雀部さん
純粋に私家版なのです。
ただ、数冊しか作ってなくて、私も借りて読みました。
面白いので、オンデマンドにすればいいのに、と言ってみたのですが、そんな気はないようです。残念。
中国大陸編では、上官が次々戦死したことで、図らずも、というか、やむなく、というか、部隊を指揮する立場になるのですが、そのときはすでに終戦直前。結局著者の任務は、江南に展開していた部隊を、一兵も脱落者を出さず無事南京まで連れてかえることになるわけです(そこで部隊が解散される)。
で、その任務は(ひとりだけ負傷がもとで亡くなりますが)果たされるのですが、共産党軍の追撃や匪賊の襲撃と戦いつつ(勝手に村から食料を調達することもできない。村人は豹変して牙を剥きます)行われた撤退作戦は手に汗握るもので、いや小説並みに面白かったです。
じつはその後の、南京で軍人から民間人に戻されてから、帰還船に乗船するため上海に移動するまでの話が、そのときは軍の後ろ盾がない身分となっていますから、辛酸を極める。これも面白かった!
いやいや、帰り着いた日本は焼け跡闇市の時代で、そこでも著者は体力と知力を尽くして商売人として成功していく。まるで「どてらい男激動編」かと思いました。
ちなみに「どてらい男激動編」のOPには、不肖わたくし、帰還兵の通行人役で闇市をさまようシーンが収録されております\(^o^)/
純粋に私家版なのです。
ただ、数冊しか作ってなくて、私も借りて読みました。
面白いので、オンデマンドにすればいいのに、と言ってみたのですが、そんな気はないようです。残念。
中国大陸編では、上官が次々戦死したことで、図らずも、というか、やむなく、というか、部隊を指揮する立場になるのですが、そのときはすでに終戦直前。結局著者の任務は、江南に展開していた部隊を、一兵も脱落者を出さず無事南京まで連れてかえることになるわけです(そこで部隊が解散される)。
で、その任務は(ひとりだけ負傷がもとで亡くなりますが)果たされるのですが、共産党軍の追撃や匪賊の襲撃と戦いつつ(勝手に村から食料を調達することもできない。村人は豹変して牙を剥きます)行われた撤退作戦は手に汗握るもので、いや小説並みに面白かったです。
じつはその後の、南京で軍人から民間人に戻されてから、帰還船に乗船するため上海に移動するまでの話が、そのときは軍の後ろ盾がない身分となっていますから、辛酸を極める。これも面白かった!
いやいや、帰り着いた日本は焼け跡闇市の時代で、そこでも著者は体力と知力を尽くして商売人として成功していく。まるで「どてらい男激動編」かと思いました。
ちなみに「どてらい男激動編」のOPには、不肖わたくし、帰還兵の通行人役で闇市をさまようシーンが収録されております\(^o^)/
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兵站 (雀部陽一郎@「アニマ・ソラリス」)
2023-01-20 13:53:44
まあ「兵站」という単語があるくらいだから、全く理解してないということはないのでしょうが(笑)
林先生には、『太平洋戦争のロジスティクス』という著書もあって、こちらのほうは趣味的に出されているみたいです。
当時、陸軍の主要輸送手段が馬車だと知ってカルチャーショックをうけたのは内緒です(笑)
>小中で同級生だった友人のお父さんが自伝を出していて
これは私家版なのでしょうか。流通してない本だったら、林先生が読みたがられるかも。
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