白い貝殻 白根 厚子
白い貝殻をもらった
南の海でひろったんだって
貝殻は波に打たれて小さかった
なんだか見ているうちに
涙がでてきた
あの海から戦艦がやってきた
海を埋めつくすように
あの小さな島で何があったのか
時がどんなに流れようとも
忘れてはならないことがある
白い貝殻は
私の掌のなかで
つぶやいている
あとづけに、「どうぞ作品をおつかいください」とあります。
「本パンフレットに収録されている詩は、憲法改悪、戦争反対などの活動に、ご自由(無料)にお使いください。その場合、掲載紙誌を詩人会議事務局までお送りいただければ幸いです。」とのこと。
詩人会議
きのう、きょう、
団地自治会の主催で、
夏祭りが行われています。
踊りの櫓が組まれて、
露店のテントが張られて、
提灯が下がって。
なんだか懐かしい、
ちょっと浮き立つ気分です。
その昔、
ここではない、
よその地域での盆踊りで、
私、太鼓をたたいていたのですよ。
若かったんだ~。
8月は、
平和に関わる催しが多くなります。
阿倍さんや麻生さんは、
こんな傾向をどう思っているのでしょうか。
早く憲法を変えなきゃって?
だめ!
平和を大事に伝える、地道な催しを2件、ご紹介します。
ロコ企画 語り
愛と平和を語り継ぐ心にふれるお話です
構成:演出:滝沢ロコ
音響プランナー:佐藤由理[シー・オーグメント](希望の木):馬上真勝(想い出のサダコ)
舞台監督:関根 学
第1部 文:大倉記代 よも出版
「想い出のサダコ」
~思春期の入口にいた3カ月~
2歳で広島で被爆し12歳で原爆症で亡くなった佐々木禎子ちゃん
大倉記代さんは その命の輝きをすぐ傍で見ていました
第2部 作:新井満 希望の木
陸前高田の7万本の松の木はすべて津波に流され 1本だけ残った松の木
家族や仲間たちは 一つの命に 未来の希望をつないだのです
出演:滝沢ロコ:小田原美保:浅利倫映:佐藤アズサ:饗場桃子:小川拓郎
*2013年8月11日(日) *午後2時開演(30分前開場です)
*大宮図書館視聴覚ホール(JR大宮駅東口徒歩10分氷川神社参道脇)
(さいたま市大宮区高鼻町2-1 048-643-3701)
*入場無料 お気軽にお出掛け下さい
滝沢ロコさん