ボヤボヤしていると、知らない間に何が起きるかわかりません。
「知ったことは知らせる」私は、きょうも「転載」です。
都立3小児病院存続を求める
2.21 都民のつどい
日時 2月21日(日)
開会午後1:30・閉会午後3:30
閉会後、池袋駅東口で署名宣伝行動
場所 みらい座いけぶくろ(豊島公会堂)
(JR・地下鉄・西武・東武線「池袋」下車 東口より徒歩7分)
主催 2.21行動実行委員会(東京地評内)
TEL 03-5395-3171 FAX 03-5395-3240
転送歓迎・転送歓迎
◆◆◆◆◆◆◆ DAYS6周年記念イベントのご案内 ◆◆◆◆◆◆◆
お早目にお申込みください!
http://daysjapanblog.seesaa.net/article/138768994.html
*編集長 広河隆一より
・「存続キャンペーン」の結果報告
DAYSは存続できることになったのか、結果はイベント直前に判明します。
少しずつ明るい希望が見えてきました。でもまだあと目標まで240人!
・今後のDAYSについて-フォトジャーナリスト学校第2期募集
*第6回DAYS国際フォトジャーナリズム大賞受賞作品発表(スクリーン上映)
・審査風景の上映もあります(審査員講評含む)
*会場の皆さまが審査員!!
「パブリック・プライズ(読者賞)」審査・発表
*スピーチ:樋口健二さん(フォトジャーナリスト、東京綜合写真学校)
他ゲスト交渉中
日時:2010年3月9日(火)19:00~21:00(18:30開場)
会 場:文京シビックホール 小ホール
参加費:700円
※定期購読バッチを提示されると500円になります。
※中学生以下、65歳以上の方は無料になります。
定 員:350名
お申込み方法:ウェブフォームからお申込み下さい。もしくはFAXにてお問い合わせください(03-3322-0353)
ウェブフォーム→ https://sv62.wadax.ne.jp/~daysjapan-net/kikaku/days-koudoku.html
連絡先:デイズジャパン 営業部
電話:03-3322-4150 FAX:03-3322-0353
Email: kikaku@dayajspa.net
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆転送歓迎・転送歓迎
DAYS6周年記念イベントは過去に類を見ないイベントとなります。
なぜなら、廃刊するかそれとも存続できるかどうか、どの出版社にとっても社外秘とする内容を報告する会になるからです。
このような状況は、2004年のDAYS JAPAN発刊以来、初めてのことです。
存続できる人数まであと240人!
キャンペーン開始からすでに1300人以上の定期購読お申込みを頂きました。
〆切前日にはキャンペーンの結果が見えるので、9日のイベントで報告させて頂きます。
その際、今までの発売傾向や書店売上の傾向などを、編集長の広河本人が具体的な数字を出しながら説明させて頂きます。
刻一刻と迫る〆切を前に、まだ人数に達していない現状にひやひやしています。
しかし、今までご協力頂いた皆さまの想いを形にするためにも、すべての手を尽くして、
イベントでは何としてでも「DAYS JAPANの存続が決定しました!」とご報告したいです。
皆さまから寄せられた沢山のメッセージで、DAYSの役割を改めて見つめなおしました。
存続の危機に立たされた今ほどDAYSの意義を自覚したことはありませんでした。
存続するからには、明確な意義、成果を果たす必要があります。
イラク戦争のあまりにもむごい光景は、戦争を許してしまった私たちにも責任があり、目をそらす権利はありません。
その想いが集まって生まれたDAYS JAPANが6周年を経て7年目を迎える今、これから先どんな役割を果たそうとしているのか。
メディアの姿が大きく変わったこの時代、どのように警鐘を鳴らし、私たちが世界中の人々とともに生きる権利を死守するのか。
まだ存続は決定していませんが、意気込みや希望をお話させて頂く予定です。
デイズフォトジャーナリスト学校の第2期も開催したいと思っています。
