さくらおばさんの ひとりごと

日々の想いを綴ります。

「すべての人が放射能と向き合う覚悟を」 (肥田舜太郎さん)

2011-10-23 | 平和

 生協のカタログ「きなり」、
 今週は肥田舜太郎(ひだしゅんたろう)さんです。

 肥田さんは94歳。
 
 私もお話をおききしたことがありますが、
 現在も講演活動を続けていらっしゃるそうです。

 広島で被ばくされた現役の医師。

 直後から被爆者の治療に当たってこられました。

 永年、「内部被ばく」の研究をされて、
 内部被ばくの存在を訴えてこられたかたです。

 肥田さんの言葉をご紹介します。



 『わたしはピカにはあっとらん』と言っていた兵士に突然、紫 斑や出血が起こり、亡くなった。なぜ・・・と混乱しましたが、原爆とは結びつかな かった。実際にそれが内部被ばくによるものだと知ったのは30年も後でした。

 (内部被ばくの研究を遅らせた原因のひとつは、広島と長崎の被ばく者の受けた健康 被害が軍事機密に指定され、本人および医療関係者に対して箝口令が敷かれたこと  に)アメリカが日本にしたことで、私はこれがいちばん許せない! そうでなくても 被ばく者は根拠のない差別に苦しみ、孤立していた。多くの被ばく者が健康を破壊さ れ、病気を相談できる場もなく、こっそりと亡くなっていったのです。

 全国どこでも大丈夫という保障はない。原発が稼働している限り、福島だけでなく、 どの原発も常時放射線を排出しているのだから。私たちは誰もが被ばくの可能性があ ると認識した方がいい。

 これからは放射線がからだに入っているという前提でものを考えたほうがいい。

 日本人には、『生きる権利を侵させない』という自覚が足りないし、自分を守ろうと いう意識が低すぎる。もっと自分を大事にしなきゃいけません。

 人は、『こう生きよう』『こう生きたい』という意思をねじ曲げられたり邪魔された りしなければ、からだの中の生きる法則が目いっぱい発揮され、生きる力は最大限に なるものです。  




 引用部分のほうが多くなってしまいました。すみません。
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