さくらおばさんの ひとりごと

日々の想いを綴ります。

ホテルでうたごえ喫茶!

2010-05-09 | 音楽
 いま、うたごえ喫茶がけっこう流行っています。

 常設のお店で最も有名なのが、新宿にある「ともしび新宿店」でしょうか。

 70人ほどのお客さんで、もういっぱい、というほどの空間です。

 中高年のお客さんが多く、もう、元気元気元気いっぱいのうたごえが響きます。

 お店でのうたごえ喫茶のほかに、最近では商工会議所、商店街組合、ロータリークラブ等々からも声がかかり、出張のうたごえ喫茶もかなりの数になるとか。

 ときどき、ともしびのお店にテレビ局の取材もあるようです。



 きょうはなんと、ホテルです!

          


 友人のIさんと参加しました。



 「京王プラザホテル多摩」の宴会場「白鳳」の間です。

 結婚披露宴などをおこなう、きらきら輝く広間です。

 百人ほどのお客様だったでしょうか。

 うたごえ喫茶というものに、初めて来られた方が十人ほどいらっしゃいました。


 うたごえ喫茶は、いつも、お客様からのリクエストで歌を歌います。あらかじめ歌う曲を決めてあるわけではありません。

 きょうもそのように進められました。

 参加された方は、私よりも年配の方がわりあい多く、杖を頼りに歩いていらっしゃる方も何人かおられました。

 いつものお店では、テーブルにはビールなどの飲み物や、ゴーヤチャンプルー、やきうどん、おにぎりなどの食べものが並び、お客さんも適当に賑やかで、ロシアの歌や労働歌が歌全体の半分くらいで、お客さんは男女半々でしょうか。

 きょうはとにかく、ホテルです。きらびやかなふんわりした広間です。ステージには新郎新婦が並ぶような部屋です。

 お客様は、85%ほどが女性。

 リクエストによる歌も、比較的静かなものが多かったでしょうか。

 ただ一人の小学生のリクエストで、「ひょっこりひょうたん島」もうたいましたよ。

 司会者の提案で、男性の方にステージに上がっていただいての「荒城の月」は、すてきでした!

 杖をついている方が二人いらして、そのうちの一人の方はステージに上れなくて、ステージの横で熱をこめて歌われました。

 その方も含めて皆さんのお顔を拝見しながら聴いていて、皆さんこれまでどのような年月を過ごされたのだろうかと、ふと思い、目が熱くなってしまいました。

 目が熱くなったもうひとつの歌、「芭蕉布」。
 「我(わ)した島 沖縄(うちなー)」の部分です。
 熱くなっただけでなく、涙が出て、ちょっと歌にならなかったり。

 沖縄つづきで「沖縄を返せ」。

 正直、ちょっと心配でした。

 私の左隣の女性は、コーラスをしていたことがあるそうで、きれいな声でずっと歌っていましたが、この歌はご存じなかったようでした。

 歌が始まってみると、口を開いている方はあまり多くないようでした。

 でも、こういう歌があることを知っていただけてよかったのではないかと思います。



 3時から5時まで間に15分ほどの休憩を挟んで、20曲くらい歌ったでしょうか。

 休憩時には、ケーキ3種とコーヒーまたは紅茶を楽しみました。


 お開きの時間になっても、応えきれなかったリクエストカードが20枚ほど残っていたのは、きょうのうたごえ喫茶に期待する方の多かったことを示しているのでしょう。




 出演は、歌と司会:清水正美さん(ソプラノ)、吉田正勝さん(バリトン)、ピアノ:丸山あゆみさん。ともしび新宿店でおなじみの方たちです。


 
 お店にもぜひお越しください!

 5月16日(日)には、上野公園水上音楽堂で1000人以上の「大うたごえ喫茶」があります。

             http://www.tomoshibi.co.jp/
         
コメント
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