それも存続が決まってこそのこと。
3月9日までは存続すること、安定することを最優先に進めていきます。
イベント後半は、「第6回DAYS国際フォトジャーナリズム大賞」受賞作品を大型スクリーンで発表します。
山田洋次監督、歌手の加藤登紀子さんら新審査員を交えた8名が選んだ受賞作品15点の初公開です。
1位の作品は、いつもと違うテーマになりました。普遍的で地球的視野を持つテーマです。
最終審査に残ったけど、惜しくも入選しなかった30点ほどの作品から、皆さまが「いい」と思う作品を3~4点ほど選んで頂き、
「パブリック・プライズ」を決定します。「大切だ」「もっと広めるべきだ」という想いを一票にして投じてください。
全国だけでなく、海外にまで広がった「DAYS存続キャンペーン」。
その集大成がこのイベントに凝縮されています。
DAYSが存続するかどうか、スタッフと同じようにハラハラしながらこのキャンペーンを走り抜けてきた皆さまには是非集まって頂き、熱気あふれる中、DAYSの存続を発表したいと思います。
是非、周りの方にお声かけの上お越しください。
お申込み先(ウェブフォーム)https://sv62.wadax.ne.jp/~daysjapan-net/kikaku/days-6thevent.html
[JCJふらっしゅ]2010/02/16 1727号
「普天間問題」のウラに隠された真実
─進行中の米軍グアム統合計画の意図を探る─
沖縄の海兵隊の「7割」がグアムに移転する。日本が頼んだからではない。米軍自
身の世界戦略による「再編計画」のためだ。なのに、なぜ普天間の代替基地を差し出
さなくてはならないのか? メディアはなぜこれらの事実を伝えないのか?
安保改定から50年、普天間問題に象徴される日米同盟のゆがみを明らかにし、真
っ当な世論の形成をめざす!
日時:3月20日(土)開会 13:00~16:30 (開場 12:30分から)
場所:日本記者クラブ・10階ホール
(千代田区内幸町2-2-1 日本プレスセンター内 )
「米軍のグアム統合計画の実態」:吉田健正(国際問題ジャーナリスト。沖縄在住)
「ウラ安保に食われた日米関係」:前田哲男(軍事評論家)
「普天間問題とメディアの問題」:鳥越俊太郎(ジャーナリスト)
コーディネーター:桂 敬一(マスコミ九条の会呼びかけ人)
参加費:1000円、学生500円
主催:マスコミ九条の会 問合せ先:090-8580-6307(三枝)
メール:postmaster@masrescue9.jp
──────────────────────────────────────
<資料>
米海兵隊のグアム移転について(防衛省グアム移転事業室 平成21年8月)
http://www.masrescue9.jp/index_images/iten_guam210807.pdf
… … … … … … … …
マスコミ九条の会HP
http://www.masrescue9.jp/press/umeda/umeda.html
普天間問題と米軍グアム統合計画
─メディアはいつ眠りから醒めるのか─
梅田 正己(書籍編集者)
現在、 このマスコミ9条のホームページの冒頭には、防衛省が作成した 在沖米
海兵隊のグアム移転について」 というレポートが転載されている。
たいへん興味深く重要な情報だ。
しかしその重大さを正確につかみ取るためには、 もう一つの重要な情報を知るこ
とが必要だ。
以下、 その 「もう一つの重要な情報」 についてお知らせしたい。
◆普天間問題と海兵隊グアム移転
に関する日米交渉の経過
「世にも不思議な物語」。
これは、戦後史に残る謀略事件・松川事件を評した作家・宇野浩二のことばとして
知られる。 ところが今、 その松川に劣らぬ、 いやそれよりもずっとスケールの
大きな 「世にも不思議な物語」 が進行中なのである。
沖縄の普天間基地移設をめぐる問題である。
普天間基地の移設先を、 鳩山首相は5月中に決定、 この問題に決着をつけると
言明した。
できなければ、 退陣という事態もあり得る。
ところが実は、 米軍はすでに沖縄の海兵隊は、普天間の航空隊も含め、グアムへ
