さくらおばさんの ひとりごと

日々の想いを綴ります。

アーサー・ビナードさん。   映画「こんばんは」

2006-10-24 | 平和
 10月8日に、絵本「ここが家だ──ベン・シャーンの第五福竜丸」のことを書きました。

 この本の文章を書いたアーサー・ビナードさんへのインタビュー記事が、10月22日号の日曜版に載っています。
 そのなかでこんなお話をしています。

 「本当は、人間という生き物は、そんなに忘れっぽくないはずですけど。ただ、毎日テレビのまがいものニュース、ホワイトハウス本営発表の洪水に流されて、忘れてはいけないことまで忘れているんです。一人ひとり脳みそと心を鍛えて日々抵抗しなければ、大事なことをどんどん取り上げられてしまいます。
 ここで再び核兵器が使われる戦争を許したら、おしまいです。ぼくの母国が、朝鮮戦争でもベトナム戦争でも核兵器を使用できなかったのは、許さないという世界の市民の良識が力を発揮したからです。
         ・・・・・・・・・・
 安倍政権がどんなに憲法に冷水を注いでも、憲法そのものはビクともしない。危ないのは憲法ではなくて人間です。憲法の危機ではなく、ぼくら日本の生活者の危機なんです。わが身にひきつけて考えることが大切で、そこから行動する勇気と活力がわいてくる。行動さえすれば世の中は変わるはずです。」


           


 狛江市のWさんから、同人誌(私は同人ではありません。一読者です。)、家族新聞と一緒に、ドキュメンタリー映画「こんばんは」(文部科学省選定・東京都知事推奨)の上映チラシが届きました。

 夜間中学のことは、山田洋次さんの映画「学校」で、その存在を知りました。
 いま全国には170万人ほどの義務教育未修了者の方がいるそうです。
 それに対して夜間中学は全国で公立校が35校、ボランティアで運営されている学校が全国でおよそ20校、なのだそうです。
 様々な事情で中学に行かれなかった人にとって、夜間中学は生きるためにどうしても必要な存在だと思うのです。

   上映チラシから
      夜間中学で学んだこと
      夜間中学でかけ算九九を習いました
      平和の文字と共に願う心を学びました
      漢字で貧乏と書けるようになりました
      矛盾 必要悪 差別 権利 義務 責任の
      概念も学びました
      そして私は親を恨んでも問題の解決にならないこと
      親の後ろには社会の大きな流れがあることを学びました
      そして救われました 親を否定することは
      悲しいこと 苦しいことでしたから


        映画「こんばんは」上映とお話の会
    お話 「学ぶ楽しさ素晴らしさ」 見城 慶和 さん(元夜間中学教員)

    2006年11月22日(水) 午後6時30分開演(6時会場)
    会場:エコルマホール   小田急線「狛江」駅前
    料金:大人800円(当日1000円)
            障害者・中高生500円   小学生以下 無料

     主催:良い映画を観る会
     問い合わせ先:03-3480-3182(脇山) 
コメント (4)
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