さくらおばさんの ひとりごと

日々の想いを綴ります。

新藤兼人さん

2007-09-02 | 平和
 『原爆の子』『第五福竜丸』『午後の遺言状』など、たくさんの映画を監督している新藤兼人さんは、現在95歳。

 いま『陸(オカ)に上(アガ)った軍艦』が上映中ですが、すでに次の作品『花は散れども』の準備が進んでいるそうです。

 以下は、「マガジン9条」から私が勝手にピックアップした新藤さんのお話です。
 ぜひ本文をお読みください。
 (http://www.magazine9.jp/interv/shindo/shindo.php



 僕が、戦争になぜ反対かと言うと、それは“個”を破壊し、“家庭”を破壊するからです。

 人間はどうやって死ぬかということは、人間の持っているひとつのテーマでしょう?誰もが考えますよ。

 (国家による戦争で)死んだ男の家族たちは、みんな何らかの形で破壊されていったでしょう。大黒柱を失って、愛する人を失って、二度と立ち上がれない人なんかもいたかもしれない。それを、名誉の戦死、だとか言っちゃいけないね。名誉でもなんでもないんだ。みんな絶望的に死んでいったんだから。

 国家として交戦権と軍隊を放棄したということは、ひじょうに立派なことでね。なかなかそんな発言はできるもんじゃないですよ。それを国家としてできたということは、戦争をやったことによる、わずかな宝ですね。だから戦後はこれをしっかりと守っていかなければならない。そして、憲法9条がなぜ生まれたかをよく見つめるということは、戦争をきちんと考えることなんですね。

 大事なことは、個が集まって国家を形成している。つまり政治も、みんなの個を守る、個の平和を守るという立場で行われなくちゃいけない。


          『陸に上った軍艦』 サイト

            http://www.oka-gun.com/intro/index.html


          上映館

            http://www.oka-gun.com/theater/index.html


 なんとかして観たいと思っています。




          

          高尾山の写真 ─ ケーブルカーから その3
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