移すと決めて、 その準備を着々とすすめているのだ。
まさか! と思われるだろうが、事実である。
沖縄の海兵隊の一部がグアムに移転することは、 日本でも周知のことである。
それは2005年10月、 日米双方の外務・防衛大臣による協議(2+2)でき
まった。
「日米同盟:未来のための再編と変革」 と題する合意である。
この中で、 日本政府は、 辺野古沿岸から大浦湾にかけ長さ1,800メートル
の滑走路をもつL字型の 「普天間代替施設」 を設置することを約束、 その実現
を条件に、 在沖海兵隊員の約7,000名とその家族をグアムへ移転させることが
決まった。
この合意を受け、翌06年5月、同じく2+2で「再編実施のためのロードマップ」
に合意する。
その中で、辺野古に新設する代替施設には、 1,800メートルの滑走路を2本、
V字型に配置することになり、これの実現を条件に、沖縄の海兵隊は「約8,000
名の要員と、その家族9,000名は、部隊の一体性を維持するような形で2014
年までにグアムに移転する」(下線は筆者、以下同じ)となった。
そしてこの海兵隊グアム移転のための「施設およびインフラの整備」の費用、約
103億ドルのうち、日本は約61億ドル(6割)を負担することとなった。
このあと、「ロードマップ」を実行するため、日本政府は07年8月、「駐留軍等
(米軍のことだ!)の再編の円滑な実施に関する特別措置法」を施行、米国への資金
提供の準備をととのえてきた。
◆グアムに移転するのは
司令部要員だけではない
以上が、 普天間基地問題と海兵隊のグアム移転に関する日米交渉の経過である。
これだけを見れば、交渉内容に問題はあっても、経過についてはとくに疑問はない。
これのどこが 「世にも不思議な物語」か、ということになろう。
ところが、移転する海兵隊隊員の内訳を見てみると、大きな「?」が浮かんでくる。
「ロードマップ」には、グアムに移転する海兵隊員については次のように書かれて
いる。
「移転する部隊は、第3海兵機動展開部隊の指揮部隊、第3海兵師団司令部、第3
海兵後方群司令部、第1海兵航空団司令部、及び第12海兵連隊司令部を含む」
これを読めば、だれもがグアムへ移転するのは「指揮部隊と司令部」要員だと思う
だろう。
ところが、沖縄に駐留する海兵隊員の数は、昨年9月の時点で1万2,000人で
ある(沖縄県基地対策課)。
全海兵隊員1万2,000のうち、司令部要員が8,000を占めるなどというこ
とがあるだろうか? 軍事のシロウトでも、そんな軍隊があるはずはないことがわか
るだろう。
誤魔化しは、先の引用文の文末にある。それは 「……司令部を含む」となってい
た。
全部が司令部要員というのではなく、「を含む」、つまり司令部だけでなく他の実
戦部隊や後方支援(兵站)部隊も移転するということを、言外に述べているわけだ。
そのことは、この引用文のすぐ前にあった、これも先に引用した文章の中にあった。
「8,000名の(海兵隊)要員は、部隊の一体性を維持するような形で……移転
する」
一般に軍隊は、司令部、実戦部隊、後方支援部隊の3つの要素から成り立つが、強
襲揚陸をはじめとする海兵隊の作戦行動は、陸上部隊が航空部隊(とくにヘリ部隊)
や海軍(隊員を輸送する)と一体となって行なうのが特徴だ。
したがって、この陸・空・海、とくに陸と空が切り離されて分散配置されることは、
司令部と実戦部隊がバラバラに配置されるのと同様、とうてい考えられない。
そこで、当然のことながら、グアムへ移転する海兵隊は「部隊の一体性を維持する
ような形で……移転する」とされたのである。
そしてその「一体性」の中には当然、普天間基地を拠点とする海兵航空部隊も含ま
れる。だから、グアムへ行く司令部要員の中に「第1海兵航空団司令部」も含まれな
ければならなかったのである。
先に述べたように、現在沖縄に駐留する海兵隊は1万2,000である(実際のと
ころはわからない)。その3分の2に当たる8,000人がグアムへ移転する。その
中には、 普天間の航空隊の本隊が含まれる。
残るのは、 わずかに4,000人である。
この4,000人については、 「ロードマップ」はこう述べている。
