こころの羅針盤

私の人生に待ちうける「意識」の大海原・・・心と身体と魂と、日々の感情生活を語ります。

ネムノキの再生と…

2013年07月16日 | 未整理
ネムノキが畑と私の庭の境に高く大きく枝を広げています。
はじめて花を付けたのが2002の夏で、
これまでに台風の強風で二股の幹の中央に裂け目が入ったり、
鹿に角をこすりつけられ皮が剥がれて、みるも無残な姿になったりもしましたが、
人間の心配をよそに何があっても途切れることなく毎年花を咲かせ、
台風の後に応急処置したロープは年輪の一部に取り入れて、太く大きく成長しました。

新しい木肌が生まれています。驚くべき回復力。
 


ところで先日、九つ歳の離れた兄から思いがけない話を聞きました。
私が男の子を期待されて生まれきたとは兄に聞くまで、ちっとも知りませんでした。
生まれてみるまでは性別が判らない時代に、
男の子を期待していたのに生まれてきたら女の子だった。

自分が旧来の家制度の名残のような尾っぽを引きずって生まれてきたとは、
両親の、時代ゆえの気苦労をはじめて知った思いがしました。

親の気持ちはともかくとしても、自分でも、そうかそうか、そうだったのか。。。と、
腑に落ちるところがあったのも本当で、なぜそう感じるのか解らないけれど、
なんとなく感じてきた微妙な疎外感が払拭されて、
ずっと感じてきた兄姉の眼差しの謎が解けた気がしたのですね。

これまで肉親とか血縁の親密という感覚が、どうも苦手でした。

物理的にも気持ち的にも遠ざかっていたことは、現実吟味の結果であると同時に、
自己防衛的なものが強く働いていたことは確かです。
これからは無理して遠ざけることもないし無理して近づくこともない。

生き残った私たちは折々の自然体でやってゆけばよいのだと、漸く肩の力が抜けたのだと思います。
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