こころの羅針盤

私の人生に待ちうける「意識」の大海原・・・心と身体と魂と、日々の感情生活を語ります。

詩歌女神の…夢

2014年08月23日 | 無意識の世界
ある朝、目覚めの直前まで、ちょっとよい夢をみていました。
登場するのは、私ともう一人…
芳しき香りの中で両者の心と魂が行き交います。
どうしてこんな夢を見たのか?ちょっと考えて合点がゆきました。
入眠前に読んだギリシャ神話の影響だと解りました。

夢の印象は神話の詩歌の女神たちの賛歌をそのまま映し出しているかのようでした。
たぶん女神たちの印象が夢の中に投影されたのです。

夢の中で二つの魂に働いていた、そこはかとない抑制が、
気になっていましたが、少し考えて、
なるほど、、と思うところがありました。
女神たちの賛歌を読み進めながら、強く残った箇所が関係していると。。。

(詩歌女神たちは) ヘリコン山の頂きで 舞い踊るのだ
晴れやかな愛らしい踊りを 力を籠めた足どりで。

力を籠めた足どりで。。。大地にしっかり足をつけて舞う。
読みながら、実にいいねと、思いました。
理屈で説明できませんが、この箇所が気に入ったのです。
夢のそこはかとない抑制と女神がちが地に足をつけて力強く舞うこと。
二つのことが自然で気持ちのよい感覚として自然に連想されたのでした。

記憶していることもあれば、目覚めたとたん忘れることもありますが、
神話によって少なからず夢が活性化されているような気がします。
わるいことではなさそうです。今の私に必要なことなのかもしれません。

頭をつかわず感じる読書として。何度も繰り返し読んでみたいと思っているところです。

使っているのはヘシオドス「神統記」廣川洋一訳、岩波文庫です。参考まで。
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