「沖縄に残る米海兵隊の兵力は、司令部、陸上、航空、戦闘支援及び基地支援能力
といった海兵空地任務部隊の要素から構成される」
つまり、3分の1の規模に縮小された海兵隊が、沖縄に残ることになる。
この縮小された海兵隊のために、辺野古と大浦湾のジュゴンとサンゴの海をつぶし
て、1,800メートルの滑走路2本と軍港をもつ新たな基地を造ろうとしているの
である。
日本の小泉政権と米ブッシュ政権が合意した「ロードマップ」の文面だけからでも、
これだけの「?」が浮かんでくる。
さらにその上に、日本のメディアが目をつぶってきた米軍の計画を見ると、この
「ロードマップ」と連動した、しかしそれをはるかに上回る「?」と「!」が浮上し
てくるのである。
つづきを読む
http://www.masrescue9.jp/press/umeda/umeda.html
つづきの内容は下記のとおりです。
下のURLをクリックしてお読みください。
http://www.masrescue9.jp/press/umeda/umeda.html
◆着々と進んできた
米軍の 「グアム統合計画」
◆グアムへ行くのは
沖縄海兵隊と原子力空母、 陸軍ミサイル防衛隊
◆沖縄からの海兵航空隊は
アンダーセン空軍基地へ
◆吉田健正著 『米軍のグアム統合計画
沖縄の海兵隊はグアムへ行く』
四六判・160ページ・1260円(税込)・高文研発行
(03-3295-3415)
(マスコミ九条の会HPより了解を得て部分転載)
「知ったことは知らせる」私は、きょうも「転載」です。
都立3小児病院存続を求める
2.21 都民のつどい
日時 2月21日(日)
開会午後1:30・閉会午後3:30
閉会後、池袋駅東口で署名宣伝行動
場所 みらい座いけぶくろ(豊島公会堂)
(JR・地下鉄・西武・東武線「池袋」下車 東口より徒歩7分)
主催 2.21行動実行委員会(東京地評内)
TEL 03-5395-3171 FAX 03-5395-3240
転送歓迎・転送歓迎
◆◆◆◆◆◆◆ DAYS6周年記念イベントのご案内 ◆◆◆◆◆◆◆
お早目にお申込みください!
http://daysjapanblog.seesaa.net/article/138768994.html
*編集長 広河隆一より
・「存続キャンペーン」の結果報告
DAYSは存続できることになったのか、結果はイベント直前に判明します。
少しずつ明るい希望が見えてきました。でもまだあと目標まで240人!
・今後のDAYSについて-フォトジャーナリスト学校第2期募集
*第6回DAYS国際フォトジャーナリズム大賞受賞作品発表(スクリーン上映)
・審査風景の上映もあります(審査員講評含む)
*会場の皆さまが審査員!!
「パブリック・プライズ(読者賞)」審査・発表
*スピーチ:樋口健二さん(フォトジャーナリスト、東京綜合写真学校)
他ゲスト交渉中
日時:2010年3月9日(火)19:00~21:00(18:30開場)
会 場:文京シビックホール 小ホール
参加費:700円
※定期購読バッチを提示されると500円になります。
※中学生以下、65歳以上の方は無料になります。
定 員:350名
お申込み方法:ウェブフォームからお申込み下さい。もしくはFAXにてお問い合わせください(03-3322-0353)
ウェブフォーム→ https://sv62.wadax.ne.jp/~daysjapan-net/kikaku/days-koudoku.html
連絡先:デイズジャパン 営業部
電話:03-3322-4150 FAX:03-3322-0353
Email: kikaku@dayajspa.net
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆転送歓迎・転送歓迎
DAYS6周年記念イベントは過去に類を見ないイベントとなります。
なぜなら、廃刊するかそれとも存続できるかどうか、どの出版社にとっても社外秘とする内容を報告する会になるからです。
このような状況は、2004年のDAYS JAPAN発刊以来、初めてのことです。
存続できる人数まであと240人!
