ている、この夏の異様な空模様です。

 ところが、この辺りはちっとも雨が降りません。

 うまくいきませんね。

 もし、地球温暖化の影響であるなら、とにかく今やっている世界中の戦争を即やめてほしい。




          
      http://www.40net.jp/~kourai/2event/kourai%20204.html


 上甲米太郎(じょうこう よねたろう)さんという方をご存知でしょうか。


 今、教育の管理化・競争論理の中で教育現場が荒れています。
 上甲は植民地時代の朝鮮で朝鮮人が行く公立普通学校の教師になりました。朝鮮語を使い子どもたちと熱心に教育に取り組みました。しかし、あまりにも貧しい朝鮮人の暮らしに日々接し、社会問題に関心を持つようになりました。
 1930年に創刊された新しいプロレタリア教育を提唱する「新興教育」の読者になり、読者会を組織し朝鮮の独立を支持しました。朝鮮総督府はその言動を警戒し、上甲は教え子と共に特別高等警察によって治安維持法違反で逮捕されました。西大門刑務所出所後は土木労働などをしますが、特高警察の指示で、北海道に強制連行される朝鮮人労働者の通訳・労務係りにされました。後に三井三池炭鉱に移動し、敗戦を迎えます。その後は三池炭鉱をレッドパージされ、大牟田市で自由労働者として朝鮮人集住地区に住みました。
 今回は朝鮮での教員時代と戦後の生き方を中心に展示しました。朝鮮人の子どもと共に歩んだ上甲の生き方と日記から、現在の教育や朝鮮との関係を考えていきたいと思います。
                  (チラシより)


   高麗博物館 企画展
    朝鮮の子どもたちと生きた教師       
      上甲米太郎(じょうこう よねたろう)

 展示期間:2008年8月5日(火)~10月26日(日)予定
        12:00~17:00 月・火曜日は休館
 入館料 :400円(中・高生 半額)
 場所  :高麗博物館
       東京都新宿区大久保1-12-1 第2韓国広場ビル7階
            電話:03-5272-3510
        http://www.40net.jp/~kourai/MAP1.JPG


 9月6日(土)には、娘さんの上甲まち子さん(青年劇場俳優)の講演会があります。


  講演会:「朝鮮人の子どもたちと共に歩んだ父・上甲米太郎の思い出」

    講師 :上甲まち子
    日時 :9月6日(土)14時~16時
    場所 :高麗博物館
    参加費:1,000円
    予約 :不要


 展示は、父が残した教師時代の40冊に及ぶ日記がもとになっています。
 16歳で洗礼を受けたキリスト者としての父、兵士としての父、恋をする父、そして子どもたちをこよなく愛し、その幸せを願い苦悩する父。
 実に鮮やかに、写真の数々とともに展示されていて、感激しました。
                    (まち子さんからのお手紙より)
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