キャンペーン開始からすでに1300人以上の定期購読お申込みを頂きました。
〆切前日にはキャンペーンの結果が見えるので、9日のイベントで報告させて頂きます。
その際、今までの発売傾向や書店売上の傾向などを、編集長の広河本人が具体的な数字を出しながら説明させて頂きます。
刻一刻と迫る〆切を前に、まだ人数に達していない現状にひやひやしています。
しかし、今までご協力頂いた皆さまの想いを形にするためにも、すべての手を尽くして、
イベントでは何としてでも「DAYS JAPANの存続が決定しました!」とご報告したいです。
皆さまから寄せられた沢山のメッセージで、DAYSの役割を改めて見つめなおしました。
存続の危機に立たされた今ほどDAYSの意義を自覚したことはありませんでした。
存続するからには、明確な意義、成果を果たす必要があります。
イラク戦争のあまりにもむごい光景は、戦争を許してしまった私たちにも責任があり、目をそらす権利はありません。
その想いが集まって生まれたDAYS JAPANが6周年を経て7年目を迎える今、これから先どんな役割を果たそうとしているのか。
メディアの姿が大きく変わったこの時代、どのように警鐘を鳴らし、私たちが世界中の人々とともに生きる権利を死守するのか。
まだ存続は決定していませんが、意気込みや希望をお話させて頂く予定です。
デイズフォトジャーナリスト学校の第2期も開催したいと思っています。
それも存続が決まってこそのこと。
3月9日までは存続すること、安定することを最優先に進めていきます。
イベント後半は、「第6回DAYS国際フォトジャーナリズム大賞」受賞作品を大型スクリーンで発表します。
山田洋次監督、歌手の加藤登紀子さんら新審査員を交えた8名が選んだ受賞作品15点の初公開です。
1位の作品は、いつもと違うテーマになりました。普遍的で地球的視野を持つテーマです。
最終審査に残ったけど、惜しくも入選しなかった30点ほどの作品から、皆さまが「いい」と思う作品を3~4点ほど選んで頂き、
「パブリック・プライズ」を決定します。「大切だ」「もっと広めるべきだ」という想いを一票にして投じてください。
全国だけでなく、海外にまで広がった「DAYS存続キャンペーン」。
その集大成がこのイベントに凝縮されています。
DAYSが存続するかどうか、スタッフと同じようにハラハラしながらこのキャンペーンを走り抜けてきた皆さまには是非集まって頂き、熱気あふれる中、DAYSの存続を発表したいと思います。
是非、周りの方にお声かけの上お越しください。
お申込み先(ウェブフォーム)https://sv62.wadax.ne.jp/~daysjapan-net/kikaku/days-6thevent.html
[JCJふらっしゅ]2010/02/16 1727号
「普天間問題」のウラに隠された真実
─進行中の米軍グアム統合計画の意図を探る─
沖縄の海兵隊の「7割」がグアムに移転する。日本が頼んだからではない。米軍自
身の世界戦略による「再編計画」のためだ。なのに、なぜ普天間の代替基地を差し出
さなくてはならないのか? メディアはなぜこれらの事実を伝えないのか?
安保改定から50年、普天間問題に象徴される日米同盟のゆがみを明らかにし、真
っ当な世論の形成をめざす!
日時:3月20日(土)開会 13:00~16:30 (開場 12:30分から)
場所:日本記者クラブ・10階ホール
(千代田区内幸町2-2-1 日本プレスセンター内 )
「米軍のグアム統合計画の実態」:吉田健正(国際問題ジャーナリスト。沖縄在住)
「ウラ安保に食われた日米関係」:前田哲男(軍事評論家)
「普天間問題とメディアの問題」:鳥越俊太郎(ジャーナリスト)
コーディネーター:桂 敬一(マスコミ九条の会呼びかけ人)
参加費:1000円、学生500円
主催:マスコミ九条の会 問合せ先:090-8580-6307(三枝)
メール:postmaster@masrescue9.jp
──────────────────────────────────────
<資料>
米海兵隊のグアム移転について(防衛省グアム移転事業室 平成21年8月)
http://www.masrescue9.jp/index_images/iten_guam210807.pdf
… … … … … … … …
マスコミ九条の会HP
http://www.masrescue9.jp/press/umeda/umeda.html
普天間問題と米軍グアム統合計画
─メディアはいつ眠りから醒めるのか─
梅田 正己(書籍編集者)
現在、 このマスコミ9条のホームページの冒頭には、防衛省が作成した 在沖米
海兵隊のグアム移転について」 というレポートが転載されている。
たいへん興味深く重要な情報だ。
しかしその重大さを正確につかみ取るためには、 もう一つの重要な情報を知るこ
とが必要だ。
以下、 その 「もう一つの重要な情報」 についてお知らせしたい。
◆普天間問題と海兵隊グアム移転
に関する日米交渉の経過
「世にも不思議な物語」。
これは、戦後史に残る謀略事件・松川事件を評した作家・宇野浩二のことばとして
知られる。 ところが今、 その松川に劣らぬ、 いやそれよりもずっとスケールの
大きな 「世にも不思議な物語」 が進行中なのである。
沖縄の普天間基地移設をめぐる問題である。
普天間基地の移設先を、 鳩山首相は5月中に決定、 この問題に決着をつけると
言明した。
できなければ、 退陣という事態もあり得る。
ところが実は、 米軍はすでに沖縄の海兵隊は、普天間の航空隊も含め、グアムへ
移すと決めて、 その準備を着々とすすめているのだ。
まさか! と思われるだろうが、事実である。
沖縄の海兵隊の一部がグアムに移転することは、 日本でも周知のことである。
それは2005年10月、 日米双方の外務・防衛大臣による協議(2+2)でき
まった。
「日米同盟:未来のための再編と変革」 と題する合意である。
この中で、 日本政府は、 辺野古沿岸から大浦湾にかけ長さ1,800メートル
の滑走路をもつL字型の 「普天間代替施設」 を設置することを約束、 その実現
を条件に、 在沖海兵隊員の約7,000名とその家族をグアムへ移転させることが
決まった。
この合意を受け、翌06年5月、同じく2+2で「再編実施のためのロードマップ」
に合意する。
その中で、辺野古に新設する代替施設には、 1,800メートルの滑走路を2本、
V字型に配置することになり、これの実現を条件に、沖縄の海兵隊は「約8,000
名の要員と、その家族9,000名は、部隊の一体性を維持するような形で2014
年までにグアムに移転する」(下線は筆者、以下同じ)となった。
そしてこの海兵隊グアム移転のための「施設およびインフラの整備」の費用、約
103億ドルのうち、日本は約61億ドル(6割)を負担することとなった。
このあと、「ロードマップ」を実行するため、日本政府は07年8月、「駐留軍等
(米軍のことだ!)の再編の円滑な実施に関する特別措置法」を施行、米国への資金
提供の準備をととのえてきた。
◆グアムに移転するのは
司令部要員だけではない
以上が、 普天間基地問題と海兵隊のグアム移転に関する日米交渉の経過である。
これだけを見れば、交渉内容に問題はあっても、経過についてはとくに疑問はない。
これのどこが 「世にも不思議な物語」か、ということになろう。
ところが、移転する海兵隊隊員の内訳を見てみると、大きな「?」が浮かんでくる。
「ロードマップ」には、グアムに移転する海兵隊員については次のように書かれて
いる。
「移転する部隊は、第3海兵機動展開部隊の指揮部隊、第3海兵師団司令部、第3
海兵後方群司令部、第1海兵航空団司令部、及び第12海兵連隊司令部を含む」
これを読めば、だれもがグアムへ移転するのは「指揮部隊と司令部」要員だと思う
だろう。
ところが、沖縄に駐留する海兵隊員の数は、昨年9月の時点で1万2,000人で
ある(沖縄県基地対策課)。
全海兵隊員1万2,000のうち、司令部要員が8,000を占めるなどというこ
とがあるだろうか? 軍事のシロウトでも、そんな軍隊があるはずはないことがわか
るだろう。
誤魔化しは、先の引用文の文末にある。それは 「……司令部を含む」となってい
た。
全部が司令部要員というのではなく、「を含む」、つまり司令部だけでなく他の実
戦部隊や後方支援(兵站)部隊も移転するということを、言外に述べているわけだ。
そのことは、この引用文のすぐ前にあった、これも先に引用した文章の中にあった。
「8,000名の(海兵隊)要員は、部隊の一体性を維持するような形で……移転
する」
一般に軍隊は、司令部、実戦部隊、後方支援部隊の3つの要素から成り立つが、強
襲揚陸をはじめとする海兵隊の作戦行動は、陸上部隊が航空部隊(とくにヘリ部隊)
や海軍(隊員を輸送する)と一体となって行なうのが特徴だ。
したがって、この陸・空・海、とくに陸と空が切り離されて分散配置されることは、
司令部と実戦部隊がバラバラに配置されるのと同様、とうてい考えられない。
そこで、当然のことながら、グアムへ移転する海兵隊は「部隊の一体性を維持する
ような形で……移転する」とされたのである。
そしてその「一体性」の中には当然、普天間基地を拠点とする海兵航空部隊も含ま
れる。だから、グアムへ行く司令部要員の中に「第1海兵航空団司令部」も含まれな
ければならなかったのである。
先に述べたように、現在沖縄に駐留する海兵隊は1万2,000である(実際のと
ころはわからない)。その3分の2に当たる8,000人がグアムへ移転する。その
中には、 普天間の航空隊の本隊が含まれる。
残るのは、 わずかに4,000人である。
この4,000人については、 「ロードマップ」はこう述べている。
「沖縄に残る米海兵隊の兵力は、司令部、陸上、航空、戦闘支援及び基地支援能力
といった海兵空地任務部隊の要素から構成される」
つまり、3分の1の規模に縮小された海兵隊が、沖縄に残ることになる。
この縮小された海兵隊のために、辺野古と大浦湾のジュゴンとサンゴの海をつぶし
て、1,800メートルの滑走路2本と軍港をもつ新たな基地を造ろうとしているの
である。
日本の小泉政権と米ブッシュ政権が合意した「ロードマップ」の文面だけからでも、
これだけの「?」が浮かんでくる。
さらにその上に、日本のメディアが目をつぶってきた米軍の計画を見ると、この
「ロードマップ」と連動した、しかしそれをはるかに上回る「?」と「!」が浮上し
てくるのである。
つづきを読む
http://www.masrescue9.jp/press/umeda/umeda.html
つづきの内容は下記のとおりです。
下のURLをクリックしてお読みください。
http://www.masrescue9.jp/press/umeda/umeda.html
◆着々と進んできた
米軍の 「グアム統合計画」
◆グアムへ行くのは
沖縄海兵隊と原子力空母、 陸軍ミサイル防衛隊
◆沖縄からの海兵航空隊は
アンダーセン空軍基地へ
◆吉田健正著 『米軍のグアム統合計画
沖縄の海兵隊はグアムへ行く』
四六判・160ページ・1260円(税込)・高文研発行
(03-3295-3415)
(マスコミ九条の会HPより了解を得て部分転載)